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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-02-15 / 健康・医療:心理:健康・介護

「 生きる力を育む『 こどもの睡眠』を考える」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
2/22(土)、3/14(土)
講座回数
全4回
時間
13:30~15:00
15:10~16:40
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
12,000円
定員
100
その他
4回一括
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

近年、世界で一番睡眠時間が短いといわれる日本のこどもたち。しかし、脳の神経組織は、胎児期から乳幼児期の睡眠中に発達します。この時期の睡眠不足や生活リズムの乱れは、やがて学力に、そして健康に影響を与えることが指摘されています。将来にわたって健やかな日々を過ごすためのはじめの一歩は、地球における社会生活に必要な24時間周期の概日リズムをつくることにあります。こどもたちの健康的な成長に重要な意味を持つ「睡眠」について考えます。

第1回「こどもの眠りのメカニズムを知る」2/22(土)13:30~15:00
講師:三池 輝久
眠りのメカニズムは科学技術の進展により、多くの新しい知見が得られつつありますが、未だ解明の途上にあります。しかし一方で、脳科学、医学、生理学研究の充実によって、睡眠と脳の発達の関係、エネルギー生産性との関係などの解明が少しずつ進み、そこからこどもの睡眠の特徴や重要性もわかってきました。まず、そのメカニズムと役割を知ることから、こどもの睡眠を理解しましょう。

第2回「こどもの眠りのために大事なこと」2/22(土)15:10~16:40
講師:三池 輝久
睡眠は、ただ眠りさえすればよい…という単純な問題ではありません。日に日に新しいことを学習し続けるこどもたちの活発な脳活動は、エネルギーと神経伝達物質を大量に消費します。それらを補充し、エネルギー消費に伴う老廃物を洗い流し、脳細胞の働きを元気に保つのが「睡眠」の大きな役割です。その役割が効果的に果たせるために整えるべき条件とは何か、そして大人は何ができるのでしょう。

第3回「睡眠からひも解くこどもの発達」3/14(土)13:30~15:00
講師:小西 行彦
眠る(睡眠)・起きる(覚醒)のリズムはこどもの身体のリズムに深くかかわります。このリズムは新生児期にはまだ整っていないのですが、そのころに規則正しい生活リズムを覚えさせてあげないと、やがて脳や身体の発達に欠かせない睡眠時間が不足し、さまざまな脳機能にアンバランスをつくり、情緒の発育にも影響を与えることがわかってきています。睡眠の状態と発達との関係を理解しましょう。

第4回「地域で守るこどもの眠り~赤ちゃん学研究センターの調査から」3/14(土)15:10~16:40
講師:加藤 正晴
こどもは社会に出るまでの時間を地域と密着して過ごしています。家庭だけではなく、地域もまたこどものすこやかな心身の発達をとげるために支援する必要があります。同志社大学赤ちゃん学研究センターは、京都府木津川市と共同で「子どもの睡眠リズム改善プロジェクト」を進めています。2017年度から3年間にわたる調査をもとに、社会が一緒に取り組むべき課題について考えたいと思います。


備考

資料: 講師より配布いたします


- 各講座に関する注意事項 -
○各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。
○受講料のお支払い 事前振込み制の講座以外は初回に受付でお支払いください。
 受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。
○事前振込み 開講決定次第、「振込み依頼書」を郵送いたします。指定日までにお振込みください。
 期日までに入金が確認できない場合は受講いただけません。ご入金後1週間を目安に「受講票」をお送りします。
○開講のご案内 事前振込み制口座に限りの講座開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。万が一、開講出来ない場合は初回の1週間前までにお申込いただいた方にご連絡いたします。
○受講時の注意事項 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。
○休講・補講
 1、講師の都合および事故、台風、天災、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時を変更する場合があります。
 2、休講及び補講の連絡は、事前に決定した場合は講座会場で、欠席の方にはメール等でお伝えいたします。
 3、突然の天変地異や事故等により休講が当日決まった場合は、同志社大学HPに掲載し、メールもしくは電話にてお知らせします。
○受講キャンセル、当日の欠席
 1、お申込み後にキャンセルされる場合は、同志社大学東京オフィスまで電話、メールで連絡してください。
 2、受講料お支払い後のキャンセルには受講料の払い戻しはいたしません。
 3、講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。
 4、事前の欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。

講師陣

名前 三池 輝久(みいけ てるひさ)
肩書き 熊本大学名誉教授/小児神経科医
プロフィール 医学博士。日本眠育推進協議会理事長。熊本大学医学部卒業後、熊本大学小児科入局。米国ウエスト・ヴァージニア州立大学留学などを経て熊本大学医学部発達小児科教授、熊本大学医学部附属病院長を務める。2008年、兵庫県立リハビリテーション中央病院に「子どもの睡眠と発達医療センター」を開設、13年までセンター長。30年間にわたり、子どもの睡眠障害の臨床および概日リズム睡眠障害と不登校、新生児・乳幼児期睡眠障害と発達障害の関連について調査・研究活動に力を注ぐ。
著書に『子どもの夜ふかし 脳への脅威』(集英社新書)『いま、小児科医に必要な実践臨床小児睡眠医学(共編著)』(診断と治療社)『赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育第1巻 睡眠・食事・生活の基本(共著)』(中央法規出版)など。
名前 小西 行彦(こにし ゆきひこ)
肩書き 香川大学医学部小児科 助教 (医局長、病棟医長)
プロフィール 小児科専門医・小児神経学会専門医。
専門:小児科、小児神経
2018年より香川大学で小児睡眠外来を開設し、乳幼児から中高生まで幅広く小児の睡眠にかかわる診療を行っている。
名前 加藤 正晴(かとう まさはる)
肩書き 同志社大学赤ちゃん学研究センター 特任准教授
プロフィール 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。東京女子医科大学助手、スウェーデンウプサラ大学心理学部リサーチアソシエート、同志社大学心理学部准教授、NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチスペシャリスト等を経て2015年4月より現職。臨床発達心理士。専門はコミュニケーションの発達。感覚・知覚、顔認知、個体間インタラクションや自閉スペクトラム症を含む。
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