講座詳細情報
申し込み締切日:2022-05-18 / 世界史:政治:宗教・哲学
イスラムの視座に学ぶ「西欧とイスラム-『水と油』の共生に向けて」
- 開催日
- 5/19(木)、6/2(木)、6/23(木)、7/7(木)、7/28(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 36
- その他
- お支払い 初回の受付でお支払いください。
資料 当日講師より配付いたします。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
9.11の同時多発テロ以来、西欧とイスラムの関係は破局に向かった。コロナ禍が終わった時、両者の関係は修復不可能なレベルにあることが明らかになる。だが、私たちはイスラム教徒と共に生きていかなければならない。いずれ訪日外国人が増えれば、イスラム教徒も増える。日本が西欧世界の轍を踏まないで、16億の人びとと共生していくには何が必要なのかを過去二十年を振り返りながらお話ししていく。
第1回 5月19日(木)
「タリバン復権の誤解」
昨年夏のタリバン復権で、日本のメディアは大きな誤解をしていた。タリバンの戦いとは何だったのか。タリバンは何をしようとしているのか。もう一度、彼らの主張と欧米の主張を照らし合わせ、両者がいかに「水と油」の関係かを考える。
第2回 6月2日(木)
「9.11は、なぜ起きたのか?」
中東・イスラム世界では、70年代までは「民族」だった抵抗の主体が、80年代になると「宗教」へと代わった。その矛先は、なぜ、中東諸国から欧米諸国へと変わる過程をたどることになったのか。そして、9.11以降の反イスラム感情は、なぜ米国より欧州で激しくなったのかを考える。
第3回 6月23日(木)
「和解の芽を摘んだ欧州」
9.11の直後、ほんの一瞬、西欧とイスラムとの和解が成り立つ機会があった。それがトルコのEU加盟だった。しかし、加盟交渉を決めたEUは、9.11によって態度を翻し、イスラム世界で唯一、西欧世界に入ろうとしたトルコを排除してしまう。その後のトルコの変容と合わせて考える。
第4回 7月7日(木)
「中東動乱・EU崩壊」
2010年代に入ると、アラブ諸国では相次いで民主化運動が起きたが、大半が失敗し、凄惨な内戦に陥っていく。西欧諸国は、なぜこの内戦を見捨てたのか?2015年の難民危機は、ヨーロッパ各国を一層反イスラムに掻き立てた。それに対して、暴走したイスラム教徒のテロが頻発し、両者は修復不可能な状態に。
第5回 7月28日(木)
「『水と油』でも共生するには?」
近代以降の西欧の諸価値とイスラムの諸価値は、「水と油」である。考え方の土台は、どう違うのか、その上に造られる国家のかたちはどう違うのか。それでも、共に生きるには何が必要なのか?もう一度、アフガニスタンの例をもとに考えていく。
第1回 5月19日(木)
「タリバン復権の誤解」
昨年夏のタリバン復権で、日本のメディアは大きな誤解をしていた。タリバンの戦いとは何だったのか。タリバンは何をしようとしているのか。もう一度、彼らの主張と欧米の主張を照らし合わせ、両者がいかに「水と油」の関係かを考える。
第2回 6月2日(木)
「9.11は、なぜ起きたのか?」
中東・イスラム世界では、70年代までは「民族」だった抵抗の主体が、80年代になると「宗教」へと代わった。その矛先は、なぜ、中東諸国から欧米諸国へと変わる過程をたどることになったのか。そして、9.11以降の反イスラム感情は、なぜ米国より欧州で激しくなったのかを考える。
第3回 6月23日(木)
「和解の芽を摘んだ欧州」
9.11の直後、ほんの一瞬、西欧とイスラムとの和解が成り立つ機会があった。それがトルコのEU加盟だった。しかし、加盟交渉を決めたEUは、9.11によって態度を翻し、イスラム世界で唯一、西欧世界に入ろうとしたトルコを排除してしまう。その後のトルコの変容と合わせて考える。
第4回 7月7日(木)
「中東動乱・EU崩壊」
2010年代に入ると、アラブ諸国では相次いで民主化運動が起きたが、大半が失敗し、凄惨な内戦に陥っていく。西欧諸国は、なぜこの内戦を見捨てたのか?2015年の難民危機は、ヨーロッパ各国を一層反イスラムに掻き立てた。それに対して、暴走したイスラム教徒のテロが頻発し、両者は修復不可能な状態に。
第5回 7月28日(木)
「『水と油』でも共生するには?」
近代以降の西欧の諸価値とイスラムの諸価値は、「水と油」である。考え方の土台は、どう違うのか、その上に造られる国家のかたちはどう違うのか。それでも、共に生きるには何が必要なのか?もう一度、アフガニスタンの例をもとに考えていく。
備考
[より理解を深めるための 内藤先生推奨 書籍とメールマガジン]
○『イスラームからヨーロッパをみる――社会の深層で何が起きているのか』
内藤正典 著(岩波新書 /2020)
○『教えて!タリバンのこと』
