講座詳細情報
申し込み締切日:2019-04-02 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:011
名作の〈おいしさ〉を味わう
- 開催日
- 金曜日
6月7日、14日、21日
- 講座回数
- 3
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
文学の描く〈食〉のさまざま
文学作品は人々の日常的営みに深く関わるものですが、本講座は〈食〉をテーマにおいしく文学の散策をしたいと思います。井上ひさしのように、白米の御飯があれば満足と述べた人の気持ちも判りますが、文学作品の中においしそうな料理や食事の光景が現れるたびに、にわかに食欲を刺激されたりもします。夏目漱石の羊羹へのこだわり、斎藤茂吉の鰻への偏愛、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」の背景、吉本ばななの「キッチン」という空間の意味など、文学に現れたさまざまな〈食〉の意味を検討しつつ、作品自体の放つ魅力を味読したいと思います。日本文学を中心とした優れたガイドブックとしては、小山鉄郎著『文学はおいしい。』(作品社)がありますが、本講座では、外国文学にも食指を伸ばします。
講座は全3回で進めます。/1.作家たちの食べ物へのこだわり/2.登場人物たちは何を食べているのか/3.どのように食事の光景が描かれているか
〈付記〉教材はプリントを配布します。
文学作品は人々の日常的営みに深く関わるものですが、本講座は〈食〉をテーマにおいしく文学の散策をしたいと思います。井上ひさしのように、白米の御飯があれば満足と述べた人の気持ちも判りますが、文学作品の中においしそうな料理や食事の光景が現れるたびに、にわかに食欲を刺激されたりもします。夏目漱石の羊羹へのこだわり、斎藤茂吉の鰻への偏愛、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」の背景、吉本ばななの「キッチン」という空間の意味など、文学に現れたさまざまな〈食〉の意味を検討しつつ、作品自体の放つ魅力を味読したいと思います。日本文学を中心とした優れたガイドブックとしては、小山鉄郎著『文学はおいしい。』(作品社)がありますが、本講座では、外国文学にも食指を伸ばします。
講座は全3回で進めます。/1.作家たちの食べ物へのこだわり/2.登場人物たちは何を食べているのか/3.どのように食事の光景が描かれているか
〈付記〉教材はプリントを配布します。
講師陣
名前 | 中村邦生 |
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肩書き | 大東文化大学名誉教授、作家 |
プロフィール | 立教大学大学院英米文学専攻博士課程単位取得退学 文学修士。専門は比較文学・小説制作。著書に『転落譚』他。『文學界』(文芸春秋社)新人賞受賞。小島信夫作品集成(全24巻)編集委員等で活動中。 |