講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-02 / その他教養:その他趣味:芸術・文化 / 学内講座コード:110
1日体験・日本の伝統文化ー秋…冬への前奏曲(プレリュード)ー
- 開催日
- 金曜日
11月8日、15日、22日、29日
12月6日、13日
- 講座回数
- 6
- 時間
- 13:15~14:45
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
本講座では、秋から冬にちなんだ日本の伝統文化を1日体験していただきます。
日本美術鑑賞、日本舞踊、長唄三味線、茶道、和歌、華道と、贅沢なメニューを取りそろえたオムニバス形式の講座です。各分野でプロとして活躍中の外国語学部の講師陣が、日本の伝統文化と舞台芸術の真髄を語り、日本文化入門の手ほどきをいたします。この機会に、日本文化のさまざまな魅力に触れてみてください。きっと、その先には豊かな世界が広がってゆくことでしょう。
第1回 表千家茶道・茶の湯の歳時−開炉の茶会−【講座講師:菊池 明子】
千利休によって大成された茶の湯は、400年以上にわたって表千家不審菴に受け継がれてきました。茶の湯では、一服の茶をもって、主客(亭主と客)が共に楽しみ、心を通わせます。
旧暦十月(11月初旬)の立冬の頃は、茶の世界の新しい年のはじめです。この日を迎えて、夏の「風炉」をしまい、冬の「炉」を開きます(開炉)。そして、新たな茶壺の口封を切って、春に摘んだ新茶(葉茶)を使いはじめます(口切の茶会)。
茶庭の垣や青竹、茶室の畳や障子を一新する茶の正月にちなんで、かみなづきのひととき、「開炉」をテーマに立冬の茶席をご一緒に楽しみましょう。
※講座当日、水屋料(お抹茶、和菓子代)として、300円徴収いたします。
第2回 王朝の歌合で詠まれた秋【講座講師:オレグ・プリミアーニ】
秋にちなんで、「薄」「萩」「荻」をお題として、平安時代の「歌合」で詠まれた和歌を味わいます。『天禄三年(972)規子内親王前栽歌合』は村上天皇皇女が主催した歌合で、御前の庭に広がる秋の風景がテーマです。歌合は、和歌の紅白歌合戦です。左右に分かれて、二首の歌の優劣を競います。判者をつとめたのは、『和名類聚抄』撰者でもある漢学者、源順です。源順の判定と和歌を読み合わせながら、皆様とごいっしょに、王朝和歌の深い意味を読み取り、歌の優劣を考えてみましょう。
第3回 華道家元池坊・和と美の世界−花、逍遙−【講座講師:高橋 華風】
いけばなの根源・池坊は、京都・六角堂頂法寺の住職を務め、代々仏前に花を供え、室町時代に「いけばな」を生みだしました。
いけばなは、草木の生命と向かいあう心の文化です。日本人は古来、草木が自然の中で生きる姿を「和」と「美」と感じてきました。野山や水辺の身近な自然に触れる機会が、めっきり少なくなった昨今ですが、晩秋のひととき、じっくりと晩秋の草花に向かい合い、花のいのちをよりいっそう輝かせてみましょう。
生けたお花はお持ち帰りになって、お部屋に飾り、花のいのちを感じて下さい。
※講座当日、花材費として、1,000円徴収いたします。
第4回 長唄三味線−長唄で奏でる秋の風情−【講座講師:杵屋 喜太郎】
長唄は、江戸時代に歌舞伎の伴奏音楽として発展した三味線音楽であり、約400年の歴史をもつ日本の伝統芸能です。実際に三味線に触れ、長唄を唄ってみましょう。歌舞伎や日本舞踊の映像をごらんいただきながら、視覚的にも楽しんでいただきたいと思います。
今回は『秋の色種』など、秋を描いた曲を中心に取り上げる予定です。
※三味線を膝に置いていただくため、動きやすい服装でお越しください。
第5回 日本舞踊(花柳流)・紅葉笠−夏から秋、そして冬へと移ろう季節の長唄−【講座講師:花柳 楽彩】
長唄『紅葉笠』の実演をごらんいただき、日本舞踊の楽しみ方を実演・映像・解説を交えてお話します。夏から秋、そして、冬へと移ろう風情をお楽しみください。
