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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-08 / その他教養 / 学内講座コード:0011

「宗教改革とは何か?」

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
5/15,6/19,7/24,8/21,9/18,10/16,
11/20,12/18(火曜日) 
2019年1/21,2/18(月曜日)
講座回数
10
時間
18:30~20:00
講座区分
通年 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
100
その他
10回一括のみ
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座概要】
同志社大学は、プロテスタントのキリスト教主義大学である。プロテスタンティズムの起源は宗教改革であるが、本講座では16世紀のルターの宗教改革に強い影響を与えた15世紀のチェコ宗教改革を中心に、近代的思考と民族の起源としての宗教改革の意義を深く考えてみたい。その過程で神学的思考に関する理解を深めることができる。講義では、輪読、質疑応答など受講生との双方向性を重視する。

第1回 5/15(火)フロマートカの生涯と論集『宗教改革から明日へ』の意義(1)
ヨゼフ・ルクル・フロマートカ(1889~1989年)の信仰告白的な自伝『なぜ私は生きているか』を基に1956年に論集『宗教改革から明日へ』が上梓された意味について考える。

第2回 6/19(火)フロマートカの生涯と論集『宗教改革から明日へ』の意義(2)
チェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」が1968年8月にソ連軍を中心とするワルシャワ条約軍の軍事侵攻によって弾圧される状況に直面した際のフロマートカの抵抗を宗教改革の精神で読み解く。

第3回 7/24(火)チェコ宗教改革の終末論(1)
モルナールの論文に即して、クロムネジージュのミリチからヤン・フスに至るチェコの終末論について学ぶ。終末論が、歴史に対する批判的考察と未来に対する希望を併せ持つ原理であることについての理解を深める。

第5回 9/18(火)フス派の聖書理解
ソウチェクの論文に即して、フス派並びにその後継者であるチェコ兄弟団の聖書解釈の特徴について学ぶ。「聖書のみ」というプロテスタントの原理が持つ社会倫理的意味について考察する。

第6回 10/16(火)寛容について
ブッロッシュの論文に即して、チェコにおけるカトリック教会とプロテスタント教会の並存がどのようにして可能になったかについて学ぶとともにエキュメニズムの今日的意義について考察する。

第7回 11/20(火)教会と国家体制
プロピーシルの論文に即して、チェコ兄弟団福音教会の歴史について学ぶ。第一次共和国、ナチス・ドイツの占領、社会主義体制下でのプロテスタント教会の動静について学ぶことを通じ、教会と国家の関係を考える。

第8回 12/18(火)伝統について
フロマートカの論文に即して、チェコ宗教改革の伝統が20世紀のチェコ兄弟団福音教会にどのように活かされたかについて学ぶ。そこからプロテスタント教会にとっての伝統の意味について掘り下げて考える。

第9回 1/21(月)福音と自由について
フロマートカの論文に即して、福音は、われわれに悔い改めを強く求める。人間の原罪について学ぶと共にヒューマニズムの陥穽と、人間の自由は制約の中においてのみ成立するという自由観について学ぶ。

第10回 2/18(月)希望について
フロマートカの論文に即して、無力な人間がどのようにして確固たる希望を抱くことが出来るようになるかについて学ぶ。信仰を持つ者は、常に前を見て、進んでいくというキリスト教的楽観主義について考える。

備考

※教材
ヨゼフ・ルクル・フロマートカ(平野清美訳/佐藤優監訳)『宗教改革から明日へ――近代・民族の誕生とプロテスタンティズム』(平凡社、2017年)、ヨゼフ・ルクル・フロマートカ(佐藤優訳)『なぜ私は生きているか J・L・フロマートカ自伝』(新教出版社、2008年オンデマンド版)、聖書(日本聖書協会による新共同訳、旧約聖書続編を含む引照付きを強く推薦する)を毎回持参すること。
*各自でご用意ください。

会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室

【講座に関する注意事項】
○受講料のお支払い: 初回に受付でお支払いください。 受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。

○開講のご案内: 開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。

○受講開始: 講座日には指定された教材がある場合は教材と受講票をご持参ください。受講票を講座受付にお出しください。出席印を 押印いたします。最終回まで保管をお願いします。全回出席の方には、最終回に「修了証」をお渡ししています。

○受講時の注意事項: 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中 は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。

○休講・補講: 
1、講師の都合、天変地異、事故、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時 を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は事前に判明した場合は受講生に直接、または講義にてご連絡します。
3、突然の天変地異や事故などによって、当日判明した場合は、同志社大学HP、同志社東京HUBサイトに掲載し、メール にて直接お知らせします。

○受講キャンセル、 当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルする場合は、同志社大学東京オフィスまでご連絡ください。電話、メールで承ります。
2、受講されている講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。一部、欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。

講師陣

名前 佐藤 優
肩書き 作家・同志社大学神学部 客員教授
プロフィール 1960年東京都出身。1985年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。主任分析官としてロシアでの情報活動において活躍。2002年鈴木宗男事件に連座し逮捕され512日間勾留。2009年に最高裁で懲役2年6ヶ月執行猶予4年の有罪が確定し外務省を失職。2013年6月執行猶予期間が満了。
2005年『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。2006年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『獄中記』『同志社大学神学部』など著作多数。最新刊 『40代でシフトする働き方の極意』 (青春出版社 /2017) 『 核と戦争のリスク 北朝鮮・アメリカ・日本・中国 動乱の世界情勢を読む』 (朝日新書/2017)
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