講座詳細情報
申し込み締切日:2018-05-11 / その他教養:心理 / 学内講座コード:018
よくわかる中国事情
- 開催日
- 金曜日
5月18日
6月1日、15日、29日
7月13日
- 講座回数
- 5
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
第1回 中国インターネット事情−官民ネット攻防戦−【担当:徳植 勉】
2017年にインターネット安全法が施行された。その背景には政府が、国内で急速に広がるインターネットの波を危惧していることが考えられる。民衆は微博やSNSなどで情報交換をしており、政府は監視しているが、すべてを管理しきれない状況にある。こうしたネットが世論の形成をしており、政府も世論誘導の裏技で対抗している。ネットを武器にした官民の攻防戦について考察していく。
第2回 共産党第19回全国大会の構想(1)【担当:小島 麗逸】
2017年10月共産党第19回全国大会で習近平主席が3時間に及ぶ報告を行なった。そのエッセンスにつき報告する。2050年に向けての壮大な構想が中心となっている。日本のGDPの2.6倍という巨大な経済を持つようになり、世界経済はもちろん日本経済の将来に甚大な影響を与えるものと考える。
第3回 共産党第19回全国大会の構想(2)【担当:小島 麗逸】
習近平の2050年に到る中国経済の構想の中核になっているのが‘一帯一路’計画である。その構想とこれまで実現されてきた情況を紹介し、日本への影響を考える。
第4回 中国の内政・外交・日中関係―中国の対外戦略に抗する【担当:岡崎 邦彦】
米ソ冷戦下の毛沢東時代、対外的に劣勢にあった中国は外交戦略をソ連一辺倒から自力更生・自主独立へと踏み出し、米ソ核超大国の脅威に対して、「第三世界」との統一戦線に外交の重心を移した。さらに鄧小平の時代、1989年「6・4事件」に対する先進諸国からの制裁に対し、また南シナ海問題をめぐるASEAN諸国の対中国連携に対し、中国はその切り崩しを図るため、二国間の「パートナーシップ」、経済援助などによる各個撃破戦略を採っている。今、中国の大国覇権主義に対し、日本の国民はどのような外交思想を持つべきか。
第5回 満洲族と満洲語【担当:中嶋 幹起】
中国で「満洲族」と称される人々は1200万人にのぼります。
満洲人の清朝が支配した時代、満洲語は清王朝の「国語」の地位にありました。
満洲語は、現在、新疆の一部で話されているほかには、消滅寸前の状態にありますが、いまも重要な言語であることに変わりありません。多民族国家の中国の側面をご紹介したいと思います。
2017年にインターネット安全法が施行された。その背景には政府が、国内で急速に広がるインターネットの波を危惧していることが考えられる。民衆は微博やSNSなどで情報交換をしており、政府は監視しているが、すべてを管理しきれない状況にある。こうしたネットが世論の形成をしており、政府も世論誘導の裏技で対抗している。ネットを武器にした官民の攻防戦について考察していく。
第2回 共産党第19回全国大会の構想(1)【担当:小島 麗逸】
2017年10月共産党第19回全国大会で習近平主席が3時間に及ぶ報告を行なった。そのエッセンスにつき報告する。2050年に向けての壮大な構想が中心となっている。日本のGDPの2.6倍という巨大な経済を持つようになり、世界経済はもちろん日本経済の将来に甚大な影響を与えるものと考える。
第3回 共産党第19回全国大会の構想(2)【担当:小島 麗逸】
習近平の2050年に到る中国経済の構想の中核になっているのが‘一帯一路’計画である。その構想とこれまで実現されてきた情況を紹介し、日本への影響を考える。
第4回 中国の内政・外交・日中関係―中国の対外戦略に抗する【担当:岡崎 邦彦】
米ソ冷戦下の毛沢東時代、対外的に劣勢にあった中国は外交戦略をソ連一辺倒から自力更生・自主独立へと踏み出し、米ソ核超大国の脅威に対して、「第三世界」との統一戦線に外交の重心を移した。さらに鄧小平の時代、1989年「6・4事件」に対する先進諸国からの制裁に対し、また南シナ海問題をめぐるASEAN諸国の対中国連携に対し、中国はその切り崩しを図るため、二国間の「パートナーシップ」、経済援助などによる各個撃破戦略を採っている。今、中国の大国覇権主義に対し、日本の国民はどのような外交思想を持つべきか。
第5回 満洲族と満洲語【担当:中嶋 幹起】
中国で「満洲族」と称される人々は1200万人にのぼります。
満洲人の清朝が支配した時代、満洲語は清王朝の「国語」の地位にありました。
満洲語は、現在、新疆の一部で話されているほかには、消滅寸前の状態にありますが、いまも重要な言語であることに変わりありません。多民族国家の中国の側面をご紹介したいと思います。
講師陣
名前 | 徳植勉 |
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肩書き | (一般社団法人)中国研究所所員 |
プロフィール | 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了 修士(国際学)。専門は東南アジア地域研究。著書論文に『一粒のアジア文化 アジア文化試論』他。第1回フーコー研究論文コンテスト優秀賞受賞他。日本国際客家文化協会理事他で活動中。 |
名前 | 小島麗逸 |
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肩書き | 大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | 一橋大学経済学部卒業。専門は中国経済論、アジア経済論。著書論文に『中国経済の巨大化と世界への影響』他。 |
名前 | 岡崎邦彦 |
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肩書き | 大東文化大学東洋研究所教授 |
プロフィール | 大東文化大学大学院修了 経済修士。専門は中国共産党史、日中関係史、中国外交。著書論文に「西安事変後の国共交渉−西安事変70周年」他。現在東洋研究所「中国21世紀の発展と課題」研究班を主宰している。 |
名前 | 中嶋幹起 |
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肩書き | 東京外国語大学名誉教授、元大東文化大学外国語学部教授 |
プロフィール | 東京外国語大学大学院修士修了 文学博士(東北大学)。専門は東アジアの言語。著書論文に『現代広東語辞典』他。金田一京助博士記念賞、新村出賞受賞。 |