講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-30 / 芸術・文化 / 学内講座コード:007
極める!日本文化の諸相※火曜日※
- 開催日
- 火曜日
5月10日、17日、24日、31日
6月7日、14日、21日、28日
7月5日、12日
- 講座回数
- 10
- 時間
- 12:00~13:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
真の美の解釈
日本を代表する数寄者の大人物・原三渓は名宝という名宝を収集する中、毎夜欠かさず飲んでいたウィスキーの器は李朝の塩壺を使っていました。何十年という使用による経年変化は原自らの創作と言って良いほど、青磁の肌が飴釉に変っていました。戦後、GHQと対話し、日本国憲法作成に尽力した白洲次郎は19世紀半ば創業のフランスの有名ブランドにクロコダイル皮の“かばん”を発注し生涯愛用していました。どちらも値などつけられない“愛蔵品”として各機関に大切に保存されていますが、今なお語り継がれる要因は第一線で活躍した人物の“眼”の凄さに他なりません。本講座はこれまでの作品そのものの理解からではなく、“作品を解釈した人物”の“眼”を通し日本文化を捉え直す新たな文化論を講義するものです。ふるってのご参加お待ちしています。
日本を代表する数寄者の大人物・原三渓は名宝という名宝を収集する中、毎夜欠かさず飲んでいたウィスキーの器は李朝の塩壺を使っていました。何十年という使用による経年変化は原自らの創作と言って良いほど、青磁の肌が飴釉に変っていました。戦後、GHQと対話し、日本国憲法作成に尽力した白洲次郎は19世紀半ば創業のフランスの有名ブランドにクロコダイル皮の“かばん”を発注し生涯愛用していました。どちらも値などつけられない“愛蔵品”として各機関に大切に保存されていますが、今なお語り継がれる要因は第一線で活躍した人物の“眼”の凄さに他なりません。本講座はこれまでの作品そのものの理解からではなく、“作品を解釈した人物”の“眼”を通し日本文化を捉え直す新たな文化論を講義するものです。ふるってのご参加お待ちしています。
講師陣
名前 | 花村統由 |
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肩書き | 美術史家 |
プロフィール | 博士(教育学)。専門は日本美術史・美術教育(教科専門学)。著書論文に『日本中世史辞典』(共著)他。日本美術教育連合等で活動中。 |