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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-02 / その他教養 / 学内講座コード:111

ここまで進んだ「鎌倉街道」研究!

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 東松山校舎(埼玉県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
10月4日、11日、18日、25日
11月8日、15日
(11月1日休)
講座回数
6
時間
10:55~12:25
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
13,000円
定員
40
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

≪古代・中世の東国史を学ぶ Part28≫

第1回 「鎌倉街道」研究の現状と課題【担当講師:宮瀧 交二】
  埼玉県内には各地に「鎌倉街道」と呼ばれる古道が存在しています。これらの古道は、「鎌倉街道」上道(かみつみち)と同中道(なかつみち)のメインルート、またはその枝道の跡になります。こうした「鎌倉街道」についての研究も、文献史学・考古学・歴史地理学といった立場からの研究が蓄積され、様々な新しい事実が判明してきました。今回の講座では、こうした「鎌倉街道」研究の現状と課題を、わかりやすくお話します。
 
第2回 「鎌倉街道」上道(かみつみち)について<Part1>−毛呂山町周辺の古道と景観−【担当講師:佐藤 春生】
 毛呂山町の「鎌倉街道」は文化庁選定歴史の道百選に名を連ねる優れた歴史遺産です。高麗川と越辺川を渡河する毛呂山町の区間は中世由来の文化財も豊富です。「鎌倉街道」や遺跡の発掘調査の成果から古道と周辺の歴史的景観を復元し、「鎌倉街道」上道の楽しみ方を紹介します。
  
第3回 フィールドスタディー/武蔵国の「鎌倉街道」跡を訪ねて【担当講師:宮瀧 交二】
 今回のフィールドスタディーでは、実際に「鎌倉街道」跡を訪ねてみます。先ずは毛呂山町歴史民俗資料館を訪ね、「鎌倉街道」に関する展示を見学し、更に隣接する「鎌倉街道」跡とその関連遺跡を散策します。次に府中市郷土の森博物館に移動し、「鎌倉街道」に関する展示と、開催中の企画展「中世東国と改元」を見学します。最後に、国分寺市国分尼寺地区の「鎌倉街道」跡に移動し散策します。

第4回 掘り出された「鎌倉街道」苦林宿【担当講師:宮瀧 交二】
 フィールドスタディーで訪ねる毛呂山町川角堂山下では、「鎌倉街道」跡の隣接地から「鎌倉街道」苦林宿跡とみられる遺跡(堂山下遺跡)が発見されました。ここから復原された中世の景観は、典型的な「鎌倉街道」の風景として広く知られるようになりました。実際にこの堂山下遺跡の発掘調査を担当した宮瀧が、遺跡の概要とその意義について、わかりやすくお話します。

第5回 「鎌倉街道」上道(かみつみち)について<Part2>−寄居町を中心として−【担当講師:小林 高】
 「鎌倉街道」上道の推定経路上にある寄居町赤浜天神沢遺跡では、塚、墓坑に板碑を伴う道路跡が発見されています。また最近、「男衾郡塚田宿」と刻む応永二年銘鰐口が伝わる三嶋神社の近くでは、鋳物師の遺跡も見つかりました。発掘された道路跡や塚と、伝えられた金工品・石造物等との関係を読み解く試みによって、荒川の渡河地点を臨む中世「塚田宿」の景観を考えてみたいと思います。
 
第6回 「鎌倉街道」中道(なかつみち)について−「中道」と奥大道(おくだいどう)−【担当講師:青木 文彦】
 「鎌倉街道」研究はいわゆる「上道」を中心に進められてきましたが、近年では、「中道」や「下道」の研究も進みつつあります。今年2019年には、栃木県立博物館が奥大道を取り上げた企画展とシンポジウムを開催し、研究は新たな局面を迎えました。今回は、「中道」の別名ともいわれる、この奥大道研究の現状と課題を整理しながら、「上道」以外の「鎌倉街道」の世界へと誘います。 

備考

※フィールドスタディー(10月18日)当日はお弁当をご持参ください。拝観料等は各自負担となります。詳細は講座内で説明します。また当日は講座時間が通常とは異なります(9:00~17:00)ので予めご了承ください。なお、当日の道路状況により帰着時間が遅くなる場合があります。(観光バスを使用します。)

講師陣

名前 宮瀧交二
肩書き 大東文化大学文学部教授
プロフィール 立教大学大学院文学研究科博士後期課程学位予備論文提出退学 博士(学術)。専門は日本古代・中世史、博物館学。埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。編著書に『歴史を読む』『人物・事件でわかる日本史』他。
名前 佐藤春生
肩書き 毛呂山町教育委員会生涯学習課副課長兼歴史民俗資料館副館長
プロフィール 駒澤大学文学部卒業。専門は中世考古学(道と集落・墓域の景観)。著書論文に『鎌倉街道の風景 発掘でよみがえる埼玉の中世』(共著)収載「鎌倉街道上道と渡河点周辺の中世遺跡~毛呂山町堂山下遺跡と苦林宿周辺~」他。
名前 小林高
肩書き 寄居町教育委員会主査
プロフィール 明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。著書論文に「推定鎌倉街道上道跡−赤浜天神沢遺跡の発掘調査から探る男衾郡塚田宿−」他。現在寄居町立図書館に勤務。
名前 青木文彦
肩書き さいたま市教育委員会生涯学習部文化財保護課長
プロフィール 東北大学文学部卒業。専門は日本中世史。著書論文に「鎌倉幕府と東国寺社」「岩槻城大構の成立と城下町」他。
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