また、日本舞踊の動きには、体幹が深く関係します。日常の立ち座りなどの動作も、ちょっとしたコツを知ることにより、美しい所作となります。実際にお扇子を持って、日本舞踊の基本的な動作を学び、小曲を踊ってみましょう。
※お着物、または動きやすい服装でお越しください。
第6回 発見!仏像の魅力−平安時代前~中期−【講座講師:菅野 友巳】
仏像は、仏教の開祖・釈迦の教えを記した経典の記述にもとづいて、「かたち」として表現された彫像です。当時の人々にとって、仏像を作ることは悩みや苦しみを取りのぞくことでした。そのため、仏像はあらゆる階層の人々の信仰の対象となりました。仏像制作の後ろ盾となった天皇や貴族のみならず、庶民をもふくむ当時の人々の心を反映して、個性的な姿の仏像が多く作られています。
前々回の「飛鳥・奈良時代の仏像」に引き続き、今回は平安時代1(前期から中期)に焦点をあてて、仏像の魅力に迫りたいと思います。
日本美術鑑賞、日本舞踊、長唄三味線、茶道、和歌、華道と、贅沢なメニューを取りそろえたオムニバス形式の講座です。各分野でプロとして活躍中の外国語学部の講師陣が、日本の伝統文化と舞台芸術の真髄を語り、日本文化入門の手ほどきをいたします。この機会に、日本文化のさまざまな魅力に触れてみてください。きっと、その先には豊かな世界が広がってゆくことでしょう。
第1回 表千家茶道・茶の湯の歳時−開炉の茶会−【講座講師:菊池 明子】
千利休によって大成された茶の湯は、400年以上にわたって表千家不審菴に受け継がれてきました。茶の湯では、一服の茶をもって、主客(亭主と客)が共に楽しみ、心を通わせます。
旧暦十月(11月初旬)の立冬の頃は、茶の世界の新しい年のはじめです。この日を迎えて、夏の「風炉」をしまい、冬の「炉」を開きます(開炉)。そして、新たな茶壺の口封を切って、春に摘んだ新茶(葉茶)を使いはじめます(口切の茶会)。
茶庭の垣や青竹、茶室の畳や障子を一新する茶の正月にちなんで、かみなづきのひととき、「開炉」をテーマに立冬の茶席をご一緒に楽しみましょう。
※講座当日、水屋料(お抹茶、和菓子代)として、300円徴収いたします。
第2回 王朝の歌合で詠まれた秋【講座講師:オレグ・プリミアーニ】
秋にちなんで、「薄」「萩」「荻」をお題として、平安時代の「歌合」で詠まれた和歌を味わいます。『天禄三年(972)規子内親王前栽歌合』は村上天皇皇女が主催した歌合で、御前の庭に広がる秋の風景がテーマです。歌合は、和歌の紅白歌合戦です。左右に分かれて、二首の歌の優劣を競います。判者をつとめたのは、『和名類聚抄』撰者でもある漢学者、源順です。源順の判定と和歌を読み合わせながら、皆様とごいっしょに、王朝和歌の深い意味を読み取り、歌の優劣を考えてみましょう。
第3回 華道家元池坊・和と美の世界−花、逍遙−【講座講師:高橋 華風】
いけばなの根源・池坊は、京都・六角堂頂法寺の住職を務め、代々仏前に花を供え、室町時代に「いけばな」を生みだしました。
いけばなは、草木の生命と向かいあう心の文化です。日本人は古来、草木が自然の中で生きる姿を「和」と「美」と感じてきました。野山や水辺の身近な自然に触れる機会が、めっきり少なくなった昨今ですが、晩秋のひととき、じっくりと晩秋の草花に向かい合い、花のいのちをよりいっそう輝かせてみましょう。
生けたお花はお持ち帰りになって、お部屋に飾り、花のいのちを感じて下さい。
※講座当日、花材費として、1,000円徴収いたします。
第4回 長唄三味線−長唄で奏でる秋の風情−【講座講師:杵屋 喜太郎】
長唄は、江戸時代に歌舞伎の伴奏音楽として発展した三味線音楽であり、約400年の歴史をもつ日本の伝統芸能です。実際に三味線に触れ、長唄を唄ってみましょう。歌舞伎や日本舞踊の映像をごらんいただきながら、視覚的にも楽しんでいただきたいと思います。
今回は『秋の色種』など、秋を描いた曲を中心に取り上げる予定です。
