大学公開講座のセカンドアカデミー

日本文化の発信者

　曾祖父天心の人生後半は大半が旅でした。前回は古社寺保存の国内、１８８６～８７年の欧米美術調査を取り上げましたが、今回は万国博覧会をキーワードに１８８９～１９０４年の四度の万博と天心の行動を考察します。
・パリ万博（１８８９）とジャポニスム（１８６７にもふれる）
・シカゴ万博（１８９３）と鳳凰殿、東京美術学校（観山、大観、光雲）
・パリ万博（１９００）出品作『日本美術史』と天心
・セントルイス（１９０４）での講演
　関連で１８９５年の国内博にもふれる予定。今後は『茶の本』（Ｔｈｅ　Ｂｏｏｋ　ｏｆ　Ｔｅａ）をはじめとする英文著作による天心の行った文化発信を検討します。受講者のみなさんは講座内で行うはアンケートや直接講師に希望テーマを申し出てください。

名前	岡倉登志
肩書き	大東文化大学名誉教授
プロフィール	明治大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学　修士（文学）。専門は西洋史、明治時代の世界史、アフリカ政治（史）。著書に『二つの黒人帝国』他。『二つの黒人帝国』で駿台史学会賞受賞。天心研「鵬の会」代表として活動中。