講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-01 / 日本史:心理:その他教養
「 昭和史を『歴史』の視点で語る」
- 開催日
- 10/25,11/15,12/20,
1/17,2/21,3/27
すべて金曜日
- 講座回数
- 全6回
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 100
- その他
- 6回一括のみ
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
昭和という時代が過ぎてから30 年余が過ぎた。これまでの同時代史の見方から、次第に歴史の視点に移っていく。では歴史の視点とはどういうことか。3 点に絞って考えてみたい。
その1、因果関係の整理。
その2、主観から客観へ。
その3、記憶という父・記録という母から生まれた教訓という子供。
今期は、この3点で史実を振り返り、歴史の視点で昭和を語ってみたい。(保阪正康記)
第1回 「テロとクーデター」10/25(金)
昭和前期の5・15事件、2・26事件、さらにいくつかのテロ、クーデターはいかに国を誤らせたか。その誤りがどうして起こったかを検証してみる。決行者たちの論理の破綻を具体的に整理することで、昭和の誤謬を確認する。
第2回 「戦争と敗戦(歴史的見方の整理)」11/15(金)
日中戦争、太平洋戦争に日本はなぜ入っていったのか。その軍事的冒険主義の根底にある歴史上の意思を確認していくと、私たちの国の近代化の誤謬と錯誤がうかがえる。それを見つめる必要がある。同時に同時代の見方を突き放す必要もあることに気がつく。
第3回 「戦争と敗戦(軍事的見方の整理)」12/20(金)
昭和の戦争の軍事的過ちは、日本に軍事学が育たなかったことであり、そのことに気がつかなかったことである。そのために軍事的にはとんでもない戦争を行なった。餓死、玉砕、特攻などの戦略、戦術は徹底的に解剖される必要がある。
第4回 「占領の二重性」1/17(金)
近代日本は植民地支配を行なうと同時に、太平洋戦争の初期には占領地に行政機構を作った。その組織、陣容、施策はとうてい地元の人々を納得させ得なかった。理由を考え、日本の占領された期間の内実も考え、答えを出すべきであろう。
第5回 「戦後復興と高度成長」2/21(金)
もう一度ゼロの時点から国土復興を成し遂げていくプロセスと、それを高度成長に結びつけていく国民的エネルギーはどこから生まれたのか。私たちはその心理とメカニズムを解剖しておくべきであろう。そこからわかることは何か、を考えていく。
第6回 「昭和と日本人」3/27(金)
近現代の日本人はどのような性格を持ち、いかなる規範のもとで生きたのか、その姿を昭和という時代の中から探っていく。西洋化と攘夷の戦い、農村共同体と都市社会の葛藤、さらには家族のあり方までを含めて日本人の変容を追いかける。
その1、因果関係の整理。
その2、主観から客観へ。
その3、記憶という父・記録という母から生まれた教訓という子供。
今期は、この3点で史実を振り返り、歴史の視点で昭和を語ってみたい。(保阪正康記)
第1回 「テロとクーデター」10/25(金)
昭和前期の5・15事件、2・26事件、さらにいくつかのテロ、クーデターはいかに国を誤らせたか。その誤りがどうして起こったかを検証してみる。決行者たちの論理の破綻を具体的に整理することで、昭和の誤謬を確認する。
第2回 「戦争と敗戦(歴史的見方の整理)」11/15(金)
日中戦争、太平洋戦争に日本はなぜ入っていったのか。その軍事的冒険主義の根底にある歴史上の意思を確認していくと、私たちの国の近代化の誤謬と錯誤がうかがえる。それを見つめる必要がある。同時に同時代の見方を突き放す必要もあることに気がつく。
第3回 「戦争と敗戦(軍事的見方の整理)」12/20(金)
昭和の戦争の軍事的過ちは、日本に軍事学が育たなかったことであり、そのことに気がつかなかったことである。そのために軍事的にはとんでもない戦争を行なった。餓死、玉砕、特攻などの戦略、戦術は徹底的に解剖される必要がある。
第4回 「占領の二重性」1/17(金)
近代日本は植民地支配を行なうと同時に、太平洋戦争の初期には占領地に行政機構を作った。その組織、陣容、施策はとうてい地元の人々を納得させ得なかった。理由を考え、日本の占領された期間の内実も考え、答えを出すべきであろう。
第5回 「戦後復興と高度成長」2/21(金)
もう一度ゼロの時点から国土復興を成し遂げていくプロセスと、それを高度成長に結びつけていく国民的エネルギーはどこから生まれたのか。私たちはその心理とメカニズムを解剖しておくべきであろう。そこからわかることは何か、を考えていく。
第6回 「昭和と日本人」3/27(金)
近現代の日本人はどのような性格を持ち、いかなる規範のもとで生きたのか、その姿を昭和という時代の中から探っていく。西洋化と攘夷の戦い、農村共同体と都市社会の葛藤、さらには家族のあり方までを含めて日本人の変容を追いかける。
備考
資料: 講師より配布いたします
- 各講座に関する注意事項 -
