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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-09-25 / 政治:心理:その他教養 / 学内講座コード:020

よくわかる中国事情※金曜日※

主催:大東文化大学地域連携センター大東文化大学 大東文化会館(東京都)]
問合せ先:地域連携センター TEL:03-5399-7399
開催日
金曜日
10月2日、16日、30日
11月13日、27日
◆追加申し込み受付中!
講座回数
5
時間
13:30~15:00
講座区分
後期 
入学金
5,000円
受講料
9,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

第1回 小さな文革いまだ終わらず (担当:荘魯迅)
 中国の毛沢東の統治は28年に及び、1966年からの文化大革命は10年にわたった。毛の功罪は相半ばするとされるが、死亡者二千万、迫害を受けた者は一億(78年12月の政府統計)に上る。歴史は一見、平らな海面を装っているが、底には海流が轟き、苦難の深淵がのぞく。今も信奉者が増えているという毛沢東の真実とは何か。人民は続発する小さな文革の余波の中にいて、富める者も貧しき者も被害者となる大気汚染は民主の欠如とも繋がっている。荘魯迅の近しい人々の実体験を交えながら語りたい。 

第2回 なぜ中国人観光客は「爆買」するのか−「官」を信じない「民」たち− (担当:徳植勉)
 近年、中国人観光客の「爆買」や豪華な海外旅行などが話題になっている。その一方で、彼等のマナーの問題も指摘されている。こうした現象が起きている原因は、単に経済が豊かになったことだけではない。歴史や文化の面を含めて、爆買現象から中国社会の姿を明らかにしていく。 

第3回 成長率の鈍化 (担当:小島麗逸)
 2013年から中国経済の成長率は減速し始めた。2015年は6%台に落ちると予想されている。この要因について講ずる。

第4回 華南の生活・文化・歴史を歩く (担当:中嶋幹起)
 中国の言語を研究する立場から、数十年にわたり、広東・福建・湖南を歩いている。とくに、広州については、旧城内を中心に、歴史的遺跡、近年来の変貌、都市化の状況、珠江をはじめとする水辺の風景、近郊や他県の発展、そこに生きる中国人の生活に関心をもって、観察を続けている。四季折々の年中行事にも一人の観客となっていることも少なくない。華北(北方中国)とは異質の華南の言語・文化・歴史を画像とともに紹介したいと思う。

第5回 西安事変と?介石『日記』、『半月期』 (担当:岡崎邦彦)
 1936年12月12日、蒋介石は張学良、楊虎城によって拘禁され、「内戦停止、一致抗日、政治犯の釈放」など八項目の要求を突き付けられたが、蒋介石はこれを一切拒否し、死を覚悟した。しかし、西安事変を取り巻く情況の変化と宋子文、宋美齢による蒋介石説得、救出によって、口約束だが西安側の条件を受入れ、周恩来と国共合作交渉を開始することになった。この間の蒋介石と張学良との口論、頑固だった蒋の態度の変化、そして蒋介石釈放までの心の動きを蒋の『日記』と『半月記』から読み解いてみたい。

講師陣

名前 荘魯迅
肩書き 歌手、吟遊詩人、作家
プロフィール 著書に『声に出してよむ漢詩の名作50 中国語と日本語で愉しむ』、『一冊でつかめる!中国近現代史』、『李白と杜甫 漂泊の生涯』他。音楽アルバムに「長江奔流」「風行天」「風と雲のように」他。
名前 徳植勉
肩書き 一般社団法人中国研究所所員
プロフィール 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了 修士(国際学)。専門は東南アジア地域研究。著書論文に『一粒のアジア文化 アジア文化試論』他。第1回フーコー研究論文コンテスト優秀賞受賞他。国際アジア文化学会役員他で活動中。
名前 小島麗逸
肩書き 大東文化大学名誉教授
プロフィール 一橋大学経済学部卒業。専門は中国経済論、アジア経済論。著書論文に『中国経済の巨大化と世界への影響』他。
名前 中嶋幹起
肩書き 東京外国語大学名誉教授、元大東文化大学外国語学部教授
プロフィール 東京外国語大学大学院修士修了 文学博士(東北大学)。専門は東アジアの言語。著書論文に『現代広東語辞典』他。金田一京助博士記念賞、新村出賞受賞。
名前 岡崎邦彦
肩書き 大東文化大学東洋研究所准教授
プロフィール 大東文化大学大学院修了 経済修士。専門は中国共産党史、日中関係史、中国外交。著書論文に「西安事変後の国共交渉−西安事変70周年」他。現在東洋研究所「中国21世紀の発展と課題」研究班を主宰している。
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