大学公開講座のセカンドアカデミー

タンチョウ、遺伝子ハンターそして地球温暖化

　この講座では、国際環境法の分野での３つのテーマをとりあげます。一つ目は、湿地の保全に関するラムサール条約。タンチョウの生息する湿原を守る取り決めです。二つ目は、生物多様性条約。生物の多様性とともに遺伝資源の利用についてのルールを定めています。熱帯雨林に由来する貴重な遺伝子を探査する際のルールについて考えます。最後に、２０１５年１２月に採択されたパリ協定、そして地球温暖化防止条約や京都議定書という、地球温暖化問題をめぐる国際交渉についてお話しします。各回、レジュメ資料を用意いたします。

名前	苑原　俊明
肩書き	大東文化大学法学部教授
プロフィール	専門は国際法・国際環境権法・先住民族の権利。著書に『市民の外交』（共著）他。環境ＮＧＯなどで活動中。