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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-04-02 / 政治:日本史:その他教養

日本近現代史に学ぶ 「21世紀の国家戦略と私たちの社会」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
5月12日、6月16日、7月21日、8月4日、9月15日(金曜日)
*お申込み開始 3月17日(金)10時
*お申込み締切り 4月3日(月)17時 
講座回数
全5回
時間
13:30~15:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
52
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

この講座は、20世紀の時代を振り返り、そこからどのような教訓を学び、それを私たちの時代にいかに咀嚼して次の時代に託するか、をテーマとしている。つまり私たちのこの社会を過去(20世紀)と未来(22世紀)のつなぎと見ての分析である。特に過去の戦争が、現在いかなる形に変容し、それを私たちは未来にどう繋げようとしているかを詳細に検証したい。

■日程
第1回 5月12日(金)「21世紀はどのような時代なのか」
今、私たちが生きているこの社会はどのような特徴を持っているのか。初めにそのことを分析していきたい。あえて三つに絞って考えてみることにしたい。「戦争論の変化」「人口少子化」、そして「科学技術の進歩」。ここに共通するのはヒューマニズム論が様変わりしかねない状況である。私たちの価値基準を改めて問い直したい。

第2回 6月16(金)「各国はどういう戦略で動くのか」 
今世紀にアメリカを中心とする西欧列強はどのような国家目標を持つのだろうか。そして資本主義の発展はどのような形を取るのだろうか。ロシアは、中国は、さらにEU諸国はどういう国家づくりを目指すのか、それぞれの国別の国家戦略を考えてみたいと思う。人類史の方向を現実的に考えてみることで、新しい視座を確かめたい。

第3回 7月21日(金)「日本社会の基本的戦略とは何か」 
日本社会は各国の国家戦略の元で、どのような道を選ぶのであろうか。日本独自に国家像を選ぶべきだと思うが、そのような像は今のところ生み出されていない。結局、日本はアメリカや中国の国家像に振り回されるのだろうが、その主体性のなさは極めてファナティックなナショナリズムに傾斜する可能性もある。注意しなければならない。

第4回 8月4日(金)「私たちの生活環境はどう変化するか」 
私たちは今の日本社会の姿がどう変化するかを考えることはあまりない。相応に充足感を持っているからであろう。しかしこの社会は多くの不安材料を抱え込んでいる。その最大の問題点は、軍事を克服する論理や感性が十分に血肉化していないということではないだろうか。改めて私たちの生活環境を見直す必要がある。

第5回 9月15日(金)「20世紀からの教訓、21世紀への期待」 
今回の講座の結論は、20世紀は私たちにいかなる教訓を与えているか、を整理したうえで、さらに次の世紀にいかなる知恵を託すべきなのか、を考える点にある。1世紀というレンジで歴史を振り返ることで、私たちは新視点や新論点を発見できる。そのことは人類史が世紀ごとにそれぞれ独自の国家像を確立してきたという意味にもなるのだろう。

■より理解を深めるための  -保阪先生推奨書籍-
『昭和史の核心』 保阪正康著(PHP研究所/2022)
『迫りくる核リスク 〈核抑止〉を解体する』 吉田文彦著(岩波書店/2022)
『日本の国益』  小原雅博(講談社/2018)

備考

【資料】
当日講師より配付いたします。

【お申込み受付・受講確定】
● 受講申込み 締切り4月3日(月)17時
● 抽選結果は、受講生には受講票を、受講いただけない方には結果通知を郵送します。
● 抽選結果のお知らせは4月7日頃の投函を予定しています(多少前後する場合がございます)。
抽選結果は受講生には受講票を、受講いただけない方には結果通知を郵送します。
該当の締切り日に満席でない場合は、満席になるまで受付いたしします。
(注)欠員待ちは行っておりません。

【受講料のお支払い】
■ 受講料は初回の受付でお支払いください。
■ 各講座とも受講料は全回分(一括)です。
■ 会場受付でのお支払いは現金のみです。
■ 初回をオンライン形式で受講される場合は、事前振り込みが必要です。
該当の方には、別途ご案内を差し上げます。
■ いったん納入された受講料は返還いたしませんのでご注意ください。

【キャンセル】
お申込み後に受講を取りやめたい場合は、同志社大学東京オフィスに電話にてお知らせください。

【オンデマンド(ビデオ録画データ)による受講について】
同志社講座は、同志社大学東京サテライト・キャンパスにおいて対面形式で開講いたします。ただし、不測の事態の際にオンライン形式に変更する場合があります。
また、受講生のご事情によりオンライン形式をご希望される場合は「オンデマンド受講」でご受講いただけます。
■ オンデマンド受講について
オンデマンド受講とは、会場での講義を録画し後日に受講用のURLと配付資料をメールにてお送りするものです。講座日に会場に来ることができない場合にご利用ください。
■ オンデマンド受講に関するご注意
受講にはパソコンやタブレット、スマートフォンなどが必要です。
※機器はインターネットに接続されている必要があります。
※同志社大学東京オフィスでは、機器の貸出しや技術支援はできません。ご了承ください。
オンデマンド受講用のURLは第三者に共有しないでください。
講義の録画・録音は禁止です。
■ オンデマンド受講を希望される場合のご連絡
初回をオンデマンドで受講されたい場合は、お申込み時にお申し出ください。
受講料の事前振り込みをご案内いたします。
2回目以降は該当講座の3日前(休業日を除く)までにご連絡ください。該当講座日の翌日以降(休業日を除く)にオンデマンド受講用のURLと配付資料をメールにてお送りします。

講師陣

名前 保阪 正康
肩書き ノンフィクション作家・評論家 日本近現代史研究者
プロフィール 1939年札幌市生まれ。1963年同志社大学文学部社会学科卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行をはじめ一連の昭和史研究により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究を続け、これまで約4000人の人々に聞き書き取材を行っている。立教大学社会学部兼任講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任。現在、朝日新聞書評委員などを務める。近著『昭和史の核心』(PHP研究所/2022)『Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想』(講談社/2023)文藝春秋で「日本の地下水脈」連載中。ラジオ出演 月曜「NHKラジオ・アーカイブス ~声でつづる昭和人物史」
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