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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-09-30 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:109

埼玉の近現代史を彩った女性たち

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 東松山校舎(埼玉県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
10月7日、14日、21日
11月4日、11日
(10月28日休)
講座回数
5
時間
10:00~11:30
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
10,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

≪埼玉の近現代史を学ぶ≫

第1回 近代秩父の女性たち【担当講師:宮瀧 交二】
 明治17(1884)年の秩父事件に象徴されるように、秩父地域の人々は、激動する社会の姿にいち早く目を向けました。なかでも秩父事件の中心メンバーであった井上伝蔵の姪にあたる井上直は、福沢諭吉らの婦人論を集めた『日本婦人纂論』を編集・出版した日本初の女性ジャーナリストとして知られています。このほか、小説家・大谷藤子など、秩父出身の女性文学者も御紹介します。

第2回 荻野吟子の生涯 歴史資料から見えてきた新たな人物像【担当講師:蛭間 健悟】
 現在、塙保己一、渋沢栄一と並んで“埼玉県三偉人”の1人とされているのが、武蔵国幡羅郡俵瀬(旧・妻沼町、現・熊谷市)出身の女医・荻野吟子です。明治18(1885)年の医術開業試験に合格し、公認女性医師の第一号として東京湯島に医院を開業しました。吟子の開業に至るまでの苦労の数々や、波乱に富んだその生涯を、最新の研究成果等をふまえてわかりやすくお話します。

第3回 お茶博士・辻村みちよの生涯【担当講師:神田 山吹】
 本学のオープンカレッジにも何度か御登壇していただいている、さいたま市出身の講談師・神田山吹さんが、お茶から、あのカテキンを発見したことでも知られている、足立郡桶川町(現・桶川市)出身の農学博士・辻村みちよの生涯を、講談で御紹介します。女性初の農学博士としても知られている辻村の、学問と教育一筋に捧げたその生涯を顧みてみましょう。

第4回 エリザベス・F・アプタンと埼玉-毛呂山町を中心として-【担当講師:平野 宣子】
 アメリカ出身の幼児教育事業者であるアプタンは、明治41(1908)年から日本で伝道活動を開始し、川越の初雁幼稚園の園長に就任したのを皮切りに、浦和、大宮、熊谷等で幼稚園を設立するなど、埼玉県の幼児教育に大きな足跡を残しました。昭和9(1934)年、毛呂山町に移り住み、町の幼児教育にも力を注ぎ、名誉町民第一号になりました。この機会にその献身的な伝道・教育活動をたどります。

第5回 埼玉の児童文学と女性作家たち-石井桃子・北川千代・壷井栄-【担当講師:宮瀧 交二】
 浦和に生まれた石井桃子、大寄村(現・深谷市)に生まれた北川千代、そして、実妹が熊谷市にいたため『母のない子と子のない母と』など熊谷ゆかりの作品を残した壷井栄、浦和に暮らし、川口市を舞台に『キューポラのある街』を発表した早船ちよなど、ゆかりの女性児童文学作家を御紹介します。

講師陣

名前 宮瀧交二
肩書き 大東文化大学文学部教授、埼玉県新座市教育委員会委員
プロフィール 立教大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻(日本史専修) 博士予備論文提出退学 博士(学術)[新潟大学大学院現代社会文化研究科]。専門は日本古代史、博物館学、観光歴史学。著書に『岡倉天心 思想と行動』[共著]他。(公社)日本博物館協会 平成25年度棚橋賞受賞。歴史科学協議会『歴史評論』編集長等で活動中。
名前 蛭間健悟
肩書き 熊谷市教育委員会 社会教育課市史編さん室主査
プロフィール 國學院大学院修士課程修了 文学修士(日本史学)。専門は日本中世史、熊谷周辺の地域史。論文に「戦国時代上武国境地域における曹洞宗の展開について」(『群馬歴史民俗』第40号)他。『熊谷市史』編さんの編集等で活動中。
名前 神田山吹
肩書き 講談師
プロフィール 埼玉県さいたま市出身。二代目・神田山陽に入門。平成18年真打ち昇進。現在、「あなたの隣の講談師」をキャッチフレーズに、親しみやすい講談で、各地の寄席や定席で活躍中。
名前 平良宣子
肩書き 毛呂山町歴史民俗資料館副館長兼係長
プロフィール 佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は民俗学。論文に『出雲伊波比神社のやぶさめ~民俗流鏑馬の保存・継承調査報告書』所収「歴史的変遷のまとめ~課題解決のために~」他。毛呂山町歴史民俗資料館の学芸員としても活動中。
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