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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-10-10 / 芸術・文化:日本史:茶道

王朝美を堪能する「京のみやび-宮廷文化の余薫-」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
10月27日、11月24日、12月22日、2023年1月26日、3月23日(木)
講座回数
5回
時間
13:30~15:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
36
その他
初回の受付でお支払いください。
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

同志社大学宮廷文化研究センターは、天皇・朝廷・公家衆が平安時代以来受け継いできた「宮廷文化」を研究し深化させる拠点として活動しています。本講座では5名から京都の基層である宮廷文化をご紹介します。

【日程と各回概要】
第1回 10月27日(木)「源氏物語の意匠―絵画・華道・香道」 講師 岩坪 健
源氏物語は後世の文学作品のみならず、美術や伝統芸能にも多大な影響を及ぼしました。たとえば源氏物語絵巻、源氏流いけばな、源氏香、着物の意匠などです。源氏物語を朗読する、物語の巻名や登場人物名が付いたお香や銘菓を味わう、源氏物語をデザインした衣装を着るなど、古人は源氏物語を五感で楽しみました。その豊饒な世界をご紹介します。

第2回 11月24日(木)「和泉式部―天才歌人の横顔―」 講師 福田 智子
和泉式部は、平安中期、一条朝を代表する女性歌人です。恋多き「浮かれ女」として、口をついて出る言葉が自然と恋歌になるような、天才肌のイメージがありますね。ですが、彼女の和歌を支えているのは、持って生まれた才能だけではないようです。親王方との華麗な恋愛の陰で、歌ことばの学びを積み重ねていった、和泉式部の隠れた姿に迫ります。

第3回 12月22日(木)「藤原摂関家の考古学―藤原頼通・宇治・平等院から―」 講師 浜中 邦弘
末法初年にあたる1052年、宇治の地に藤原頼通が平等院を創立されました。そして平成の世には、平等院の修復と復元が行われました。私も発掘調査で関わり、様々な知見が得られました。他の発掘事例もあわせ頼通の世界について宇治を中心にみていきたいと思います。

第4回 1月26日(木)「宮廷装束の雅―知識と技の伝承―」 講師 山科 言親
天皇や公家が日々着用していた装束は、宮廷社会で育まれた美意識を視覚的に現代へ伝えてくれます。豊かな服飾文化をどのように伝承してきたのか、様々な種類の装束や儀式などの写真をご覧頂きながら、山科家の歴史を含めてご紹介いたします。

第5回 3月23日(木)「和歌を詠む人・なおす人」 講師 大山 和哉
和歌は天才歌人が魔法のように「ポン!」と生み出すもの…そんなイメージを持っていませんか?いえいえ、古典世界の歌人達も私たちと同じ人間。師匠にしごかれながら、一首の和歌を作るために毎度七転八倒していたのです。そんな彼らの姿を、江戸時代の実際の資料を使ってのぞいてみましょう。彼らの努力を知れば、和歌がもっと身近になるはず。

備考

【資料】
当日講師より配付いたします。

【同志社講座受講にあたってのお願い】
〇受講受付時の混雑を避けるため、ソーシャルディスタンスの維持にご協力ください。
〇受付時の検温にご協力ください。
〇発熱や風邪症状等の不調がある場合は会場での受講をご遠慮ください。
 (受講中に体調を崩された場合は、速やかにスタッフにお申し出ください。)
○構内では常にマスクをご着用ください。咳、くしゃみなどの際は咳エチケットにご協力ください。
〇構内での食事はご遠慮ください。
〇厚生労働省が配布している新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のご活用をお願いします。
※新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とする保健所等の公的機関からの要請により、受講生の個人情報を提供する場合があります。

【受講に関するご案内】
●新型コロナウイルス感染拡大をはじめとする不測の事態の際はオンライン形式に変更する場合がございます。予めご了承ください。

講師陣

名前 岩坪 健
肩書き 同志社大学 文学部 教授 
プロフィール *第1回担当
同志社大学文学部国文学科教授。同志社大学宮廷文化研究センター長。文学博士。1957年京都市生まれ。2014年に『源氏物語の享受 注釈・梗概・絵画・華道』で第15回紫式部学術賞を受賞。著書:『光源氏とティータイム』(新典社/2008)、『ウラ日本文学―古典文学の舞台裏―』(新典社/2011)、『錦絵で楽しむ源氏絵物語』編著(和泉書院/2012)、『源氏物語といけばな』(平凡社/2019)等。
名前 福田 智子
肩書き 同志社大学 文化情報学部 教授
プロフィール *第2回担当
福岡女子大学文学部国文学科卒業、九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は平安文学・和歌文学。近年は香道にも興味を持つ。著作には、『平安中期私家集論―歌人・伝本・表現―』(単著・勉誠出版、2007年)、『恵慶百首全釈』『順百首全釈』『好忠百首全釈』(筑紫平安文学会著、風間書房、2008・2013・2018年)の他、『竹幽文庫の香道伝書 香道調度図・香道籬之菊』(共著、淡交社、2020年)がある。
名前 浜中 邦弘
肩書き 同志社大学 歴史資料館 准教授
プロフィール *第3回担当
同志社大学文学部文学研究科博士課程前期修了。1970年生まれ。学生時代に宇治平等院の発掘調査に参加し、平安時代の魅力を感じる。宇治市に就職し平安時代の摂関家について考古学的視点に基づき調査・研究を行う。大学に戻り江戸時代の摂関家(二条家)の邸宅を調査する機会に出会い、江戸時代の調査研究を進めている。専門は藤原摂関家の考古学。著書に『大学的京都ガイド―こだわりの歩き方』(共著、昭和堂 2012年)など。
名前 山科 言親
肩書き 衣紋道山科流若宗家
プロフィール *第4回担当
一般社団法人山科有職研究所代表理事。 代々宮中の衣装である“装束”の調進・着装を伝承している山科家(旧公家)の 30 代後嗣。 三勅祭「春日祭」「賀茂祭」「石清水祭」や『令和の御大礼』にて衣紋を務める。 NHK「日曜美術館」をはじめ、メディアへの出演や、歴史番組の風俗考証等も行う。 旧山科家邸宅である源鳳院にて宮廷文化を題材にした講演会の監修、企業や行政・文化団体への講演や顧問等を務めている。
名前 大山 和哉
肩書き 同志社大学 文学部 助教 
プロフィール *第5回担当
京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、同志社大学文学部国文学科助教。博士(文学)。第18回日本近世文学会賞受賞。江戸時代の和歌を専門とし、和歌が生まれ出る過程を、歌人の精神や社会システムと共に解き明かす。著書に『輪切りの江戸文化史 この一年に何が起こったか?』(共著、勉誠出版、2018年)、『和歌文学大系69 晩華和歌集/賀茂翁家集』(共著、明治書院、2019年)など。
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