講座詳細情報
申し込み締切日:2017-09-05 / 芸術・文化:その他趣味 / 学内講座コード:111
日本文化へのいざない
- 開催日
- 金曜日
9月29日
10月13日、27日
11月10日、24日
12月8日
- 講座回数
- 6
- 時間
- 13:15~14:45
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
日本の伝統文化を代表する茶道・華道と、日本舞踊・長唄三味線・仏教美術・三十六歌仙。贅沢なメニューを各種取りそろえたオムニバス形式の講座です。それぞれの分野でプロとして活躍中の外国語学部日本語学科「日本文化特別演習1・2」をはじめとする講師陣が、日本の伝統文化と舞台芸術の真髄を語り、日本文化入門の手ほどきをいたします。この機会に、ぜひ、日本文化のさまざまな魅力に触れてみてください。きっと、その先には豊かな世界が広がることでしょう。
第1回 和と美の世界・池坊華道 【担当:高橋 華風】
550年余りの永きにわたり、脈々と受け継がれてきた池坊華道。日本の伝統文化、伝統芸術「いけばな」を、今を生きる皆さまにお伝えします。美しい映像を通して、自然の中で見せる草木の姿、生命の美しさを、いかに「いけばな」として表現するか。また、昨今のさまざまな環境の変化に応じて、「いけばな」がどのように変貌を遂げてきたかを解説したいと思います。
※講師による「いけばな」の実演を行ないます。
第2回 日本舞踊の世界 【担当:花柳 楽彩】
この講座では、日本舞踊のなりたちや特徴を、扇子などの小道具を用い実演しながらわかりやすくお話しします。
またひとつの演目を舞台にかけるまでの流れや、実際の舞台の映像を用いながら鑑賞の手ほどきをしたいと思います。
第3回 音色−長唄三味線− 【担当:杵屋 喜太郎】
長唄は江戸時代に歌舞伎の伴奏音楽として発展した三味線音楽で、380年の歴史を持つ日本伝統音楽の代表的なものです。その歴史や魅力などを、実際に三味線や唄を体験したり、歌舞伎や日本舞踊の映像などを観ながら、分かりやすく探ってみたいと思います。
第4回 王朝文化の華「三十六歌仙」−川越・仙波東照宮蔵「三十六歌仙扁額」を中心に− 【担当:オレグ・プリミアーニ】
徳川家康を祭る東照宮の三十六歌仙扁額は、徳川秀忠・家光がこれを全国各地の東照宮に奉納したことに始まります。川越の仙波東照宮には、家光が奉納したとされる重要文化財の三十六歌仙扁額があります。岩佐又兵衛が歌仙絵を描き、歌仙和歌の書は尊純法親王筆とされています。
川越・仙波東照宮の三十六歌仙扁額について、歌仙和歌の意味、そして歌仙絵と書の様式をじっくりと味わってみましょう。
第5回 仏教美術の魅力−鎌倉時代の仏教美術 【担当:菅野 友巳】
鎌倉時代は、政治や文化が大きく変化した時代です。源頼朝によって開かれた武家政権は、政治形態の変容で同時期の表現にも反映されます。武士好みの力強さや写実性がうまれ、仏師・運慶や快慶らが活躍し、優れた仏像を残しました。信仰による仏像が、芸術性、技巧性の高いものとしてみられるようになったのです。今回は、鎌倉時代の人、モノ、時代背景に焦点をあて仏教美術を概観します。
第6回 茶の湯−もてなしの心・四季折々 【担当:藏田 明子】
「お茶」の本質は、一服の茶を介して、主客が楽しく心を通い合わせる時間にあります。
亭主は、そのひとときのために趣向を凝らし、道具を選び、食事や菓子を用意する。
茶道の歴史は茶会の歴史であり、そこには先人の想像力やもてなしの気持ち、季節への思い、遊び心といったものが積み重なっています。この講座では、そうした茶の湯の楽しさに焦点をあててご紹介したいと思います。
第1回 和と美の世界・池坊華道 【担当:高橋 華風】
550年余りの永きにわたり、脈々と受け継がれてきた池坊華道。日本の伝統文化、伝統芸術「いけばな」を、今を生きる皆さまにお伝えします。美しい映像を通して、自然の中で見せる草木の姿、生命の美しさを、いかに「いけばな」として表現するか。また、昨今のさまざまな環境の変化に応じて、「いけばな」がどのように変貌を遂げてきたかを解説したいと思います。
※講師による「いけばな」の実演を行ないます。
第2回 日本舞踊の世界 【担当:花柳 楽彩】
この講座では、日本舞踊のなりたちや特徴を、扇子などの小道具を用い実演しながらわかりやすくお話しします。
またひとつの演目を舞台にかけるまでの流れや、実際の舞台の映像を用いながら鑑賞の手ほどきをしたいと思います。
第3回 音色−長唄三味線− 【担当:杵屋 喜太郎】
