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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-20 / その他教養:日本史 / 学内講座コード:012

日本古代史講座−文献史学と考古学にみる邪馬台国論−

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
10月11日、18日、25日
11月8日、15日
(11月1日休)
講座回数
5
時間
10:30~12:30
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
9,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

第1回 邪馬台国論争の研究史をめぐって【担当講師:小林 敏男】
 今回は、考古学の分野から三角縁神獣鏡の第一人者である車崎正彦氏をお招きして、文献史学(小林)と考古学の方面からの異なるアプローチによる邪馬台国論(所在地論争が中心)を展開してみたいと思っています。第1回目は、今までの邪馬台国論争の研究史をふりかえって、どのような特徴と問題点(重要性)があるのかを考えてみようと思っています。

第2回 大作冢径百餘歩【担当講師:車崎 正彦】
 魏志倭人伝には、親魏倭王卑弥呼の墓は径百餘歩(145m以上)の墳墓と記録されています。径145m以上の円墳はないし、戦後の通説では古墳の出現は300年頃とされていたので、卑弥呼の墓は古墳ではないと考えられてきました。しかし新しい年代観は、卑弥呼の墓が古墳であった可能性を支持しています。本講では、卑弥呼の死から埋葬への物語について解説します。

第3回 銅鏡百枚【担当講師:車崎 正彦】
 景初三年(239)、魏の幼帝曹芳は倭の女王卑弥呼を親魏倭王に封じました。詔書に記された倭の下賜品に「銅鏡百枚」があります。「銅鏡百枚」を三角縁神獣鏡と富岡謙蔵が説いてから百年、いまも議論が続いているのは、邪馬台国所在地論争に深くかかわるからです。本講では、三角縁神獣鏡の論点について解説します。

第4回 女王国と邪馬台国の併存・対立・ゆくえ(1) 【担当講師:小林 敏男】
 筆者は、陳寿の『魏志倭人伝』における地理観や行程記事における日数記事と里数記事との質的な違いから、二つのヤマト国(女王国と邪馬台国)の併存を唱えてきました。北九州の女王国(北九州のヤマト)と畿内大和の邪馬台国(ヤマト国)の併存です。この二つのヤマト国(女王国と邪馬台国)は同一の国(国家)ではなく、異なる政治構造をもった国(国家)であったことを述べてみたいと思っています。

第5回 女王国と邪馬台国の併存・対立・ゆくえ(2)【担当講師:小林 敏男】
 女王国(北九州のヤマト国)と邪馬台国(畿内大和のヤマト国)はどのように対立・抗争してきたかは不明な点も多いが、最終的には女王国は畿内大和の邪馬台国に併呑されることになる。その辺の二つのヤマト国の歴史的運命を推測を重ねることになるが、提示してみたいと思っています。

講師陣

名前 小林敏男
肩書き 大東文化大学名誉教授
プロフィール 東京教育大学大学院博士課程修了 歴史学博士。専門は日本古代史。著書に『日本国号の歴史』他。
名前 車崎正彦
肩書き 早稲田大学教育学部講師
プロフィール 早稲田大学第一文学部卒業。専門は考古学。著書論文に『考古資料大観 鏡』他。
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