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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-11 / 文学:日本史

源氏物語を楽しむ「夕顔の巻を読む」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
10/12、11/9、12/14、1/11、2/15、3/14
全6回、すべて木曜日

講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
18,000円
定員
52
その他
お支払い:初回の受付でお支払いください(一括のみ)
※教材費は含みません。
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

源氏物語54帖の中でも夕顔の巻はとても人気がある、ミステリアスな巻です。たとえば最後まで光源氏と夕顔の君は、互いに素性を明かしません。けれども文章の端々から、二人の人柄や環境などが垣間見えます。あからさまには言わないが分かる人には分かる、これは現代の京ことばにも当てはまります。京都人の見方で読み進めてみましょう。 

■これからの「夕顔の巻」読みどころ
夕顔は光源氏が連れ出した廃屋で、物の怪に取りつかれて急死します。その凄まじい雰囲気の描写は屈指の名文で、鬼気迫るものがあります。
光源氏と夕顔の仲は秘密にされていたので、お葬式も極秘に執り行われました。ところが困ったことに、二人とも自分の素性を明かさなかったため、供養する死者の名前が分かりません。このままでは夕顔は往生できません。さらに難儀なことに長い間、喪に服さないといけません。その間は室内に閉じこもり外出してはならないので、宮仕えもできません。光源氏はこの問題をいかに乗り越えたのでしょうか。

今までは父の桐壺帝などに助けられてきました。しかし今回は、誰にも相談できません。青年貴族が生まれて初めて直面した困難を、皆さんと共に読み進めていきましょう。

備考

■教材 ※受講の際は必ずご持参ください

武蔵野書院 『校注 源氏物語分巻叢書 夕顔』
ISBNコード978-4-8386-0548-4
中野幸一 編 判型 A5判並製
本体価格 600円 税込価格 660円

*購入は受講生ご自身で書店に注文してください。
*武蔵野書院 HPから購入できます。
https://www.musashinoshoin.co.jp/shoseki.html

■より理解を深めるための岩坪先生推奨書籍

『錦絵で楽しむ源氏絵物語』
岩坪健 編著 (和泉書院/2012)
『光源氏とティータイム』
岩坪健 著(新典社/2008)
『ウラ日本文学 ―古典文学の舞台裏―』
岩坪健 著(新典社/2011)

講師陣

名前 岩坪 健
肩書き 同志社大学文学部教授
プロフィール 文学博士。1957年京都市生まれ。1981年京都大学文学部国語学国文学科卒。1989年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
1991年「源氏物語古注釈の研究-中世源氏学の流れ―」で文学博士。同志社大学宮廷文化研究センター長。

受賞歴:1989年「源氏物語の二段階伝授について―河内方と四辻善成・一条兼良をめぐって」で第16回日本古典文学会賞受賞。2014年『源氏物語の享受 注釈・梗概・絵画・華道』で第15回紫式部学術賞を受賞。
著書:『光源氏とティータイム』(新典社/2008)、『ウラ日本文学-古典文学の舞台裏-』(新典社/2011)、『錦絵で楽しむ源氏絵物語』 編著(和泉書院/2012)」、『源氏物語といけばな』(平凡社/2019)、『「三玉挑事抄」注釈』(和泉書院/2019)など多数。
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