講座詳細情報
申し込み締切日:2018-05-11 / その他教養:日本史:心理 / 学内講座コード:0007
「明治維新150年 日本人はどう変わったのか」
- 開催日
- 5/18(金),6/15(金),7/20(金),8/24(金),
9/21(金)
- 講座回数
- 5
- 時間
- 13:30~15:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 100
- その他
- 5回一括のみ
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座概要】
2018年は明治維新から150年を迎える。この150年、日本人はどのように変わったのか。その考え方、行動様式、そして倫理的な規範などはどのような変化をとげたかを見ることによって、私たちの「現在」が確認できる。この講座では、その変化の道筋と内容について改めて検証し、日本社会の本質を考えることにする。とくに本来多様性をもち、独自の道徳規範を守ってきたこの国がきわめて単純な一元国家となったのはなぜかを考えてみたい。
5/18(金)第1回明治150年の時代区分を考える
明治150年は4代の天皇(明治、大正、昭和、平成)によって編まれているが、それぞれの時代は異なっている。この150年をどのように分けるか、を考えることは、つまり4代をどう見ているかという意味でもある。今回の講座では政治・軍事・社会などの尺度で時代区分を試みてみたい。そのことで私たちは意外な発見をするかもしれない。
6/15(金)第2回日本人の道徳規範や倫理の変容を見る
近代日本の出発点にあたり、日本社会を貫いている道徳や倫理、さらには思考法などがどのような変化をとげたのか。そのことを具体的に語っていく。もともと日本人は江戸時代270年の間にきわめて抑制的な文化を育てあげてきた。こうした文化がどのように変化したのか、そしてこのような文化は次代にどう語り伝えられたのかを見てゆく。
7/20(金)第3回明治150年と日本人の戦争観を検証する
江戸時代の270年間、日本はただのいちども対外戦争を体験しなかった。幕末には戦争を表す単語さえ人びとからは忘れられていた。戦争を知らずに育った日本人は、明治以降に幾つかの戦争を体験することによって、しだいに戦争の本質を知っていった。しかし真にその本質を理解できたであろうか。改めて私たちはそのことを丁寧に検証してみることが必要である。意外なことに日本社会は戦争観をもっていなかったことがわかる。
8/24(金)第4回4代の天皇たちに課せられた役割とは何か
明治、大正、昭和、平成の4人の天皇の性格と言動、そのことを調べていくと、天皇という制度のもとで、一人の人間としての天皇にはそれぞれの特徴があることがわかる。いわばそのような個性をいかにそぎおとしていくか、それが帝王教育でもあった。天皇という立場には何が期待され、何を学ぶことが求められたのか、私たちは平成を終える今、具体的に考えてみることが必要である。そして次代の天皇像を考えてみるべきである。
9/21(金)第5回国際社会の日本人論とその変化を考える
明治150年の今、国際社会は日本をどう見ているのだろうか。日本を見つめる目はいつの時代にも複雑である。つまりなかなか理解してもらえない面がある。270年も他国と交流をもたなかったという国、しかし経済上ではかなり活発に交易しているという現実、キリスト教文明を拒否していながら自らの文化・文明に特別に価値を置いていたわけではないという姿勢、外国にとって日本人ははたしてどういう存在だったのであろうか。
2018年は明治維新から150年を迎える。この150年、日本人はどのように変わったのか。その考え方、行動様式、そして倫理的な規範などはどのような変化をとげたかを見ることによって、私たちの「現在」が確認できる。この講座では、その変化の道筋と内容について改めて検証し、日本社会の本質を考えることにする。とくに本来多様性をもち、独自の道徳規範を守ってきたこの国がきわめて単純な一元国家となったのはなぜかを考えてみたい。
5/18(金)第1回明治150年の時代区分を考える
明治150年は4代の天皇(明治、大正、昭和、平成)によって編まれているが、それぞれの時代は異なっている。この150年をどのように分けるか、を考えることは、つまり4代をどう見ているかという意味でもある。今回の講座では政治・軍事・社会などの尺度で時代区分を試みてみたい。そのことで私たちは意外な発見をするかもしれない。
6/15(金)第2回日本人の道徳規範や倫理の変容を見る
近代日本の出発点にあたり、日本社会を貫いている道徳や倫理、さらには思考法などがどのような変化をとげたのか。そのことを具体的に語っていく。もともと日本人は江戸時代270年の間にきわめて抑制的な文化を育てあげてきた。こうした文化がどのように変化したのか、そしてこのような文化は次代にどう語り伝えられたのかを見てゆく。
7/20(金)第3回明治150年と日本人の戦争観を検証する
江戸時代の270年間、日本はただのいちども対外戦争を体験しなかった。幕末には戦争を表す単語さえ人びとからは忘れられていた。戦争を知らずに育った日本人は、明治以降に幾つかの戦争を体験することによって、しだいに戦争の本質を知っていった。しかし真にその本質を理解できたであろうか。改めて私たちはそのことを丁寧に検証してみることが必要である。意外なことに日本社会は戦争観をもっていなかったことがわかる。
8/24(金)第4回4代の天皇たちに課せられた役割とは何か
明治、大正、昭和、平成の4人の天皇の性格と言動、そのことを調べていくと、天皇という制度のもとで、一人の人間としての天皇にはそれぞれの特徴があることがわかる。いわばそのような個性をいかにそぎおとしていくか、それが帝王教育でもあった。天皇という立場には何が期待され、何を学ぶことが求められたのか、私たちは平成を終える今、具体的に考えてみることが必要である。そして次代の天皇像を考えてみるべきである。
9/21(金)第5回国際社会の日本人論とその変化を考える
