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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-02 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:011

名作の〈おいしさ〉を味わう

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
6月7日、14日、21日
講座回数
3
時間
10:30~12:00
講座区分
数回もの 
入学金
5,000円
受講料
5,500円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

文学の描く〈食〉のさまざま

 文学作品は人々の日常的営みに深く関わるものですが、本講座は〈食〉をテーマにおいしく文学の散策をしたいと思います。井上ひさしのように、白米の御飯があれば満足と述べた人の気持ちも判りますが、文学作品の中においしそうな料理や食事の光景が現れるたびに、にわかに食欲を刺激されたりもします。夏目漱石の羊羹へのこだわり、斎藤茂吉の鰻への偏愛、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」の背景、吉本ばななの「キッチン」という空間の意味など、文学に現れたさまざまな〈食〉の意味を検討しつつ、作品自体の放つ魅力を味読したいと思います。日本文学を中心とした優れたガイドブックとしては、小山鉄郎著『文学はおいしい。』(作品社)がありますが、本講座では、外国文学にも食指を伸ばします。
 講座は全3回で進めます。/1.作家たちの食べ物へのこだわり/2.登場人物たちは何を食べているのか/3.どのように食事の光景が描かれているか
〈付記〉教材はプリントを配布します。

講師陣

名前 中村邦生
肩書き 大東文化大学名誉教授、作家
プロフィール 立教大学大学院英米文学専攻博士課程単位取得退学 文学修士。専門は比較文学・小説制作。著書に『転落譚』他。『文學界』(文芸春秋社)新人賞受賞。小島信夫作品集成(全24巻)編集委員等で活動中。
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