大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
みすゞさんの詩に出合うと、やさしい気持ちになります。それはみすゞさんのまなざしが、だれの心の中にもいる、大好きな自分に出合うからでしょう。みすゞさんのまなざしは「私とあなた」ではなく、「あなたと私」です。「地球に優しい」ではなく、「地球は優しい」と気づくまなざしです。私という人間は、私以外の全てによって成り立っているのです。まなざしを変えると見えてくる、うれしいみすゞさんの宇宙をご一緒に。みすゞさんとの出会い。みすゞさんのまなざしとはどのようなものであるのか。作品をご紹介しながら深いやさしいまなざしについて4回にわたって考えたいと思います。新規の方も、継続の方もお楽しみいただける内容です。

名前	矢崎 節夫
肩書き	金子みすゞ記念館館長
プロフィール	早稲田大学英文科卒業。在学中に童謡詩人佐藤義美、まど・みちおに師事。1982年、童話集「ほしとそらのしたで」(フレーベル館)で、第12回赤い鳥文学賞を受賞。詩人金子みすゞの埋もれた遺稿512編を発見し、「金子みすゞ全集」(JULA 出版局)として出版するなど、金子みすゞ作品の編集・発行に携わっている。著書「童謡詩人金子みすゞの生涯」で、第17回日本児童文学学会賞を受賞。近年は全国各地で講演を行なっている。著書に童謡集「僕がいないとき」(雁書館)、絵本「うさこのサンタクロース」(フレーベル館)、童話「せいくんとおねしょくん」(小峰書店)など。