大学公開講座のセカンドアカデミー

～更なる美術の謎にせまる！仏像・仏画を深く楽しく学ぼう～

　木や銅で作られる事の多い仏像の体内には何が入っているか御存知ですか？全ての仏像ではありませんが、像内納入品と呼ばれる驚くべく品々が納められていることがあります。例えば京都の清涼寺の釈迦如来像の中には布で作られた“内臓”が込められています！そしてこのような発見や調査を実現可能にしているのがＸ線ＣＴスキャン装置による分析です。海外でも、著名な名画に下絵と思われる別の絵の存在が発見された、といった報道を耳にすることがありますがまさに最新の科学的分析による成果の１つとして注目されています。この講座では最新の調査・研究方法によって今まで知り得なかった「美術の謎」を仏教美術を中心に学んでいきます。新たなる発見から、今までにない学ぶ楽しさを一緒に共有しましょう。

名前	花村統由
肩書き	美術史家
プロフィール	博士（教育学）。専門は日本美術史・美術教育（教科専門学）。著書論文に『日本中世史辞典』（共著）他。日本美術教育連合等で活動中。