講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-03 / その他外国語:その他教養 / 学内講座コード:013
満州語を学んでみましょう※水曜日※
- 開催日
 - 水曜日
11月4日、11日、18日 
- 講座回数
 - 3
 
- 時間
 - 13:30~15:00
 
- 講座区分
 - 後期
 
- 入学金
 - 5,000円
 - 受講料
 - 5,500円
 - 定員
 - 30
 
- 補足
 
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
 満洲語は、今は新彊(しんきょう)の一部で話されているにすぎません。しかし、消滅寸前にあるにもかかわらず、重要な言語であることにかわりはありません。
中国で「満洲族」と称される人々は1200万人にのぼります。首都の北京だけでも20万人に達します。これらの人々は、清朝の隆盛とともに北京に移り住むようになった満洲人の子孫です。北京は清朝時代には「ゲムン・ヘチェン(帝都)」とよばれていました。北京の満洲人たちはとっくの昔に「マンジュ・ギスン(満洲語)」を忘れ去り、今では北京語を母語として話しています。満洲人による清朝が中国を支配した250年以上の間、満洲語は「国語」として用いられていたのです。
満洲語には多量の翻訳文献があります。満洲人の教化と子弟の教育を目的として、中国の経典や史書、文学書などが細心の注意をはらわれ満洲語に翻訳されました。これらは「満漢合璧本」と呼ばれています。17、18世紀に北京に滞在したイタリア、フランス人のイエズス会の宣教師は満洲語をよく学び、「満洲語を知ることは、中国の文献への自由な入り口が開かれる」とまで言っています。
この講座では、満洲文字を入門から学び、『満洲実録』をはじめとする満洲文語による文献を自在に読み書きできるように、その基礎をつけることを目的としています。
中国で「満洲族」と称される人々は1200万人にのぼります。首都の北京だけでも20万人に達します。これらの人々は、清朝の隆盛とともに北京に移り住むようになった満洲人の子孫です。北京は清朝時代には「ゲムン・ヘチェン(帝都)」とよばれていました。北京の満洲人たちはとっくの昔に「マンジュ・ギスン(満洲語)」を忘れ去り、今では北京語を母語として話しています。満洲人による清朝が中国を支配した250年以上の間、満洲語は「国語」として用いられていたのです。
満洲語には多量の翻訳文献があります。満洲人の教化と子弟の教育を目的として、中国の経典や史書、文学書などが細心の注意をはらわれ満洲語に翻訳されました。これらは「満漢合璧本」と呼ばれています。17、18世紀に北京に滞在したイタリア、フランス人のイエズス会の宣教師は満洲語をよく学び、「満洲語を知ることは、中国の文献への自由な入り口が開かれる」とまで言っています。
この講座では、満洲文字を入門から学び、『満洲実録』をはじめとする満洲文語による文献を自在に読み書きできるように、その基礎をつけることを目的としています。
講師陣
| 名前 | 中嶋幹起 | 
|---|---|
| 肩書き | 東京外国語大学名誉教授、元大東文化大学外国語学部教授 | 
| プロフィール | 東京外国語大学大学院修士修了 文学博士(東北大学)。専門は東アジアの言語。著書論文に『現代広東語辞典』他。金田一京助博士記念賞、新村出賞受賞。 | 
