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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-09-03 / 絵画 / 学内講座コード:024

日本映画を通して探る現代文化史※金曜日※

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
10月16日、23日
11月13日
12月11日
講座回数
4
時間
14:00~15:30
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
7,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

大林宣彦「ふるさと映画」の現在

  「映像(映画)作家」を自称する大林宣彦(1938−)はもともと自主映画制作やTVCMディレクターとして創作活動を展開し、自身の故郷を舞台にした「尾道三部作(『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』)」(1982−85)をはじめ、人気・評価の高い映画監督であり続けています。70歳を超えた現在なおもアイドルグループAKB48のプロモーションフィルム(『So long!』(2013))や、3時間近い大作『野のなななのか』(2014)では色濃い「死」の影にとらわれながらも「震災以降」の「現在」を、戦争などの「過去」と交錯させながら描く野心作となっており話題を集めています。「ふるさと(古里)映画」と称される地方を舞台にした物語の可能性は、「地方消滅」などと言われ、地方文化が衰退しつつある中、大分・長野・長岡・北海道などへと拡張していっており、また、死を通して「生」の問題を考えるという主題が深まっている点を近年の作品の特色として挙げることができるでしょう。『なごり雪』(2002)、『この空の花−長岡花火物語』(2012)、『野のなななのか』などの作品を素材に、現在、日本で地方を舞台にした物語を描くことの意味についてご一緒に考えてみることにいたしましょう。過去と現在、そして未来の日本の姿がどのように見えてくるでしょうか。

講師陣

名前 中垣恒太郎
肩書き 大東文化大学経済学部教授
プロフィール 専門はアメリカ文学・比較文学・現代文化研究。著書に、『マーク・トウェインと近代国家アメリカ』他。
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