○各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。
○受講料のお支払い 事前振込み制の講座以外は初回に受付でお支払いください。
受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。
○事前振込み 開講決定次第、「振込み依頼書」を郵送いたします。指定日までにお振込みください。
期日までに入金が確認できない場合は受講いただけません。ご入金後1週間を目安に「受講票」をお送りします。
○開講のご案内 事前振込み制口座に限りの講座開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。万が一、開講出来ない場合は初回の1週間前までにお申込いただいた方にご連絡いたします。
○受講時の注意事項 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。
○休講・補講
1、講師の都合および事故、台風、天災、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は、事前に決定した場合は講座会場で、欠席の方にはメール等でお伝えいたします。
3、突然の天変地異や事故等により休講が当日決まった場合は、同志社大学HPに掲載し、メールもしくは電話にてお知らせします。
○受講キャンセル、当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルされる場合は、同志社大学東京オフィスまで電話、メールで連絡してください。
2、受講料お支払い後のキャンセルには受講料の払い戻しはいたしません。
3、講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。
4、事前の欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。
- 各講座に関する注意事項 -
○各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。
○受講料のお支払い 事前振込み制の講座以外は初回に受付でお支払いください。
受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。
○事前振込み 開講決定次第、「振込み依頼書」を郵送いたします。指定日までにお振込みください。
期日までに入金が確認できない場合は受講いただけません。ご入金後1週間を目安に「受講票」をお送りします。
○開講のご案内 事前振込み制口座に限りの講座開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。万が一、開講出来ない場合は初回の1週間前までにお申込いただいた方にご連絡いたします。
○受講時の注意事項 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。
○休講・補講
1、講師の都合および事故、台風、天災、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は、事前に決定した場合は講座会場で、欠席の方にはメール等でお伝えいたします。
3、突然の天変地異や事故等により休講が当日決まった場合は、同志社大学HPに掲載し、メールもしくは電話にてお知らせします。
○受講キャンセル、当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルされる場合は、同志社大学東京オフィスまで電話、メールで連絡してください。
2、受講料お支払い後のキャンセルには受講料の払い戻しはいたしません。
3、講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。
4、事前の欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。
講師陣
名前 | 保阪 正康(ほさか まさやす) |
---|---|
肩書き | ノンフィクション作家・評論家 日本近現代史研究者 |
プロフィール | 1939 年北海道出身。1963 年同志社大学文学部社会学科卒。1972 年『死なう団事件』で作家デビュー。2004 年個人誌『昭和史講座』の刊行をはじめ一連の昭和史研究により菊池寛賞受賞。『ナショナリズムの昭和』で第三十回(2017 年度)和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究を続け、これまで約4000 人から証言を得ている。立教大学社会学部兼任講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任。現在、朝日新聞書評委員などを務める。 『陸軍省軍務局と日米開戦』『あの戦争は何だったのか』『昭和史の大河を往く』シリーズなど著書多数。近著『昭和の怪物七つの謎』 ( 講談社現代新書/2018)『続 昭和の怪物 七つの謎』 ( 講談社現代新書/2019) 2017 年4 月からNHKラジオで「声でつづる昭和人物像」を放送中。 |