講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-07 / その他趣味 / 学内講座コード:013
おとなのマンガ講座
- 開催日
- 土曜日
11月5日、12日、19日、26日
12月3日、10日
- 講座回数
- 6
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
埼玉県アニ玉祭関連行事
第1回 『機動戦士ガンダム』から『鬼滅の刃』へのメディア史【担当講師:近藤 和都】
あるアニメが人気を博す背景には、さまざまなメディア史的要因が関わっています。本講義では、一時代を築いたアニメを取り上げつつ、特定の日にち・時間帯にしかアニメを見られなかった時代から、動画配信が登場していつでも・どこでもアニメを視聴できるようになった過程を振り返り、時代ごとのアニメ経験の特徴を考えていきます。
第2回 アニメソングからみる身体性の歴史―ディズニー「白雪姫」の声が生まれるまで 【担当講師:周東 美材】
1920年代から1950年代にかけて、日本のレコード会社からは「童謡歌手」という少女歌手たちが次々に売り出されていった。彼女らは現在のアイドルさながらの人気を博していたが、その歌声は「黄色い歌声」と呼ばれるなど、かなり独特なもので、この時代を特徴づける声だった。本講座では、童謡歌手として活躍した「小鳩くるみ」の足跡をたどりながら、アニメとアニメソングの歴史を再考する。
第3回 「マンガ」から学ぶ人材育成の心理学【担当講師:井島 由佳】
家庭や職場において人材を育成することは、未来に繋ぐために必要不可欠なことです。様々な手法や考え方がありますが、身近な「マンガ」にも参考になる場面がたくさん描かれています。
マンガからは多くのことが学べます。心理学的な視点にたって、解説をしながら、年代の異なる人たちへのアプローチを考えていき、日常に生かせる心理学を学んでいきます。
第4回 サブカルチャーと国際政治:ゴルゴ13に見る【担当講師:土岐 寛】
「ゴルゴ13」は連載50年を突破している超人気コミックです。ゴルゴは国籍不明の超人的なスナイパー(狙撃手)ですが、ストイックで武士道精神に通じるところもあります。同時にそのテーマが国際政治に絡むものが多く、コミックには珍しいインパクトがあります。そのへんを考えてみたいと思います。
第5回 メディアが伝える「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」~少年ジャンプ作品が社会現象になるまで~【担当講師:野嶋 剛】
週刊少年ジャンプで同時期に連載され、コミックス・映画とも高い人気を集めた「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」だが、両作品を「社会現象」という視点で比較すると大きな落差が見られた。その背後にはジャーナリズムの取り上げ方が社会的インパクトを左右するメカニズムが存在する。両作品のメディア露出の傾向から、社会現象としてのマンガ・アニメのヒット作誕生の理由を考察する。
第6回 「はだしのゲン」を中心に日本漫画の海外受容【担当講師:スチュワート ロナルド】
初めて英訳された日本のマンガ本は1978年の『はだしのゲン』英語版であった。当時は平和運動のために訳された。英訳された日本のマンガが非常に人気を博している現在にも『ゲン』が古典マンガとして高く評価されて、広く教育の現場に使用されている。この講義では、アメリカにおける『ゲン』出版史と受容の変遷を注目しながら、英訳によるストーリーがいかに変わるのかを考察する。
第1回 『機動戦士ガンダム』から『鬼滅の刃』へのメディア史【担当講師:近藤 和都】
あるアニメが人気を博す背景には、さまざまなメディア史的要因が関わっています。本講義では、一時代を築いたアニメを取り上げつつ、特定の日にち・時間帯にしかアニメを見られなかった時代から、動画配信が登場していつでも・どこでもアニメを視聴できるようになった過程を振り返り、時代ごとのアニメ経験の特徴を考えていきます。
第2回 アニメソングからみる身体性の歴史―ディズニー「白雪姫」の声が生まれるまで 【担当講師:周東 美材】
1920年代から1950年代にかけて、日本のレコード会社からは「童謡歌手」という少女歌手たちが次々に売り出されていった。彼女らは現在のアイドルさながらの人気を博していたが、その歌声は「黄色い歌声」と呼ばれるなど、かなり独特なもので、この時代を特徴づける声だった。本講座では、童謡歌手として活躍した「小鳩くるみ」の足跡をたどりながら、アニメとアニメソングの歴史を再考する。
第3回 「マンガ」から学ぶ人材育成の心理学【担当講師:井島 由佳】
家庭や職場において人材を育成することは、未来に繋ぐために必要不可欠なことです。様々な手法や考え方がありますが、身近な「マンガ」にも参考になる場面がたくさん描かれています。
