講座詳細情報
申し込み締切日:2017-11-24 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:999
アジアの民族と文化
- 開催日
- 木曜日
11月9日、16日、23日
11月6日(月)までにハガキ・FAX・メールにて受付します。
ハガキ・FAXの場合は、本学オープンカレッジ秋期パンフレット該当ページをご利用ください。メールの場合は受講希望日・住所・電話番号・氏名(フリガナ)・性別・年齢を明記の上、下記のメールアドレスまでご送信ください。(受講希望回は複数の申し込みが可能です。)
※E-mail:tokenji@ic.daito.ac.jp
詳しくはこちらもご覧ください。
http://www.daito.ac.jp/research/laboratory/oriental/extension/index.html
問合せ先:大東文化大学東洋研究所
TEL:03-5399-7351 FAX:03-5399-8756
- 講座回数
- 3
- 時間
- 13:00~15:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 50
- その他
- 1回500円(各回当日支払)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
第1回 現代日本に生きる 古代中国の遺産~「年号」、その他を中心として~ 【担当:小林 春樹】
「昭和」、「平成」など、現代の日本において使用されている「年号」は、いまから2000年以上も昔の紀元前114年に、前漢の武帝が、彼が即位した紀元前140年にさかのぼって「建元」という年号をたて、その年を「建元元年」としたことに始まる年代の数え方です。
今回は「年号」のように、現代に生きる私たちの生活と密接な関係を有している古代中国の「遺産」をアラカルト的に紹介することによって、日本と中国との深く、長い関係を再確認したいと思っています。
第2回 ペルシアの伝統技術~沙漠の知恵、したたかに生きるイラン人~ 【担当:原 隆一】
乾燥という厳しい環境のなかにあって、その厳しさを逆手にとりながら、したたかに生きるイラン・アーリア民族の歴史と文化について、在来生活技術に焦点を当てながら話したい。具体的には、地下灌漑用水路「qanat」、製粉水車「asiyab-e abi」、沙漠から吹く120日の風を利用した製粉風車「asiyab-e badi」などをとりあげる。
その際、私の現地での生活や調査経験などを踏まえながら話す。それは、過去を懐かしむのでなく、未来に向かっての持続的再生可能エネルギー装置としての可能性を十分にふくんでいるからである。(以下の3冊を参考文献とする。)
原 隆一 著 『イランの水と社会』 (古今書院 1997年)、ハンス・E・ヴルフ 原隆一ほか共訳『ペルシアの伝統技術~風土・歴史・職人~』(平凡社 2001年5月)、原隆一、南里浩子編『大野盛雄 フィールドワークの軌跡①~50年の研究成果と背景~』(大東文化大学 東洋研究所 2017年3月)
第3回 李白伝説と蕪村の文事 【担当:安保 博史】
蕪村の俳諧や文人画の世界は、種々の李白伝説に基づいて創作されている。月を捉えようと湖に死す李白、鯨に乗る李白、「一斗詩百篇」の李白、楊貴妃に墨をすらせ、帝の御前で詠作する「酔李白」など、枚挙に暇がない。
本講座では、俳系の上で其角に繋がる蕪村グループの李白伝説受容の諸相に触れつつ、彼らの文事の豊穣を楽しみたい。
「昭和」、「平成」など、現代の日本において使用されている「年号」は、いまから2000年以上も昔の紀元前114年に、前漢の武帝が、彼が即位した紀元前140年にさかのぼって「建元」という年号をたて、その年を「建元元年」としたことに始まる年代の数え方です。
今回は「年号」のように、現代に生きる私たちの生活と密接な関係を有している古代中国の「遺産」をアラカルト的に紹介することによって、日本と中国との深く、長い関係を再確認したいと思っています。
第2回 ペルシアの伝統技術~沙漠の知恵、したたかに生きるイラン人~ 【担当:原 隆一】
乾燥という厳しい環境のなかにあって、その厳しさを逆手にとりながら、したたかに生きるイラン・アーリア民族の歴史と文化について、在来生活技術に焦点を当てながら話したい。具体的には、地下灌漑用水路「qanat」、製粉水車「asiyab-e abi」、沙漠から吹く120日の風を利用した製粉風車「asiyab-e badi」などをとりあげる。
その際、私の現地での生活や調査経験などを踏まえながら話す。それは、過去を懐かしむのでなく、未来に向かっての持続的再生可能エネルギー装置としての可能性を十分にふくんでいるからである。(以下の3冊を参考文献とする。)
原 隆一 著 『イランの水と社会』 (古今書院 1997年)、ハンス・E・ヴルフ 原隆一ほか共訳『ペルシアの伝統技術~風土・歴史・職人~』(平凡社 2001年5月)、原隆一、南里浩子編『大野盛雄 フィールドワークの軌跡①~50年の研究成果と背景~』(大東文化大学 東洋研究所 2017年3月)
第3回 李白伝説と蕪村の文事 【担当:安保 博史】
蕪村の俳諧や文人画の世界は、種々の李白伝説に基づいて創作されている。月を捉えようと湖に死す李白、鯨に乗る李白、「一斗詩百篇」の李白、楊貴妃に墨をすらせ、帝の御前で詠作する「酔李白」など、枚挙に暇がない。
本講座では、俳系の上で其角に繋がる蕪村グループの李白伝説受容の諸相に触れつつ、彼らの文事の豊穣を楽しみたい。
備考
受講料:1回500円(各回当日支払)
講師陣
名前 | 小林春樹 氏 |
---|---|
肩書き | 大東文化大学東洋研究所准教授 |
プロフィール | - |
名前 | 原隆一 氏 |
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肩書き | 大東文化大学東洋研究所兼任研究員、大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | - |
名前 | 安保博史 氏 |
---|---|
肩書き | 大東文化大学東洋研究所兼任研究員、群馬県立女子大学教授 |
プロフィール | - |