内藤正典 著(ミシマ社/2022年3月予定)
○メール・ウェブで読めるウェブマガジン
「内藤正典のTwitterでは書けなかったこと」 foomii.com
【オンライン受講について】
同志社講座は、新型コロナウイルス感染拡大をはじめとする不測の事態の際はオンライン形式に変更する場合がございます。
また、受講生のご希望によりオンライン形式を希望される場合には、事前に連絡をいただき対応しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン受講について(PDF)
【新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みについて】
同志社大学東京オフィスでは、みなさまに安心して同志社講座を受講いただくための取り組みを行っています。受講にあたりましては、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
〇会場のテーブルは前後に通常よりもゆとりを持たせ、座席は前後に重ならないよう配置しています。
〇常時、換気効果が最大になるよう空調機を運転しています。
〇テーブル、椅子、マイクなどの備品は、定期的にアルコールでの除菌・消毒を行っています。
〇講師と受講生の間にアクリルパネルを設置しています。
〔受講にあたってのお願い〕
〇受講受付時の混雑を避けるため、スムーズな運営にご協力ください。
〇受付時の検温にご協力ください。
〇発熱や風邪症状等の不調がある場合は受講をご遠慮ください。
(受講中に体調を崩された場合は、速やかにスタッフにお申し出ください。)
○構内では常にマスクをご着用ください。咳、くしゃみなどの際は咳エチケットにご協力ください。
〇構内での食事はご遠慮ください。
〇厚生労働省が配布している新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
のご活用をお願いします。
新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とする保健所等の公的機関からの要請により、受講生の個人情報を提供する場合があります。
○『イスラームからヨーロッパをみる――社会の深層で何が起きているのか』
内藤正典 著(岩波新書 /2020)
○『教えて!タリバンのこと』
内藤正典 著(ミシマ社/2022年3月予定)
○メール・ウェブで読めるウェブマガジン
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〇常時、換気効果が最大になるよう空調機を運転しています。
〇テーブル、椅子、マイクなどの備品は、定期的にアルコールでの除菌・消毒を行っています。
〇講師と受講生の間にアクリルパネルを設置しています。
〔受講にあたってのお願い〕
〇受講受付時の混雑を避けるため、スムーズな運営にご協力ください。
〇受付時の検温にご協力ください。
〇発熱や風邪症状等の不調がある場合は受講をご遠慮ください。
(受講中に体調を崩された場合は、速やかにスタッフにお申し出ください。)
○構内では常にマスクをご着用ください。咳、くしゃみなどの際は咳エチケットにご協力ください。
〇構内での食事はご遠慮ください。
〇厚生労働省が配布している新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
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新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とする保健所等の公的機関からの要請により、受講生の個人情報を提供する場合があります。
講師陣
名前 | 内藤 正典 |
---|---|
肩書き | 同志社大学グローバル・スタディーズ研究科 教授 |
プロフィール | 1956年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。東京大学大学院理学系研究科地理学専攻中退。東京大学助手、一橋大学助教授、教授を経て、2010年から同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。博士(社会学)。専門は、中東・イスラム地域研究、移民・難民問題、多文化共生論。著書に『教えて!タリバンのこと』(ミシマ社/2022年3月予定)、『なぜ、イスラームと衝突し続けるのか』(明石書店/2021)、『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波書店/2020)、『新しい戦争とメディア、9.11以後のジャーナリズムを検証する』(編著・明石書店/2003)。メールマガジンによる公開ゼミ「内藤正典のTwitterでは書けなかったこと」foomii.comを連載中。 |