大学公開講座のセカンドアカデミー

　陶芸と言って先ず思い浮かべるのが器の製作でしょうか。この講座ではテーブルの上に置いて、何気なくふと目に留めた時、心が和むような、そのような物作りを考えています。工芸では「用の美」が最も大切な要素ですが、使うことだけでなく、飾ることも置いておくことも「用の美」だと思います。講座では小さなもの作りを企画しています。掌中の美と申しましょうか。今回は、陶印、マグネット、箸置き、苔盆栽鉢、表札、鍋敷などです。ゆっくりと丁寧に製作に取り組む。ゆとりのある時間を過ごしていただきたいと思います。小さな物の中にもそれぞれの宇宙があります。ご自分の身近に置いて楽しめるものを目指しましょう。

【持ち物】手拭きタオル、古タオル、作業のできる服装でお越しください。
教材費別途　１，５００円　講座初回に教室で徴収いたします。

名前	和田章
肩書き	大東文化大学名誉教授
プロフィール	京都市立美術大学卒業。専門は工芸、陶芸。現代日本美術展、アジア現代美術展、彫刻の森美術館大賞展など。