大学公開講座のセカンドアカデミー

日本と中国の吉祥図案

　健康・長寿・富貴など吉祥を得ることは国を問わず不変の願いといえるでしょう。日本でも中国でも年中行事や儀式には吉祥の切り紙が使われてきました。
　本講座では日本・中国の吉祥切り紙の実物を観賞しながら、その意味や用途を解説し、吉祥の切り紙を制作します。実技は簡単なものから始め、型紙を使ってハサミやカッターナイフで切ります。絵を描くのが不得手なかたでも問題ありません。
　全４回の内容は以下のようです。
(1)吉祥切り紙についての概説。簡単な図案を切る。
(2)正月飾りに使う日中の吉祥切り紙。その制作。
(3)長寿などの吉祥切り紙を切る。
(4)年賀状に使える切り紙の制作。

【持ち物】材料費１５０円程度　初回：ホチキス・はさみ、２回目以降：カッターナイフ・下敷き他　（詳細については講座初回に説明します。）

名前	三山陵
肩書き	元大東文化大学文学部講師、中国民間美術研究家
プロフィール	埼玉大学大学院文化科学研究科日本・アジア文化研究専攻博士後期課程単位取得退学 博士（学術）。専門は中国美術。著書論文に『中国年画の小宇宙−庶民の伝統藝術』（編著）他。中国民間文化貢献奨受賞。日中藝術研究会事務局長として活動中。