※三味線を膝に置いていただくため、動きやすい服装でお越しください。
第5回 日本舞踊(花柳流)・紅葉笠−夏から秋、そして冬へと移ろう季節の長唄−【講座講師:花柳 楽彩】
長唄『紅葉笠』の実演をごらんいただき、日本舞踊の楽しみ方を実演・映像・解説を交えてお話します。夏から秋、そして、冬へと移ろう風情をお楽しみください。
また、日本舞踊の動きには、体幹が深く関係します。日常の立ち座りなどの動作も、ちょっとしたコツを知ることにより、美しい所作となります。実際にお扇子を持って、日本舞踊の基本的な動作を学び、小曲を踊ってみましょう。
※お着物、または動きやすい服装でお越しください。
第6回 発見!仏像の魅力−平安時代前~中期−【講座講師:菅野 友巳】
仏像は、仏教の開祖・釈迦の教えを記した経典の記述にもとづいて、「かたち」として表現された彫像です。当時の人々にとって、仏像を作ることは悩みや苦しみを取りのぞくことでした。そのため、仏像はあらゆる階層の人々の信仰の対象となりました。仏像制作の後ろ盾となった天皇や貴族のみならず、庶民をもふくむ当時の人々の心を反映して、個性的な姿の仏像が多く作られています。
前々回の「飛鳥・奈良時代の仏像」に引き続き、今回は平安時代1(前期から中期)に焦点をあてて、仏像の魅力に迫りたいと思います。
講師陣
名前 | 菊池明子 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 表千家茶道講師、茶名は菊池宗明。表千家同門会会員。 |
名前 | オレグ・プリニアーニ |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 大東文化大学大学院外国語学研究科日本言語文化学専攻博士課程後期課程修了 博士(日本言語文化学)。専門は三十六歌仙。論文に「江戸初期の東照宮三十六歌仙扁額の歌仙和歌本文−日光本系統・久能山本系統を中心に−」(『水門』第26号)他。 |
名前 | 高橋華風 |
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肩書き | 元大東文化大学外国語学部講師、池坊准華督 |
プロフィール | 池坊お茶の水学院卒業。1970年最高職準華督取得。2001年より大東文化大学外国語学部日本語学科でいけばなを指導。華道家元池坊特別会員講習会「立花」「自由花」、旧七夕会池坊全国華道展をはじめ、2001年「チャリティー花遊びカントリーミュージック」、2014年「輝きの季心でいける」等、幅広く活動。 |
名前 | 杵屋喜太郎 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 早稲田大学在学中に長唄に興味を持ち、卒業後、杵屋直吉師に入門。平成11年に長唄宗家杵屋喜三郎師より杵屋喜太郎の名を許される。杵屋彌四郎師・松永忠次郎師にも師事。現在、歌舞伎・日本舞踊・演奏会などの舞台に出演。長唄協会会員。 |
名前 | 花柳楽彩 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 日本舞踊協会会員、花柳流師範。長唄三味線演奏家の父、日本舞踊家の母のもとで、幼少時より日本舞踊を始める。平成10年より重要無形文化財であった故・二世花柳壽楽師の内弟子として10年間修業を積み、現在は三代目花柳寿楽師、花柳典幸師に師事。現在、読売文化センター恵比寿、学習院女子中高日舞部で日本舞踊を教えながら、舞台などで活躍。日本舞踊協会主催文化庁共催平成31年「各流派合同新春舞踊大会」最優秀賞受賞。 |
名前 | 菅野友巳 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師、大東文化大学東洋研究所兼任研究員 |
プロフィール | 日本大学芸術学部大学院博士後期課程単位取得満期退学。専門は舞台芸術、舞台形成論。 |