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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-02-21 / 心理:世界史:その他教養

「現代に生きるキリスト教ー神学を学ぶと世界がよくわかる」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
4/9(火),5/7(火),6/4(火),7/2(火),8/6(火),
9/3(火),10/1(火),11/5(火),12/3(火),1/21(火)
講座回数
10
時間
18:30~20:00
講座区分
通年 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
100
その他
一括のみ
教材:佐藤優著『神学の思考』(平凡社/2015)『神学の技法』(平凡社/2018)『聖書』( 2018年12月に刊行された、新翻訳である聖書協会共同訳、旧約聖書続編を含む引照付きを強く推薦する)を毎回持参すること。*各自でご用意ください。
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座概要】
同志社大学は、プロテスタントのキリスト教主義大学である。キリスト教という名称は誰でも知っているが、キリスト教の教義や倫理については、神学的な訓練を受けた人以外にはほとんど知られていない。本講座では、キリスト教について基礎からていねいにプロテスタンティズムの内在的論理を解説する。その際に、神学的視座から現下の世界で起きている事象を読み解くことも試みる。

第1回4/9(火)キリスト教を学ぶ意義(1)
キリスト教の本質が救済宗教であること、また有限な人間が無限で絶対的な神について語ることができる根拠について説明する。
一般の学問と神学の本質的違いについて重点的に解説する。

第2回5/7(火)キリスト教を学ぶ意義(2)
純粋なキリスト教という概念が原理的に成立しないことを明らかにする。キリスト教の土着化について掘り下げた考察を行う。キリスト教における物語の重要性について説明する。

第3回6/4(火)神学の方法論
神学の方法が、宗教学や社会学と異なることを明らかにする。神学において多用される類比(アナロジー)、隠喩(メタファー)の意
義について説明する。存在の類比と関係の類比の差異について考察する。

第4回7/2(火)啓示について
キリスト教においては、イエス・キリストにおける特殊啓示が決定的に重要な意味を持つことについて説明する。イエス・キリストを
三一論の枠組みで理解することの重要性についての理解を深める。

第5回8/6(火)三一論の構成
内在的三一論と経綸的三一論の違いについて説明する。その際に、東方正教会とカトリック教会・プロテスタント教会のアプローチ
が異なる結果、教会論と救済論に与える影響について考察する。

第6回9/3(火)召命について
神と人間の関係を召命というキーワードによって説明する。人間の弱さと、キリスト教という名の偶像崇拝が起きる可能性を脱構
築する契機が召命の中にあることを明らかにする。

第7回10/1(火)創造について
無からの創造というキリスト教の創造論の特徴を説明した上で、神が創造した世界に悪がある理由について考える。神が、人間の
もたらす悪に対して責任を負わないとする神義論に対する理解を深める。

第8回11/5(火)神の収縮について
キリスト教が説く創造は、人間が常識的に考える創造と本質的に異なる論理構成を持っていることを明らかにする。その際に、ユダヤ教のカ
バラ―思想を援用した神の収縮という概念が重要になることに注意を喚起する。

第9回12/3(火)創造と終末の関係について
神が創造した世界に終わりがある理由について考察する。終わりが同時に目的と完成であるという目的論的かつ終末論がキリスト
教倫理において重要な意味を持つことについて説明する。

第10回1/21(火)復活について
人間が死ぬと肉体だけでなく魂も滅びる。それにもかかわらず、霊魂不滅説のようなグノーシス主義の影響がキリスト教に入り込んだ理
由について考察する。復活が救済に不可欠の条件であることへの理解を深める。

備考

会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室

各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。

【講座に関する注意事項】
○受講料のお支払い
事前振込み制の講座以外は初回に受付でお支払いください。
受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。

○事前振込み(事前振込制の講座のみ)
開講決定次第、「振込み依頼書」を郵送いたします。指定日までにお振込みください。
期日までに入金が確認できない場合は受講いただけません。ご入金後1週間を目安に「受講票」をお送りします。

○開講のご案内
開講が決まりましたら「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。
万が一、開講できない場合は、初回の一週間前までに申し込まれた方にご連絡いたします。

○受講開始
講座日は持参を指定された教材がある場合は教材と受講票をご持参ください。受講票を講座受付にお出しください。出席印を押印いたします。最終回まで保管をお願いします。全回出席の方には、最終回に「修了証」をお渡ししています。

○受講時の注意事項
講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。講師から許可があった場合は録音することができます。講義中は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。

○休講・補講
1、講師の都合および、事故、台風、天災、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は、決定次第お伝えいたします。
3、突然の天変地異や事故などにより休講が当日判明した場合は、同志社大学HPに掲載し、メールもしくは電話にてお知らせします。

○受講キャンセル、当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルする場合は、同志社大学東京オフィスまでご連絡ください。電話、メールで承ります。
2、受講されている講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。一部、欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。

講師陣

名前 佐藤 優
肩書き 同志社大学神学部 客員教授 作家・元外務省主任分析官
プロフィール 1985年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2009年外務省を失職。2005年『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。2006年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『獄中記』『同志社大学神学部』など著作多数。近著『未来のエリートのための最強の学び方』(集英社インターナショナル/2019)『宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源』(角川ソフィア文庫/2019)『近代神学の誕生 シュライアマハー『宗教について』を読む』(春秋社/2019)
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