講座詳細情報
申し込み締切日:2022-03-17 / 自然科学・環境:その他教養
現代の教養講座『宇宙移住の現在・未来について』
- 開催日
- 5月12日(木)~8月18日(木)
- 講座回数
- 全8回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,000円
- 定員
- 200
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
「大人だって学びたい!」という、社会人の学び直しニーズに応えるべく、大学コンソーシアム京都ではこの度、「現代の教養講座」を開講する運びとなりました。今年度は「宇宙移住の現在・未来について」と題し、現在世界中が注目する有人宇宙飛行や、月や火星への移住に関する最先端の知見を、食や住などの生存に関する視点から、科学技術や医療や法律まで幅広い視点で学びます。宇宙を知り、あらためて地球環境の大切さを知る。そして地球環境保全や来るべき宇宙時代に、私達に何ができるかを、参加者全員で考えたいと思います。
【各回のテーマ・講師名等】
第1回
日 時:5月12日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙移住と「コアバイオーム複合体」
講 師:山敷 庸亮京都大学 大学院総合生存学館教授 専攻長 (SIC有人宇宙学研究センター長)
地球意外の天体で「生命維持」が可能な最低限のシステムと、それを支える現実の地球生態系の代表を「コアバイオーム複合体」とし、「生命維持」システムの維持に必要な技術体系を「コアテクノロジー」と名づけ、これらを備えた「循環型」の社会を「コアソサエティ」とし、新しい天体での「宇宙社会」の実現構想を考える。
第2回
日 時:5月26日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙森林(コアバイオーム)
講 師:村田 功二(京都大学大学院 農学研究科森林科学専攻 准教授)
人類にとって宇宙進出は探検目的ではなく恒久的に滞在する対象となってきた。その実現には精神的なやすらぎを与える居住空間や生活資材の持続的な供給が必要である。そして宇宙空間で樹木を育て、木材を資源として活用する循環システムが有効だと考える。また、木製人工衛星など宇宙空間での木材利用の可能性を考える。
第3回
日 時:6月9日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙海洋(コアバイオーム)-人工水圏生態系と食料生産-
講 師:遠藤 雅人(東京海洋大学学術研究院 海洋生物資源学部門 准教授)
宇宙で小型の海洋(水圏)を展開する一つとして構成する水生生物を個別に育て、各々の生物間で食物や廃棄物等の物質のやり取りを行う方法があり、これによって生態系の破綻を防ぐことができる。本講座では複数の水圏生物を用いた人工生態系の構築技術とそれを基にした水圏の食料生産、特に魚類養殖について解説を行う。
第4回
日 時:6月23日(木)18:30~20:00
テーマ:地球の特殊性から考える宇宙移住のための条件とは
講 師:佐々木 貴教(京都大学大学院 理学研究科宇宙物理学教室 助教)
地球はいかにして生命を宿す惑星になったのか?生命惑星としての地球の特殊性について議論し、その知見をもとに他の天体上での生存可能性に関する検討を行います。さらに実際に宇宙移住を考える際の諸問題について、惑星科学の観点から解決のための条件を探ります。
第5回
日 時:7月7日(木)18:30~20:00
テーマ:国際宇宙探査時代における人類の活動圏拡大
講 師:稲富 裕光(宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 学際科学研究系研究 主幹)
国際宇宙探査において、日本は2030年代までに月面における科学の分野にて第1級の成果を創出する事を目指している。また、その先の人類の活動圏拡大に必要となる宇宙居住の実現に向けた機運も高まっている。そこで宇宙に恒久的な人類社会が存在できる条件を考えることの重要性は今後増していくだろう。
第6回
日 時:7月21日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙医学とは?―将来の有人飛行を目指して―
講 師:寺田 昌弘(京都大学 宇宙総合学研究ユニット 特定准教授)
今後益々活発になるであろう有人宇宙飛行に於いては、宇宙飛行士の健康管理が重要な問題である。また一般人が宇宙飛行をする機会も増え、人が宇宙環境でどのように影響を受けるか理解する必要性が増している。本講義では、宇宙医学・宇宙生物学を中心に解説をする。
第7回
日 時:8月4日(木)18:30~20:00
テーマ:天体活動に適用される国際宇宙法
講 師:青木 節子(慶應義塾大学大学院 法務研究科 教授)
