検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-20 / 日本史:その他教養

昭和史と平成という時代 その4 -歴史としての太平洋戦争-

主催:同志社大学同志社大学 東京サテライト・キャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
4月21日、5月19日、6月9日、7月14日、8月25日(金)
講座回数
全5回
時間
13:30~15:00
講座区分
その他 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
100
その他
5回一括のみ
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座概要】
太平洋戦争の開始から76年、この戦争も歴史の段階に入った。同時代の解釈とは別に歴史上の見方が示されることになった。善悪や好悪の感情は別にして、この戦争は人類史の上ではどのように語られるのだろうか。その内容を改めて検証してみたい。現在、次代の研究者たちの見方は、「日本の侵略戦争」「日本の防衛戦争」、あるいは、「第二次世界大戦の一断面」などに分けられるようだが、しかしその分析を見ていくとまったく新しい見解もでている。この戦争をどのように捉え、そして次代に伝えていくかは、あの戦争体験世代にとってもっとも重要なことである。

第1回4/21(金)この戦争の本質は何か
太平洋戦争の本質については、これまでも論じられてきたが、改めて歴史の視点に立てば、この戦争は当事者の意思を超えて検証される面もある。そのことを詳述することで私たちはそれぞれ自らの戦争観を確立していかなければならない。

第2回5/19(金)この戦争の責任は誰にあるのか
戦争は政治家や軍人たちだけでは行えない。国民の支えが必要である。太平洋戦争の時代、国民はなぜ自らの生命と財産を賭してあの戦争に突入していったのか。そのことを確かめることで、<軍事>が未消化のまま近代に入ったこの国の弱点は見えてくる。

第3回6/9(金)兵士たちはいかに戦ったか
日本軍の兵士たちは軍事指導者たちの無策と無責任のゆえにきわめて苛酷な状況で戦わされた。240万人の将兵・軍属が戦死したといわれるが、その7割は餓死という報告まである。兵士たちはなにゆえにこの無謀な戦争のもとで戦ったのだろうか。

第4回7/14(金)昭和の戦後社会での戦争観
戦後社会では日本軍のあまりにも無計画で杜撰な戦争指導は数多く告発されたが、それが永続性をもたなかったのはなぜか。戦争を見つめる目が時代と共に変化していったが、しかしそこには何か重要な視点が欠落していたのである。それを提示したい。

第5回8/25(金)平成という時代の太平洋戦争論
平成に入って、太平洋戦争はどう見られているか、そのことを具体的に確かめる。この戦争の本質や真実は正確に伝わっているか、何が欠けているのか、そのことを確かめることによって、私たちの太平洋戦争を見つめる視野が広くなっていくであろう。




備考

※資料: 当日講師より配布いたします

会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室

【講座に関する注意事項】
○各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。
○受講料のお支払い 
指定の講座以外は、講座当日に受付でお支払いください。
「おもてなし感を演出、あなたもできるやさしい英会話」 「ダイアローグから学ぶ英文法と実践英会話」は事前振込み制です。
○開講後もしくは振込み後は、受講料の払い戻しはいたしません。
○万が一、開講出来ない場合は開講の1週間前までにお申込みいただいた方にご連絡いたします。
○開講が決まりましたら、事務局より受講票を郵送いたします。
○受講票(ハガキ)は1 講座1枚です。受講時に受付にお出しください。
○全回ご出席の方には「修了証」を最終回にお渡しいたします。(Doshisha Evening Academy を除く)
○休講・補講
1、講師の都合および事故、台風、天災、交通機関ストライキ等によりやむを得ず休講する場合があります。
2、休講が事前に判明した場合は同志社大学HP および同志社TOKYO HUB サイトに掲載の上、各個人にメールにてお知らせし、補講等の対応をいたします。
○受講時は
1、講義中は携帯電話の電源をお切りいただくか、機内モードにしてください。
2、講座の録音、録画、写真撮影は講師の許可がある場合を除き禁止です。

講師陣

名前 保阪 正康
肩書き ノンフィクション作家・評論家日本近現代史研究者
プロフィール 1939年北海道生まれ。1963年同志社大学文学部社会学科卒 「昭和史を語り継ぐ会」主宰 
昭和史の実証的研究のため、延べ4000人の人々に聞き書き取材を行い独自の執筆活動を続けている。2004年、人誌『昭和史講座』の刊行で第52回菊池寛賞受賞。天皇陛下の退位をめぐり政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が行うヒアリング対象者に選ばれた。
近著 『田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体』(朝日新書/2016)
『日本人の「戦争観」を問う―昭和史からの遺言』(山川出版社/2016)
質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.