講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-01 / 政治:経済:心理 / 学内講座コード:019
よくわかる中国事情
- 開催日
- 金曜日
5月22日
6月5日、19日
7月3日
- 講座回数
- 4
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 7,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
第1回 ウイグル族弾圧から見る習近平政権−民族政策と「中国化」への道−【担当講師:徳植 勉】
ウイグル族に対する民族政策は、あきらかに「中国化」をめざすものである。在日ウイグル人の生の声などを通し、その実態に迫る。その一方で、チベット族には穏和な対応をとっている。習近平政権がめざす民族政策について述べていく。
第2回 ‘不足の経済’から‘過剰の経済’へ【担当講師:小島 麗逸】
中国経済は建国以後初めて‘過剰の経済’というこれまでに経験したことのない問題に直面している。どこをどのように削るかの問題に直面し苦労している。‘過ぎたるは及ばざる’より問題の解決は難しい。この問題がどの部門で起っているかを講ずる。
第3回 西安事変と日中戦争−中共が対日戦争を仕掛けた理由−【担当講師:岡崎 邦彦】
西安事変後、蒋介石国民党と周恩来ら共産党との間で、抗日統一、国共合作交渉が開始された。蒋介石は周恩来へ中共、紅軍の解体を迫り、6月には中共組織を「溶化」し国民党内に取り込み、中共指導者毛沢東、紅軍総司令朱徳の「出洋」(海外への一時追放)を要求した。中共側は要求の一部を受入れざるを得ない状況にあった。この状況を逆転させることになったのが、1937年7月の盧溝橋事件であった。8月、日中戦争が拡大する中、蒋介石は中共と妥協して紅軍を「第八路軍」に改編し、中共の合法的地位を認めた。中共にとって盧溝橋事件を画策したのは西安事変と同様、蒋介石の軍事圧力から逃れるためだったのである。
第4回 中国の社会と文化に関する諸問題【担当講師:中嶋 幹起】
本講座では、中国の投げかける諸問題について時局にあわせたテーマをとりあげています。前回は「香港特別行政区基本法」と題し、緊張の高まっている香港についてお話ししました。今回も、香港・台湾を含め、東アジアの情勢を見ながら、テーマをしぼってお話しする予定でいます。
ウイグル族に対する民族政策は、あきらかに「中国化」をめざすものである。在日ウイグル人の生の声などを通し、その実態に迫る。その一方で、チベット族には穏和な対応をとっている。習近平政権がめざす民族政策について述べていく。
第2回 ‘不足の経済’から‘過剰の経済’へ【担当講師:小島 麗逸】
中国経済は建国以後初めて‘過剰の経済’というこれまでに経験したことのない問題に直面している。どこをどのように削るかの問題に直面し苦労している。‘過ぎたるは及ばざる’より問題の解決は難しい。この問題がどの部門で起っているかを講ずる。
第3回 西安事変と日中戦争−中共が対日戦争を仕掛けた理由−【担当講師:岡崎 邦彦】
西安事変後、蒋介石国民党と周恩来ら共産党との間で、抗日統一、国共合作交渉が開始された。蒋介石は周恩来へ中共、紅軍の解体を迫り、6月には中共組織を「溶化」し国民党内に取り込み、中共指導者毛沢東、紅軍総司令朱徳の「出洋」(海外への一時追放)を要求した。中共側は要求の一部を受入れざるを得ない状況にあった。この状況を逆転させることになったのが、1937年7月の盧溝橋事件であった。8月、日中戦争が拡大する中、蒋介石は中共と妥協して紅軍を「第八路軍」に改編し、中共の合法的地位を認めた。中共にとって盧溝橋事件を画策したのは西安事変と同様、蒋介石の軍事圧力から逃れるためだったのである。
第4回 中国の社会と文化に関する諸問題【担当講師:中嶋 幹起】
本講座では、中国の投げかける諸問題について時局にあわせたテーマをとりあげています。前回は「香港特別行政区基本法」と題し、緊張の高まっている香港についてお話ししました。今回も、香港・台湾を含め、東アジアの情勢を見ながら、テーマをしぼってお話しする予定でいます。
講師陣
名前 | 徳植勉 |
---|---|
肩書き | (一般社団法人)中国研究所所員 |
プロフィール | 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了 修士(国際学)。専門は東南アジア地域研究。著書論文に『一粒のアジア文化 アジア文化試論』他。第1回フーコー研究論文コンテスト優秀賞受賞他。日本国際客家文化協会理事他で活動中。 |
名前 | 小島麗逸 |
---|---|
肩書き | 大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | 一橋大学経済学部卒業。専門は中国経済論、アジア経済論。著書論文に『中国経済の巨大化と世界への影響』他。 |
名前 | 岡崎邦彦 |
---|---|
肩書き | 大東文化大学東洋研究所教授 |
プロフィール | 大東文化大学大学院修了 経済修士。専門は中国共産党史、日中関係史。著書論文は、『西安事変と中国共産党』、「管見日中国交正常化40周年」他。現在、東洋研究所共同研究「中国100年史研究」研究班を主宰している。 |
名前 | 中嶋幹起 |
---|---|
肩書き | 東京外国語大学名誉教授、元大東文化大学外国語学部教授 |
プロフィール | 東京外国語大学大学院修士修了 文学博士(東北大学)。専門は東アジアの言語。著書論文に『現代広東語辞典』他。金田一京助博士記念賞、新村出賞受賞。 |