大学公開講座のセカンドアカデミー

日露戦争期におけるボストン生活

　４０代の天心はボストンと日本を行き来する生活スタイルとなった。その間に英文三部作のＴｈｅ　Ａｗａｋｅｎｉｎｇ　ｏｆ　Ｊａｐａｎ（１９０４） を刊行し、Ｔｈｅ　Ｂｏｏｋ　ｏｆ　Ｔｅａ（１９０６）の基になる講演を行った。セントルイス万博での講演やボストン美術館の内装変更も実施した。この数年間のボストン生活を概観したうえでＴｈｅ　Ａｗａｋｅｎｉｎｇ　ｏｆ　Ｊａｐａｎを読んでみたい。それは単なるナショナリズムの書ではなく、女性の平等（女帝政も含む）をも論じた書である。
　本講座はシリーズですが、初めての方も歓迎しますし、ゼミ的でアット・ホームな雰囲気です。

名前	岡倉登志
肩書き	大東文化大学名誉教授
プロフィール	明治大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学　修士（文学）。専門は西洋史、明治時代の世界史、アフリカ政治（史）。著書『二つの黒人帝国』で駿台史学会賞受賞。『曾祖父岡倉覚三　岡倉天心の実像』他天心関係の著作多数。天心研『鵬の会』代表。