マンガからは多くのことが学べます。心理学的な視点にたって、解説をしながら、年代の異なる人たちへのアプローチを考えていき、日常に生かせる心理学を学んでいきます。
第4回 サブカルチャーと国際政治:ゴルゴ13に見る【担当講師:土岐 寛】
「ゴルゴ13」は連載50年を突破している超人気コミックです。ゴルゴは国籍不明の超人的なスナイパー(狙撃手)ですが、ストイックで武士道精神に通じるところもあります。同時にそのテーマが国際政治に絡むものが多く、コミックには珍しいインパクトがあります。そのへんを考えてみたいと思います。
第5回 メディアが伝える「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」~少年ジャンプ作品が社会現象になるまで~【担当講師:野嶋 剛】
週刊少年ジャンプで同時期に連載され、コミックス・映画とも高い人気を集めた「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」だが、両作品を「社会現象」という視点で比較すると大きな落差が見られた。その背後にはジャーナリズムの取り上げ方が社会的インパクトを左右するメカニズムが存在する。両作品のメディア露出の傾向から、社会現象としてのマンガ・アニメのヒット作誕生の理由を考察する。
第6回 「はだしのゲン」を中心に日本漫画の海外受容【担当講師:スチュワート ロナルド】
初めて英訳された日本のマンガ本は1978年の『はだしのゲン』英語版であった。当時は平和運動のために訳された。英訳された日本のマンガが非常に人気を博している現在にも『ゲン』が古典マンガとして高く評価されて、広く教育の現場に使用されている。この講義では、アメリカにおける『ゲン』出版史と受容の変遷を注目しながら、英訳によるストーリーがいかに変わるのかを考察する。
講師陣
名前 | 近藤和都 |
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肩書き | 大妻女子大学社会情報学部准教授、大東文化大学社会学部非常勤講師 |
プロフィール | 東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学際情報学)。専門はメディア研究。著書に『映画館と観客のメディア論-戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験』他。第8回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞。 |
名前 | 周東美材 |
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肩書き | 大東文化大学社会学部准教授 |
プロフィール | 東京大学大学院学際情報学府博士課程修了 博士(社会情報学)。専門は社会学・音楽学。著書に『童謡の近代―メディアの変容と子ども文化』、『「未熟さ」の系譜―宝塚からジャニーズまで』他。日本童謡協会日本童謡賞・特別賞他、多数受賞。CD『童謡100年の歩み』(日本コロムビア)の監修他で活動中。 |
名前 | 井島由佳 |
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肩書き | 大東文化大学社会学部助教、公認心理師 |
プロフィール | 東京家政大学大学院家政学研究科人間生活学専攻博士課程修了 博士(学術)。専門は教育心理学・キャリア心理学・マンガ心理学。著書に『「鬼滅の刃」流強い自分のつくり方』他。大学にて心理学に関する科目を担当。 |
名前 | 土岐寛 |
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肩書き | 大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | 京都大学法学部卒業 政策科学博士。専門は地方自治・都市政策。著書に『日本人の景観認識と景観政策』他。日本景観学会会長としても活動中。 |
名前 | 野嶋剛 |
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肩書き | 大東文化大学社会学部教授、ジャーナリスト |
プロフィール | 朝日新聞で長年海外特派員として勤務し、主に国際報道に従事。2019年から大東文化大学社会学部でジャーナリズム、メディア、東アジア政治などを教えている。『台湾とは何か』(第11回樫山純三賞受賞)『香港とは何か』『映画で知る台湾』『新中国論』など著書多数。 |
名前 | スチュワート ロナルド |
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肩書き | 大東文化大学社会学部教授 |
プロフィール | 名古屋大学大学院国際多元文化専攻博士後期課程修了 博士(学術)。専門は文化史。論文に「トゲのある漫画:ポスト3.11の日本のカートゥーン」他。日本マンガ学会員などで活動中。 |