講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-01 / 芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:018
能・狂言の中の寺・仏堂
- 開催日
- 金曜日
7月3日、10日、17日
- 講座回数
- 3
- 時間
- 10:00~12:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 7,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
こんなに楽しい伝統芸能の世界8
第1回 日本古代・中世の「村堂」について−能『鵜飼』を中心に−【担当講師:小林 晋也・宮瀧 交二】
日本古代・中世の村には、阿弥陀堂や薬師堂といった仏堂(村堂)があり、人々の信仰を集めていました。そしてまた、近年の研究により、こうした村堂は、単なる仏教施設にとどまらず、現在の地域の公民館のように、様々な村の機能を担っていたことが明らかになってきました。そのような村堂の様子は能『鵜飼』にもよく現れています。講義では、歴史史料と映像から、こうした村堂の実態に迫ります。
第2回 能の中の「清水寺」【担当講師:小林 晋也・宮瀧 交二】
能の話の中には各地の寺社仏閣がたくさん出てきます。その中でも清水寺は度々出てきますし、清水寺そのものが物語の舞台となる作品もあります。今回は清水寺が舞台となる「田村」「熊野」「花月」の三番をとりあげ、どの様に作品の中で描かれているのかを解説し、DVDで作品の一部を鑑賞していただき、一緒に謡い舞い腹式呼吸の発声法、武道にも通じる能の身体技法を体験していただきます。
第3回 狂言『鐘の音』−解題と鑑賞−【担当講師:善竹 大二郎・小林 晋也】
最終回は狂言にみる寺・仏堂について講義します。狂言の話の中にも色々な曲で色々な寺・仏堂が出てきますが、今回は主人より御使いを頼まれた家来の太郎冠者が勘違いし、鎌倉の寺を鐘をついて巡り、主人の元に帰りその鐘の音をつぶさに語り聞かせ主人に怒られる狂言『鐘の音』を能楽師・狂言方・大蔵流・善竹大二郎師と共に解題と一部を鑑賞し、最後に皆さんと一緒に狂言を体験していただきます。
第1回 日本古代・中世の「村堂」について−能『鵜飼』を中心に−【担当講師:小林 晋也・宮瀧 交二】
日本古代・中世の村には、阿弥陀堂や薬師堂といった仏堂(村堂)があり、人々の信仰を集めていました。そしてまた、近年の研究により、こうした村堂は、単なる仏教施設にとどまらず、現在の地域の公民館のように、様々な村の機能を担っていたことが明らかになってきました。そのような村堂の様子は能『鵜飼』にもよく現れています。講義では、歴史史料と映像から、こうした村堂の実態に迫ります。
第2回 能の中の「清水寺」【担当講師:小林 晋也・宮瀧 交二】
能の話の中には各地の寺社仏閣がたくさん出てきます。その中でも清水寺は度々出てきますし、清水寺そのものが物語の舞台となる作品もあります。今回は清水寺が舞台となる「田村」「熊野」「花月」の三番をとりあげ、どの様に作品の中で描かれているのかを解説し、DVDで作品の一部を鑑賞していただき、一緒に謡い舞い腹式呼吸の発声法、武道にも通じる能の身体技法を体験していただきます。
第3回 狂言『鐘の音』−解題と鑑賞−【担当講師:善竹 大二郎・小林 晋也】
最終回は狂言にみる寺・仏堂について講義します。狂言の話の中にも色々な曲で色々な寺・仏堂が出てきますが、今回は主人より御使いを頼まれた家来の太郎冠者が勘違いし、鎌倉の寺を鐘をついて巡り、主人の元に帰りその鐘の音をつぶさに語り聞かせ主人に怒られる狂言『鐘の音』を能楽師・狂言方・大蔵流・善竹大二郎師と共に解題と一部を鑑賞し、最後に皆さんと一緒に狂言を体験していただきます。
講師陣
名前 | 小林晋也 |
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肩書き | 重要無形文化財保持者総合認定、日本能楽会会員、能楽協会会員、宝生会会員、宝生流職分 |
プロフィール | 5歳より稽古を始め6歳で18世宝生宗家に入門、高校卒業後宗家内弟子として10年修行後宗家より許しを得て独立。千歳石橋道成寺乱を披く。関東および国内外各地の公演に出演。同門会「晋宝会」、市民サークル「能楽を楽しむ会」を主宰し東京、埼玉を中心に各種能楽教室、劇団公演への客演や他ジャンルの芸能とのコラボレーションなど様々な能楽普及活動や能楽の稽古による介護予防健康体操等で活動中。 |
名前 | 宮瀧交二 |
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肩書き | 大東文化大学文学部教授 |
プロフィール | 立教大学大学院文学研究科博士後期課程学位予備論文提出退学 博士(学術)。専門は日本古代・中世史、博物館学。埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。編著書に『歴史を読む』『人物・事件でわかる日本史』他。 |
名前 | 善竹大二郎 |
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肩書き | 能楽師大蔵流狂言方 |
プロフィール | 駒澤大学文学部卒業。現在、駒澤大学講師、善之会主宰、一般社団法人善竹狂言事務所代表理事、公益社団法人能楽協会東京支部会員。父善竹十郎及び祖父故善竹圭五郎に師事。3歳から稽古を始め、5歳の時『靱猿』の小猿役で初舞台。後に「末広がり」「千歳」「那須」「三番三」「釣狐」を披く。東京を中心に活動し、全国幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、大学にて、狂言の普及に尽力する。海外公演も多数参加。 |