講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-31 / 芸術・文化:その他趣味 / 学内講座コード:030
こんなに楽しい伝統芸能の世界1※土曜日※
- 開催日
- 土曜日
11月7日、14日、21日、28日
12月5日
◆追加申し込み受付中!
- 講座回数
- 5
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
第1回 文楽を楽しむ−人形が生身の人間に見えるとき− (担当:宮瀧交二)
「日本の伝統芸能に関心はあるんだけど、詳しく知るためのきっかけがなくて…」という方のために、入門講座を企画いたしました。今回は、文楽、能・狂言、歌舞伎、講談の世界について、毎回その道の達人が楽しくわかりやすくお話します。
初日は、義太夫と三味線、人形遣いが、まさに三位一体となって繰り広げる人形浄瑠璃・文楽の奥深い世界を取り上げます。先日、惜しまれつつも引退した、人間国宝・竹本住太夫(義太夫)と、初代吉田玉男(人形)の至芸の映像も交えて、わかりやすく御紹介します。
第2回 能の特徴とその面白さ (担当:三上紀史)
能は650年前頃からはじまり、現在までその上演様式を伝えています。能の特徴を、能舞台、能面、所作の型などから検討し、代表的能「熊野」(ゆや)をビデオで鑑賞したいと思います。
第3回 歌舞伎を楽しむ1 歌舞伎入門 (担当:宮本瑞夫)
江戸の滑稽本『浮世風呂』の作者式亭三馬に、『戯場訓蒙図彙(しばいきんもうずい)』という著作がある。本書は、江戸時代の絵入り百科事典『訓蒙図彙』にならい、芝居の世界を一つの国に見立て、江戸各座の起源、正本(テキスト)の様式など、芝居のあらゆる事物、約束事などを説明している。
本講座では、この『戯場訓蒙図彙』を手掛りにして、「歌舞伎」という芝居の世界の道案内を試みてみたい。
第4回 歌舞伎を楽しむ2 市川團十郎の魅力 (担当:木村涼)
「成田屋」こと市川團十郎といえば江戸歌舞伎の大名跡です。「随市川」と称され、多くの観客を魅了してきました。初代市川團十郎の歌舞伎初登場から340年以上の時を繋いで、12人の團十郎がそれぞれの活躍をみせました。家芸の源とも言える「荒事」や現在もたびたび上演される「勧進帳」「助六」など、市川家の人気演目を紹介しながら、市川團十郎の魅力に迫っていきます。
第5回 講談を楽しむ~赤穂義士伝~ (担当:神田山吹)
講談とは、釈台と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇で叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談、武将や偉人など主に歴史にちなんだ読み物を、注釈を加えながら語るものです。その世界に魅了され、20年前に二代目神田山陽に弟子入りした自身の入門のいきさつから講談界について、詳しくお話しさせていただきます。そして締めには「赤穂義士伝より~南部坂雪の別れ~」をお付き合いください。
「日本の伝統芸能に関心はあるんだけど、詳しく知るためのきっかけがなくて…」という方のために、入門講座を企画いたしました。今回は、文楽、能・狂言、歌舞伎、講談の世界について、毎回その道の達人が楽しくわかりやすくお話します。
初日は、義太夫と三味線、人形遣いが、まさに三位一体となって繰り広げる人形浄瑠璃・文楽の奥深い世界を取り上げます。先日、惜しまれつつも引退した、人間国宝・竹本住太夫(義太夫)と、初代吉田玉男(人形)の至芸の映像も交えて、わかりやすく御紹介します。
第2回 能の特徴とその面白さ (担当:三上紀史)
能は650年前頃からはじまり、現在までその上演様式を伝えています。能の特徴を、能舞台、能面、所作の型などから検討し、代表的能「熊野」(ゆや)をビデオで鑑賞したいと思います。
第3回 歌舞伎を楽しむ1 歌舞伎入門 (担当:宮本瑞夫)
江戸の滑稽本『浮世風呂』の作者式亭三馬に、『戯場訓蒙図彙(しばいきんもうずい)』という著作がある。本書は、江戸時代の絵入り百科事典『訓蒙図彙』にならい、芝居の世界を一つの国に見立て、江戸各座の起源、正本(テキスト)の様式など、芝居のあらゆる事物、約束事などを説明している。
本講座では、この『戯場訓蒙図彙』を手掛りにして、「歌舞伎」という芝居の世界の道案内を試みてみたい。
第4回 歌舞伎を楽しむ2 市川團十郎の魅力 (担当:木村涼)
「成田屋」こと市川團十郎といえば江戸歌舞伎の大名跡です。「随市川」と称され、多くの観客を魅了してきました。初代市川團十郎の歌舞伎初登場から340年以上の時を繋いで、12人の團十郎がそれぞれの活躍をみせました。家芸の源とも言える「荒事」や現在もたびたび上演される「勧進帳」「助六」など、市川家の人気演目を紹介しながら、市川團十郎の魅力に迫っていきます。
第5回 講談を楽しむ~赤穂義士伝~ (担当:神田山吹)
講談とは、釈台と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇で叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談、武将や偉人など主に歴史にちなんだ読み物を、注釈を加えながら語るものです。その世界に魅了され、20年前に二代目神田山陽に弟子入りした自身の入門のいきさつから講談界について、詳しくお話しさせていただきます。そして締めには「赤穂義士伝より~南部坂雪の別れ~」をお付き合いください。
講師陣
名前 | 宮瀧交二 |
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肩書き | 大東文化大学文学部教授 |
プロフィール | 立教大学大学院文学研究科博士後期課程学位予備論文提出退学 博士(学術)。埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。専門は日本古代・中世史、博物館学。編著書に『歴史を読む』『人物・事件でわかる日本史』他。 |
名前 | 三上紀史 |
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肩書き | 大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了 修士(文学)。専門は英米文学。著書に『石田茂嗣・能』他。梅若研能会評議員・能解説委員。 |
名前 | 宮本瑞夫 |
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肩書き | 一般財団法人宮本記念財団代表理事 |
プロフィール | 立教大学大学院博士課程後期課程修了 修士。専門は日本近世演劇、日本民俗学。著書に『竹本座浄瑠璃集』<叢書江戸文学38>他。 |
名前 | 木村涼 |
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肩書き | 法政大学講師 |
プロフィール | 法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程後期課程単位取得退学 博士(歴史学)。専門は日本近世史、日本近世文化史。著書に『七代目市川團十郎の史的研究』他。歌舞伎学会奨励賞他受賞。日本古文書学会運営委員等で活動中。 |
名前 | 神田山吹 |
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肩書き | 講談師 |
プロフィール | 埼玉県さいたま市出身。二代目・神田山陽に入門。平成18年、真打ち昇進。現在、「あなたの隣の講談師」をキャッチフレーズに、親しみやすい講談で、各地の寄席や定席で活躍中。 |