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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-05-10 / 日本史 / 学内講座コード:112

高麗郡誕生1300年を考える※火曜日※

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 東松山校舎(埼玉県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
火曜日
5月17日、24日、31日
6月7日、14日、21日
(※ 6月21日 9:00~17:00)
講座回数
6
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
5,000円
受講料
13,000円
定員
40
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

≪古代・中世の東国史を学ぶ Part21≫

第1回 7、8世紀の朝鮮半島情勢について(中野高行)
 7世紀後半の高句麗滅亡により、朝鮮半島から倭国に渡ってきた高句麗人が各地に移り住んでいた。これらの一部である、関東各地に分散していた高句麗人を一カ所に集めることで高麗郡建郡が行われた。高句麗の滅亡は、新羅・百済など他の朝鮮半島国家に、倭国や中国(唐王朝)を加えた東アジアの国際関係の対立の中で起きた。7・8世紀の朝鮮半島情勢を多角的に分析する。

第2回 高麗神社と高麗家の1300年について(高麗文康)
 奈良時代に創建されたとされる高麗神社は、祭神高麗王若光の後裔を称する高麗家が祭祀を司ってきました。『日本書紀』『続日本紀』に載る高句麗からの渡来人若光の足取りと『武蔵国高麗氏系図』に記された高麗家累代の歩みをお話しします。併せて現在取り組んでいる高麗郡建郡1300年事業についても紹介します。

第3回 考古学調査からみた高麗郡について(中平薫)
 奈良時代の霊亀2年に日高市と飯能市を中心とした地域に、高麗郡を設置してから1300年を迎えますが、郡家の位置が特定されていないなど多くの謎が残されています。
 蓄積してきた発掘調査成果に基づき、古代高麗郡について考えていきたいと思います。

第4回 古代東国と渡来人(荒井秀規)
 「渡来人」と言うと、我が国に思想・芸術・技術などを伝えた文化的交流が強調されるが、実は「渡来人」の多くは、朝鮮半島の争乱を逃れて渡来した亡命者や難民、あるいは戦争捕虜であった。律令国家はその多くを東国に移植した。彼ら東国の渡来人の実像にせまり、その文化を再検討してみたい。

第5回 高麗郡の建郡について(宮瀧交二)
 今から1300年前の霊亀2(716)年、高句麗という外国の国名を名前とした郡、すなわち高麗郡は、何故誕生したのでしょうか?そして、その場所が、何故この武蔵国であったのでしょうか?日本古代史の謎の一つである、高麗郡建郡の謎について、4名の先生方のお話を踏まえて、総合的に検討します。また、天平宝字2(758)年に誕生した新羅郡の問題についても併せて検討します。

第6回 渡来人の足跡を訪ねる小さな旅−フィールドスタディー−(宮瀧交二)
 講座のまとめとして、日高市の高麗神社を皮切りに、神奈川県大磯町や秦野市桜土手古墳群など、日頃あまり訪れる機会のない旧相模国の渡来人ゆかりの神社や古代遺跡をバスで訪ねます(訪問先は、本講座に御参加下さる皆様と御相談いたします)。

備考

※フィールドスタディー当日はお弁当をご持参ください。入館料は各自負担となります。詳細は講座内で説明します。また当日は講座時間が通常とは異なりますので予めご了承ください。なお、当日の道路状況により帰着時間が遅くなる場合があります。(観光バスを使用します。)

講師陣

名前 中野高行
肩書き 東京農業大学第三高等学校教諭
プロフィール 慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。博士(歴史学)。専門は日本古代外交制度史。著書論文に『日本古代の外交制度史』他。
名前 高麗文康
肩書き 高麗神社宮司
プロフィール 國學院大学文学部卒業。著書に『陽光の剣 高麗王若光物語』他。
名前 中平薫
肩書き 日高市教育委員会生涯学習課副参事
プロフィール 明星大学人文学部卒業。
名前 荒井秀規
肩書き 元明治大学講師
プロフィール 明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学 修士(文学)。専門は日本古代史。著書に『古代東アジアの道路と交通』(共著)他。高麗浪漫学会理事として活動中。
名前 宮瀧交二
肩書き 大東文化大学文学部教授
プロフィール 立教大学大学院文学研究科博士後期課程学位予備論文提出退学 博士(学術)。専門は日本古代・中世史、博物館学。編著書に『歴史を読む』『人物・事件でわかる日本史』他。
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