長唄は江戸時代に歌舞伎の伴奏音楽として発展した三味線音楽で、380年の歴史を持つ日本伝統音楽の代表的なものです。その歴史や魅力などを、実際に三味線や唄を体験したり、歌舞伎や日本舞踊の映像などを観ながら、分かりやすく探ってみたいと思います。
第4回 王朝文化の華「三十六歌仙」−川越・仙波東照宮蔵「三十六歌仙扁額」を中心に− 【担当:オレグ・プリミアーニ】
徳川家康を祭る東照宮の三十六歌仙扁額は、徳川秀忠・家光がこれを全国各地の東照宮に奉納したことに始まります。川越の仙波東照宮には、家光が奉納したとされる重要文化財の三十六歌仙扁額があります。岩佐又兵衛が歌仙絵を描き、歌仙和歌の書は尊純法親王筆とされています。
川越・仙波東照宮の三十六歌仙扁額について、歌仙和歌の意味、そして歌仙絵と書の様式をじっくりと味わってみましょう。
第5回 仏教美術の魅力−鎌倉時代の仏教美術 【担当:菅野 友巳】
鎌倉時代は、政治や文化が大きく変化した時代です。源頼朝によって開かれた武家政権は、政治形態の変容で同時期の表現にも反映されます。武士好みの力強さや写実性がうまれ、仏師・運慶や快慶らが活躍し、優れた仏像を残しました。信仰による仏像が、芸術性、技巧性の高いものとしてみられるようになったのです。今回は、鎌倉時代の人、モノ、時代背景に焦点をあて仏教美術を概観します。
第6回 茶の湯−もてなしの心・四季折々 【担当:藏田 明子】
「お茶」の本質は、一服の茶を介して、主客が楽しく心を通い合わせる時間にあります。
亭主は、そのひとときのために趣向を凝らし、道具を選び、食事や菓子を用意する。
茶道の歴史は茶会の歴史であり、そこには先人の想像力やもてなしの気持ち、季節への思い、遊び心といったものが積み重なっています。この講座では、そうした茶の湯の楽しさに焦点をあててご紹介したいと思います。
講師陣
名前 | 高橋華風 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 池坊お茶の水学院卒業。1970年最高職準華督取得。2001年より大東文化大学外国語学部日本語学科でいけばなを指導。華道家元池坊特別会員講習会「立花」「自由花」、旧七夕会池坊全国華道展をはじめ、2001年「チャリティー花遊びカントリーミュージック」、2014年「輝きの季心でいける」等、幅広く活動。 |
名前 | 花柳楽彩 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 日本舞踊協会会員、花柳流師範。長唄三味線演奏家の父、日本舞踊家の母のもとで、幼少時より日本舞踊を始める。平成10年より重要無形文化財であった故・二世花柳壽楽師の内弟子として10年間修業を積み、現在は三代目花柳寿楽師、花柳典幸師に師事。現在、読売文化センター恵比寿、学習院女子中高日舞部で日本舞踊を教えながら、舞台などで活躍。 |
名前 | 杵屋喜太郎 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 早稲田大学在学中に長唄に興味を持ち、卒業後、杵屋直吉師に入門。平成11年に長唄宗家杵屋喜三郎師より杵屋喜太郎の名を許される。杵屋彌四郎師・松永忠次郎師にも師事。現在、歌舞伎・日本舞踊・演奏会などの舞台に出演。長唄協会会員。 |
名前 | オレグ・プリニアーニ |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 大東文化大学大学院外国語学研究科日本言語文化学専攻博士課程後期課程修了 博士(日本言語文化学)。専門は三十六歌仙。論文に「江戸初期の東照宮三十六歌仙扁額の歌仙和歌本文−日光本系統・久能山本系統を中心に−」(『水門』第26号)他。 |
名前 | 菅野友巳 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 日本大学芸術学部大学院博士後期課程単位取得満期退学。専門は舞台芸術、舞台形成論。 |
名前 | 藏田明子 |
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肩書き | 大東文化大学外国語学部講師 |
プロフィール | 表千家茶道講師、茶名は藏田宗明。関口宗秀に師事。ユタ大学大学院博士課程(博士論文執筆者)、専門は国際政治学。大東文化大学東洋研究所「茶の湯と座の文芸」研究班研究協力者として、江戸時代の茶の湯百科事典『茶譜』全十八巻の注釈研究に携わる。 |