明治150年の今、国際社会は日本をどう見ているのだろうか。日本を見つめる目はいつの時代にも複雑である。つまりなかなか理解してもらえない面がある。270年も他国と交流をもたなかったという国、しかし経済上ではかなり活発に交易しているという現実、キリスト教文明を拒否していながら自らの文化・文明に特別に価値を置いていたわけではないという姿勢、外国にとって日本人ははたしてどういう存在だったのであろうか。
備考
※資料: 当日講師より配布いたします
会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室
【講座に関する注意事項】
○受講料のお支払い: 初回に受付でお支払いください。 受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。
○開講のご案内: 開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。
○受講開始: 講座日には指定された教材がある場合は教材と受講票をご持参ください。受講票を講座受付にお出しください。出席印を 押印いたします。最終回まで保管をお願いします。全回出席の方には、最終回に「修了証」をお渡ししています。
○受講時の注意事項: 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中 は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。
○休講・補講:
1、講師の都合、天変地異、事故、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時 を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は事前に判明した場合は受講生に直接、または講義にてご連絡します。
3、突然の天変地異や事故などによって、当日判明した場合は、同志社大学HP、同志社東京HUBサイトに掲載し、メール にて直接お知らせします。
○受講キャンセル、 当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルする場合は、同志社大学東京オフィスまでご連絡ください。電話、メールで承ります。
2、受講されている講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。一部、欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。
会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室
【講座に関する注意事項】
○受講料のお支払い: 初回に受付でお支払いください。 受付でのお支払いは現金のみです。開講後もしくは振込み後は受講料の払い戻しはいたしません。
○開講のご案内: 開講可能になり次第、事務局から「受講票」をお送りします。受講票(ハガキ)は1講座1枚です。
○受講開始: 講座日には指定された教材がある場合は教材と受講票をご持参ください。受講票を講座受付にお出しください。出席印を 押印いたします。最終回まで保管をお願いします。全回出席の方には、最終回に「修了証」をお渡ししています。
○受講時の注意事項: 講義の録音、録画、講義中の写真撮影はご遠慮ください。録音は講師から許可があった場合のみ許可いたします。講義中 は携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにしてください。
○休講・補講:
1、講師の都合、天変地異、事故、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。その際に当初の日時 を変更する場合があります。
2、休講及び補講の連絡は事前に判明した場合は受講生に直接、または講義にてご連絡します。
3、突然の天変地異や事故などによって、当日判明した場合は、同志社大学HP、同志社東京HUBサイトに掲載し、メール にて直接お知らせします。
○受講キャンセル、 当日の欠席
1、お申込み後にキャンセルする場合は、同志社大学東京オフィスまでご連絡ください。電話、メールで承ります。
2、受講されている講座を欠席された場合、後日その日に配布された資料をお渡ししますのでお申し出ください。一部、欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。
講師陣
名前 | 保阪 正康 |
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肩書き | ノンフィクション作家・評論家 日本近現代史研究者 |
プロフィール | 1939年北海道出身。1963年同志社大学文学部社会学科卒「 昭和史を語り継ぐ会」主宰 昭和史の実証的研究のため、延べ4000人の人々に聞き書き取材を行い独自の執筆活動を続けている。立教大学社会学部兼任講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任。現在、朝日新聞書評委員などを務める。2004年、個人誌『昭和史講座』の刊行を始め、一連の昭和史研究で第52回菊池寛賞受賞。2016年(平成28年)天皇陛下の退位をめぐり政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が行うヒアリング対象者に選ばれた。近著『 田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体』(朝日新書/2016)『日本人の「戦争観」を問う―昭和史からの遺言』(山川出版社/2016『) ナショナリズムの昭和』(幻戯書房 /2016)『 憲法を百年いかす(半藤一利氏の対談)』(筑摩書房/2017)ほか。明治150年の今年、3冊の新刊本が上梓される。 |