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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-05-06 / 経済:政治:心理 / 学内講座コード:020

よくわかる中国事情※金曜日※

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
5月13日、27日
6月10日、24日
7月8日
講座回数
5
時間
13:30~15:00
講座区分
前期 
入学金
5,000円
受講料
9,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

第1回 どうなる香港・台湾・南シナ海−中国の野望と焦燥 (徳植勉)
 2014年に香港で「雨傘革命」、台湾で「ひまわり学運」が起きた。1997年の香港返還では一国両制を訳しながら、中国は香港への圧力を強めている。その背景には中国の経済発展や民族運動の活発化がある。本年には台湾総統選で民進党が勝利した。これも中国離れの表れである。今回は中国が目指すもの、これに対する香港や台湾などの展望を考えていく。 

第2回 現代中国と“動漫” (石川薫)
 中国人観光客による「爆買い」の様子は、新聞各紙やテレビニュースにより毎日のように報道されています。毎日新聞によりますと、2016年正月、高島屋大阪店や大丸梅田店などの関西の百貨店では、アジアからの観光客を意識し、中国で人気の商品を集めた福袋を用意したといいます。しかしながら、中国人観光客の全てが「爆買い」をするわけではありません。そこで、本講座では“動漫”(アニメ・漫画)をキーワードとして、「爆買い」だけではない中国人観光客の様子を紹介したいと思います。 

第3回 建国後第4回目の構造転換 (小島麗逸)
 中国は建国以来4回目の構造転換期に入った。2013年秋からまずインフラ建設。不動産業で景気後退期に入り、2014年からその関連産業である素材産業や鉱業に波及。さらに繊維、家電、電子産業も不況になった。こちらの方は賃金の上昇と外需の減速である。基本的には飽和経済に到達したことにある。この段階に達すると、高度成長は望めなくなる。この観察から近未来を予測する。 

第4回 南中国からの視点 (中嶋幹起)
 広東語を含め、言語の研究を専門とする講演者は、40年余りに渡り、香港や広州を拠点に南中国の社会を観察している。
香港は中国に返還後は「一国二制度」の下に、今日も国際都市としての存在感を維持している。
香港では、昨年から今年にかけて、「民主化」をめぐって、さまざまな大きな動きが見られた。
広州での生活体験からは、広州は安定した印象を受ける。現地、南中国での見聞を中心にお話ししたい。
 
第5回 西安事変80周年−その歴史的意義 (岡崎邦彦)
 張学良、楊虎城らは?介石に対し、抗日統一、内戦停止などを要求して「兵諫」−西安事変を起こした。かれらは国民からの支持が得られると確信して起こしたのだが、事変を支持したのは事変当事者の東北軍や西安市民、中共系抗日救国団体、知識人の一部であった。国民の関心は?介石の安否と自由回復にあった。事変は「反乱」と見なされたのである。そこへ南京から夫人宋美齢、義弟宋子文が?介石救出のために、西安へやって来て釈放交渉に成功した。しかし、それから半年後、事態は日本の侵略に反対する日中戦争へと発展していった。尾崎秀実はそれを予告した。

講師陣

名前 徳植勉
肩書き 一般社団法人中国研究所所員
プロフィール 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了 修士(国際学)。専門は東南アジア地域研究。著書論文に『一粒のアジア文化 アジア文化試論』他。第1回フーコー研究論文コンテスト優秀賞受賞他。国際アジア文化学会役員他で活動中。
名前 石川薫
肩書き 立教大学アジア地域研究所特任研究員
プロフィール 立教大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程前期課程修了 修士(文学)。専門は中国語教育学史。論文に「岡本正文の笑話テキストについて」他。
名前 小島麗逸
肩書き 大東文化大学名誉教授
プロフィール 一橋大学経済学部卒業。専門は中国経済論、アジア経済論。著書論文に『中国経済の巨大化と世界への影響』他。
名前 中嶋幹起
肩書き 東京外国語大学名誉教授、元大東文化大学外国語学部教授
プロフィール 東京外国語大学大学院修士修了 文学博士(東北大学)。専門は東アジアの言語。著書論文に『現代広東語辞典』他。金田一京助博士記念賞、新村出賞受賞。
名前 岡崎邦彦
肩書き 大東文化大学東洋研究所准教授
プロフィール 大東文化大学大学院修了 経済修士。専門は中国共産党史、日中関係史、中国外交。著書論文に「西安事変後の国共交渉−西安事変70周年」他。現在東洋研究所「中国21世紀の発展と課題」研究班を主宰している。
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