大学公開講座のセカンドアカデミー

墨の美に学ぶ

　水墨画は東洋ならではの環境と感性で生まれた素晴らしい表現です。東洋人にとって心の故郷の様な気がします。『気韵生道』を究極の目標とする中国水墨画を学びます。大胆な筆法と典雅な色使い、運筆の妙や幻想的な墨潤、他の画種にはない水墨画の魅力を是非体感していただければと思います。今回の講座では強調と省略を徹底、点と線の質を高める、明快な濃淡墨の対比など、古典臨画と写生や秋冬を彩る花草、風景をテーマに画面構成、運筆、墨色の濃淡を中心に受講者のレベルに合わせ、各自の良さを伸ばしていきたいと考えます。

【持ち物】筆（大、中、小）３種程度、墨、紙、溶き皿、顔料（１２色）
【テキスト】本講座用手本のプリント　１セット１，０００円　講座の初回に教室で販売いたします。

※ご希望の方には、講座初回に大東文化会館近くの書道用具専門店をご紹介いたします。

名前	姚小全
肩書き	河北大学工芸美術学院客員教授
プロフィール	中央美術学院（北京）中国画系卒業。専門は書道、中国画、篆刻。画室三昧樓主宰他、創作・個展を中心に活動中。2009年秋京都醍醐寺霊宝館で個展（作品は奉納）。