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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-09-29 / その他教養 / 学内講座コード:111

山岳信仰の歴史学※火曜日※

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 東松山校舎(埼玉県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
火曜日
10月6日、13日、20日、27日
11月10日
月曜日
11月16日
(11月3日休)
◆追加申し込み受付中!
講座回数
6
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
13,000円
定員
40
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

第1回 山岳信仰とは何か? (担当:宮瀧交二)
 様々な山に囲まれて暮らす私たち日本人は、時には「山の幸」などの恩恵をもたらし、またある時には自然災害等の「災い」をもたらす山々に対して、崇敬(すうけい)と畏怖(いふ)の念を抱いて暮らして来ました。今回の講座では、皆様にとっても馴染みの深い東京近郊の山々を舞台とした山岳信仰とその歴史について、この分野の第一線の研究者の皆様にお話しいただきます。今回の講座を通じて、山岳信仰への御理解をより一層深めていただくとともに、人間と自然との関係について改めて考えていただく機会となれば幸いです。 

第2回 武州御嶽山の歴史と信仰 (担当:乾賢太郎)
 武州御嶽山は東京都青梅市に位置する霊山で、山内には武蔵御嶽神社が鎮座します。社伝によると、天平8年(736)に行基が吉野金峰山より蔵王権現の分霊を勧請したのが始まりと言われています。江戸時代初めには徳川幕府の祈願所となり、それ以降は御師による布教によって御嶽講が組織され、庶民による参詣も盛んになりました。本講座では、武州御嶽山の歴史と信仰について解説します。 

第3回 大山信仰について (担当:加藤隆志)
 神奈川県伊勢原市に位置する相州大山は、江戸町人の多くの登拝が見られたほか、関東近県の村々からも、雨乞いをはじめとするさまざまな信仰を集めてきました。こうした信仰に基づく大山講が各地に形成され、石像や道標等の多くの大山へ至る道を示す資料も残されています。今回は、農業や漁業、あるいは15歳の一人前や死者供養との係わりなど、多彩な大山信仰の姿や大山講の展開を紹介します。 

第4回 武州三峰山の歴史とオイヌサマ信仰 (担当:西村俊也)
 現在、埼玉県秩父市に鎮座します三峰神社は、古くより山岳信仰の拠点として繁栄してきました。そして、三峰山の繁栄を語るにあたって、避けられないキーワードがオイヌサマ信仰です。人々は、害獣除け・火盗除けなどのご利益を求めて、信仰集団である三峰講を各地に結成しました。本講座では、三峰山の宗教施設とオイヌサマ信仰が、いかに成立・展開したのか、ご紹介したいと思います。 

第5回 富士山信仰の歴史 (担当:森原明廣)
 世界遺産にも登録された富士山はその秀麗な姿、美しい山容で人々から愛されつづけていますが、そもそもは火山としての厳しく荒々しい自然をもった山でもあります。その厳しい自然や荒々しさを背景に生まれ、姿形を変えながら続いている「富士山信仰」。今回の講座では富士山信仰の大きな流れと特質をわかりやすく解説させていただきます。 

第6回 フィールドスタディー (担当:宮瀧交二) ※11月16日(月)
 山梨県立博物館・森原明廣さんのお話しを承けて、山梨県立博物館で開催中の開館10周年記念特別展「富士山・信仰と芸術」展を見学します。また、その道中にもう一カ所、山岳信仰に関係する場所を訪ねてみたいと思います(詳細は講義の中でお知らせいたします)。秋の一日、紅葉を見ながらのバス旅行をどうぞお楽しみください。
※当日はお弁当をご持参ください。入館料等は各自負担となります。詳細は講座内で説明します。また、当日は講座曜日・時間が通常とは異なりますので予めご了承ください。なお、当日の道路状況により帰着時間が遅くなる場合があります。(観光バスを使用します。)

備考

※フィールドスタディー当日はお弁当をご持参ください。入館料は各自負担となります。詳細は講座内で説明します。また当日は講座時間が通常とは異なりますので予めご了承ください。なお、当日の道路状況により帰着時間が遅くなる場合があります。(観光バスを使用します。)

講師陣

名前 宮瀧交二
肩書き 大東文化大学文学部教授
プロフィール 立教大学大学院文学研究科博士後期課程学位予備論文提出退学 博士(学術)。埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。専門は日本古代・中世史、博物館学。編著書に『歴史を読む』『人物・事件でわかる日本史』他。
名前 乾賢太郎
肩書き 公益財団法人多摩市文化振興財団職員
プロフィール 武蔵大学大学院人文科学研究科日本文化専攻博士課程後期課程単位取得退学 修士(人文学)。専門は日本民俗学、山岳信仰。著書に『古文書にみる武州御嶽山の歴史』(共著)他。地方史研究協議会常任委員。
名前 加藤隆志
肩書き 相模原市立博物館学芸員
プロフィール 國學院大学文学部卒業。専門は日本民俗学。著書に『相模・武蔵の大山信仰』(共著)他。日本民俗学会会員。
名前 西村俊也
肩書き 武蔵大学人文学部講師
プロフィール 武蔵大学大学院人文科学研究科日本文化専攻博士課程後期課程単位取得退学 博士(人文学)。専門は日本近世史・日本民俗学・山岳宗教研究。著書に『武州三峰山の歴史民俗学的研究』他。第20回日本山岳修験学会賞受賞。日本山岳修験学会評議員。
名前 森原明廣
肩書き 山梨県立博物館学芸課長
プロフィール 駒澤大学文学部歴史学科(考古学専攻)卒業。専門は日本考古学。論文に「古墳築造と埋葬・祭祀の時間差」他。平成17年度から富士山世界遺産登録業務に携わり、現在は山梨県立博物館勤務。
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