現行の国際宇宙法は一部の軍備管理規定を除いて、天体上とそれ以外の宇宙空間部分の活動における法にほとんど相違はみられない。その点を留意しつつ、天体での有人・無人の宇宙活動を規律する法制度を検討する。「宇宙物体」をめぐる管轄権・登録制度、宇宙資源採取の法、宇宙での人権問題などを扱う。
第8回
日 時:8月18日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙移住の実現に向けて
講 師:山敷 庸亮(京都大学大学院 総合生存学館教授 専攻長 (SIC有人宇宙学研究センター長))
「コアバイオーム」「コアテクノロジー」から「コアソサエティ」につながる宇宙移住構想を学んできました。NASAをはじめ各国の宇宙機関や民間で様々な構想が進んでおりますが、それらの構想と我々の構想の共通点と違い、構想を実現するための技術的・経済的ハードルを考えるとともに、我々がいつごろ宇宙社会を構築できるようになるか考えてゆきます。
【各回のテーマ・講師名等】
第1回
日 時:5月12日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙移住と「コアバイオーム複合体」
講 師:山敷 庸亮京都大学 大学院総合生存学館教授 専攻長 (SIC有人宇宙学研究センター長)
地球意外の天体で「生命維持」が可能な最低限のシステムと、それを支える現実の地球生態系の代表を「コアバイオーム複合体」とし、「生命維持」システムの維持に必要な技術体系を「コアテクノロジー」と名づけ、これらを備えた「循環型」の社会を「コアソサエティ」とし、新しい天体での「宇宙社会」の実現構想を考える。
第2回
日 時:5月26日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙森林(コアバイオーム)
講 師:村田 功二(京都大学大学院 農学研究科森林科学専攻 准教授)
人類にとって宇宙進出は探検目的ではなく恒久的に滞在する対象となってきた。その実現には精神的なやすらぎを与える居住空間や生活資材の持続的な供給が必要である。そして宇宙空間で樹木を育て、木材を資源として活用する循環システムが有効だと考える。また、木製人工衛星など宇宙空間での木材利用の可能性を考える。
第3回
日 時:6月9日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙海洋(コアバイオーム)-人工水圏生態系と食料生産-
講 師:遠藤 雅人(東京海洋大学学術研究院 海洋生物資源学部門 准教授)
宇宙で小型の海洋(水圏)を展開する一つとして構成する水生生物を個別に育て、各々の生物間で食物や廃棄物等の物質のやり取りを行う方法があり、これによって生態系の破綻を防ぐことができる。本講座では複数の水圏生物を用いた人工生態系の構築技術とそれを基にした水圏の食料生産、特に魚類養殖について解説を行う。
第4回
日 時:6月23日(木)18:30~20:00
テーマ:地球の特殊性から考える宇宙移住のための条件とは
講 師:佐々木 貴教(京都大学大学院 理学研究科宇宙物理学教室 助教)
地球はいかにして生命を宿す惑星になったのか?生命惑星としての地球の特殊性について議論し、その知見をもとに他の天体上での生存可能性に関する検討を行います。さらに実際に宇宙移住を考える際の諸問題について、惑星科学の観点から解決のための条件を探ります。
第5回
日 時:7月7日(木)18:30~20:00
テーマ:国際宇宙探査時代における人類の活動圏拡大
講 師:稲富 裕光(宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 学際科学研究系研究 主幹)
国際宇宙探査において、日本は2030年代までに月面における科学の分野にて第1級の成果を創出する事を目指している。また、その先の人類の活動圏拡大に必要となる宇宙居住の実現に向けた機運も高まっている。そこで宇宙に恒久的な人類社会が存在できる条件を考えることの重要性は今後増していくだろう。
第6回
日 時:7月21日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙医学とは?―将来の有人飛行を目指して―
講 師:寺田 昌弘(京都大学 宇宙総合学研究ユニット 特定准教授)
今後益々活発になるであろう有人宇宙飛行に於いては、宇宙飛行士の健康管理が重要な問題である。また一般人が宇宙飛行をする機会も増え、人が宇宙環境でどのように影響を受けるか理解する必要性が増している。本講義では、宇宙医学・宇宙生物学を中心に解説をする。
第7回
日 時:8月4日(木)18:30~20:00
テーマ:天体活動に適用される国際宇宙法
講 師:青木 節子(慶應義塾大学大学院 法務研究科 教授)
現行の国際宇宙法は一部の軍備管理規定を除いて、天体上とそれ以外の宇宙空間部分の活動における法にほとんど相違はみられない。その点を留意しつつ、天体での有人・無人の宇宙活動を規律する法制度を検討する。「宇宙物体」をめぐる管轄権・登録制度、宇宙資源採取の法、宇宙での人権問題などを扱う。
