講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-07 / その他教養:その他趣味 / 学内講座コード:012
岡倉天心の旅路※水曜日※
- 開催日
- 水曜日
10月14日、28日
11月11日
- 講座回数
- 3
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 5,000円
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
ルーブルを素通りしたか?
私の曾祖父 天心の人生の半分は旅であった。海外では欧米、中国、インドにわけられ、国内では古社寺保存・美術院展覧会が主目的であった。
海外視察の中から、今期は特に1886~87年の第1回欧米美術調査について一次資料を用いて紹介する。天心が行った、レンブラントと水墨画、モナリザなどを紹介した講義(秦西美術史)の内容から、天心がルーブルを素通りしたという意見が広められたが、その誤りを指摘したい。
また、旅行中に作った漢詩、どんな小説に関心を抱いたか、交流した人々―たとえば明治憲法制定に影響をもったシュタイン、オペラ歌手ケロッグ、美術評論家ビゲロウやラファージ、もちろん天心の師フェノロサにも言及する。
次期以降は中国旅行、第2回欧米調査についても言及する予定。
私の曾祖父 天心の人生の半分は旅であった。海外では欧米、中国、インドにわけられ、国内では古社寺保存・美術院展覧会が主目的であった。
海外視察の中から、今期は特に1886~87年の第1回欧米美術調査について一次資料を用いて紹介する。天心が行った、レンブラントと水墨画、モナリザなどを紹介した講義(秦西美術史)の内容から、天心がルーブルを素通りしたという意見が広められたが、その誤りを指摘したい。
また、旅行中に作った漢詩、どんな小説に関心を抱いたか、交流した人々―たとえば明治憲法制定に影響をもったシュタイン、オペラ歌手ケロッグ、美術評論家ビゲロウやラファージ、もちろん天心の師フェノロサにも言及する。
次期以降は中国旅行、第2回欧米調査についても言及する予定。
講師陣
名前 | 岡倉登志 |
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肩書き | 大東文化大学名誉教授 |
プロフィール | 明治大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学 修士(文学)。専門は西洋史、明治時代の世界史、アフリカ政治(史)。著書に『二つの黒人帝国』他。『二つの黒人帝国』で駿台史学会賞受賞。天心研「鵬の会」代表として活動中。 |