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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-20 / 世界史 / 学内講座コード:999

中国史入門ー歴史教科書の先に見えるもの

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
土曜日
7月22日、7月29日、8月5日

受付期間 6月1日(木)から7月20日(木)まで
(インターネットメールのみにて受付)
メールに受講希望回・氏名・年齢を明記の上、下記のメールアドレスまでご送信下さい。
(受講希望回は複数の申込みが可能です。)
※E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp

詳しくはこちらもご覧ください。
http://www.daito.ac.jp/research/laboratory/oriental/extension/index.html

問合せ先:大東文化大学東洋研究所
TEL:03-5399-7351 FAX:03-5399-8756
講座回数
3
時間
10:00~11:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
 - 
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

中国史入門ー歴史教科書の先に見えるもの
《高校の世界史の授業で習った中国の歴史。教科書に書かれた限られた範囲の内容の先には、広大な中国史の世界と多種多様な研究があります。本講座では、東洋研究所の研究員が高校生・大学生を中心とした年齢層を対象に、中国の歴史学の楽しみ方をお話します。》

◆「中国の文字と名前の文化史―名前にまつわる歴史的事件とともに―」(7月22日:田中 良明)

漢字を用いて名前を書く。これは日本人にも当てはまることですが、漢字の本場中国では、この漢字で書かれた名前はどのように扱われてきたのでしょうか。本講では、歴史の教科書にも出てくる文王・武帝や太宗・玄宗、はたまた始皇帝や乾隆帝といった帝王の名前が持つ意味であったり、本名以外にも字(あざな)をつける習慣や、名前を漢字で書いているために起きた事件などについて紹介していきたいと思います。

◆「中国文人と書簡―清初の交遊ネットワークを中心に―」(7月29日:小塚 由博)

旧中国(辛亥革命以前)において、国の中心で重要な役割を担ってきたのは文人(知識人)と呼ばれる階層です。ある時は国家の官僚として、ある時はその時代の文化の旗手として活躍した彼らですが、一口に文人といってもその有り様は多種多様です。彼らは様々な人物と交遊関係を結び、所謂交遊ネットワークを構築することによって活動していました。そのネットワークの重要なツールの一つが書簡です。現代のように、多様で高速な遠距離間の情報伝達技術が存在しなかった当時において、書簡は重要かつ貴重な伝達手段でした。しかし、当時は民間において現在のようなシステマティックな郵便制度は確立されておらず、その伝達は個々が親族・友人・商人・僧侶等に依頼して行わざるを得ず、不確実なものでもありました。本講座では、清初(17世紀後半)に活躍した文人張潮の事例をもとに、その書簡伝達の一端を垣間見ようと思います。

◆「盧溝橋事件とは どのような事件だったのか―盧溝橋事件80周年」(8月5日:岡?邦彦)

1937年7月7日午後10時40分、盧溝橋において夜間演習を行っていた日本の支那駐屯軍の背後から「第一発」、さらに数発の射撃があり、しかも兵士一名が行方不明となった。これが盧溝橋事件の始まりとされている。事件は、「中国軍29軍の兵士が発砲した」、また「日本軍が発砲した」偶発説もあり、計画的な謀略説もある。中国の教科書では、盧溝橋事件は日本軍の謀略によって引き起こされたことになっている。中国の研究者何立波は、日本の特務機関が中共系の学生へ教唆して起こしたもの、事件の責任は日本側にあると述べている。しかし、事件の陰に見える中共の謀略とは。

講師陣

名前 田中 良明 氏
肩書き 東洋研究所講師
プロフィール 大東文化大学大学院文学研究科修了。博士(中国学)。大東文化大学東洋研究所講師。「日中文学の比較文学研究」班・「唐・李鳳撰『天文要録』の研究」班所属。中国古代の天文思想・災異思想を中心とした研究。主な著書に『芸文類聚訓読付索引』巻87~89(共著)、『天文要録の考察』[二](共著)など。
名前 小塚 由博 氏
肩書き 東洋研究所兼担研究員、文学部中国文学科特任教授
プロフィール
名前 岡崎 邦彦 氏
肩書き 大東文化大学東洋研究所教授
プロフィール 大東文化大学大学院修了 経済修士。専門は中国共産党史、日中関係史、中国外交。著書論文に「西安事変後の国共交渉−西安事変70周年」他。現在東洋研究所「中国21世紀の発展と課題」研究班を主宰している。
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