第8回
日 時:8月18日(木)18:30~20:00
テーマ:宇宙移住の実現に向けて
講 師:山敷 庸亮(京都大学大学院 総合生存学館教授 専攻長 (SIC有人宇宙学研究センター長))
「コアバイオーム」「コアテクノロジー」から「コアソサエティ」につながる宇宙移住構想を学んできました。NASAをはじめ各国の宇宙機関や民間で様々な構想が進んでおりますが、それらの構想と我々の構想の共通点と違い、構想を実現するための技術的・経済的ハードルを考えるとともに、我々がいつごろ宇宙社会を構築できるようになるか考えてゆきます。
備考
【出願から受講までの流れについて】
大学コンソーシアム京都「京カレッジWEB出願システム」(パソコン、スマホ、タブレット利用可)よりご出願ください。
京カレッジWEB出願システム
https://www.consortiumkyoto-miyakocollege.jp/
※講座1回ごとの受講はできません。
※本講座とあわせて、他の科目も出願することができます。
STEP1 「京カレッジWEB出願システム」から利用登録を行う。
STEP2 「2022年度出願へ」をクリック。講座名を選択し、出願を行う。
STEP3 受講可否通知を4月上旬までにメールでお送りいたします。
受講許可された方には受講料支払手続き当に関するご連絡をいたします。
■本講座の受講料のお支払方法は、クレジットカード決済、コンビニ決済よりお選びいただけます。■期日までに支払手続きが完了していない場合は、参加の意思がないものと判断し、申込を無効とします。■開催中止の場合を除いて、受講料の返金はいたしかねますのでご了承ください。
大学コンソーシアム京都「京カレッジWEB出願システム」(パソコン、スマホ、タブレット利用可)よりご出願ください。
京カレッジWEB出願システム
https://www.consortiumkyoto-miyakocollege.jp/
※講座1回ごとの受講はできません。
※本講座とあわせて、他の科目も出願することができます。
STEP1 「京カレッジWEB出願システム」から利用登録を行う。
STEP2 「2022年度出願へ」をクリック。講座名を選択し、出願を行う。
STEP3 受講可否通知を4月上旬までにメールでお送りいたします。
受講許可された方には受講料支払手続き当に関するご連絡をいたします。
■本講座の受講料のお支払方法は、クレジットカード決済、コンビニ決済よりお選びいただけます。■期日までに支払手続きが完了していない場合は、参加の意思がないものと判断し、申込を無効とします。■開催中止の場合を除いて、受講料の返金はいたしかねますのでご了承ください。
講師陣
名前 | 山敷 庸亮 |
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肩書き | 京都大学 大学院総合生存学館教授 専攻長 (SIC有人宇宙学研究センター長) |
プロフィール | - |
名前 | 村田 功二 |
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肩書き | 京都大学大学院 農学研究科森林科学専攻 准教授 |
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名前 | 遠藤 雅人 |
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肩書き | 東京海洋大学学術研究院 海洋生物資源学部門 准教授 |
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名前 | 佐々木 貴教 |
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肩書き | 京都大学大学院 理学研究科宇宙物理学教室 助教 |
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名前 | 稲富 裕光 |
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肩書き | 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 学際科学研究系研究 主幹 |
プロフィール | - |
名前 | 寺田 昌弘 |
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肩書き | 京都大学 宇宙総合学研究ユニット 特定准教授 |
プロフィール | - |
名前 | 青木 節子 |
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肩書き | 慶應義塾大学大学院 法務研究科 教授 |
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