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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-07-18 / その他教養:世界史 / 学内講座コード:999

類書への招待−中国の古典的百科事典

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
土曜日
7月20日、27日
8月3日
講座回数
3
時間
10:30~12:00
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
 - 
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

類書への招待−中国の古典的百科事典
《東洋研究所では2023年に迎える100周年に際しての原典資料の整理・訳注刊行物促進事業の一環として、各共同研究部会による特集的公開講座を開催します。本年度の講座では、第2班(課題:日中文学の比較文学的研究−『藝文類聚』を中心にして−)の研究員が、中国類書に関してお話します。》

第1回 類書と『藝文類聚』【担当講師:中林 史朗】
 中国の類書の内容、歴代の代表的類書の紹介、及び日本で作られた類書等に就いて、簡単な概略を述べた後、現存最古の完本類書である『藝文類聚』に就いて、詳しく述べます。本講座では、『藝文類聚』の成立、内容、構成、編集者等々を取り上げ、最後に、東洋研究所で何故『藝文類聚』の読解が行われて来たか、愚見を述べたいと思います。

第2回 宋代以降の類書とその周辺【担当講師:小塚 由博】
 中国の類書、とりわけ宋代から清代に至るまでの書物を取り上げます。宋代には『太平広記』『太平御覧』『冊府元亀』、明代には『永楽大典』、清代には『佩文韻府』『古今図書集成』等の大部の類書が国家プロジェクトとして編纂されました。その一方、様々な用途に応じて分野(科挙・書簡・文学・氏姓・故事・啓蒙など)ごとに特化した類書も多数編纂されました。更に商人等の民間レベルでも日常の様々な知識を集めたいわゆる「日用類書」が編纂されます。本講座ではこれら類書の特徴について見ていきたいと思います。

第3回 日本史研究と『藝文類聚』【担当講師:小林 敏男、宮瀧 交二】
 日本の古典に『藝文類聚』が活用されていることは良く知られている。特に『日本書紀』の詔勅文などに『藝文類聚』が利用され、それによって詔勅の文章が潤色されていることは、小嶋憲之の『上代日本文学と中国文学 上』(昭和37年)に詳しい。また、森鴎外の『元号考』では、元号(年号)の勘文によく『藝文類聚』が引用され、元号の候補が提示されていることも興味深い。ところで、近年では少しずつ研究も進み『日本書紀』における『藝文類聚』の利用に関して異論も出始めている。今回の講座では、こうした日本史研究と『藝文類聚』との関わりについて御紹介したい。

備考

■申込受付期間 6月17日(月)から7月18日(木)まで
(インターネットメールのみにて受付)
メールに受講希望回・氏名・年齢を明記の上、下記のメールアドレスまでご送信下さい。(受講希望回は複数の申し込みが可能です。)
※E-mail:tokenji@ic.daito.ac.jp

講師陣

名前 中林史朗氏
肩書き 東洋研究所兼担研究員・本班主任、大東文化大学文学部中国文学科教授
プロフィール
名前 小塚由博氏
肩書き 東洋研究所兼担研究員、大東文化大学文学部中国文学科准教授
プロフィール
名前 小林敏男氏
肩書き 東洋研究所兼任研究員、大東文化大学名誉教授
プロフィール
名前 宮瀧交二氏
肩書き 東洋研究所兼担研究員、大東文化大学文学部歴史文化学科教授
プロフィール
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