講座詳細情報
申し込み締切日:2020-01-08 / 文学 / 学内講座コード:19S11270W
『伊勢物語』を多面的に読む
- 開催日
- 2020/1/9~2020/3/17(木)
- 講座回数
- 全5回
- 時間
- 13:20~14:50
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,900円
- 定員
- 35
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講座概要】
『源氏物語』を書いた紫式部が、「在五の中将ものがたり」として既に愛読していた『伊勢物語』の有名な段を選んで原文を読んでいきます。「百人一首」の在原業平の歌では知り得ない、業平の実像や虚像を楽しみましょう。古典文法については、教材を効率的に活用し、講座後の自習の資ともなるように道案内する予定です。『伊勢物語』は、中世では能(謡曲)に大きな影響を与えていますが、そのうちから、「杜若」(かきつばた)を取り上げ、詞章の精読(資料配付)を済ませたのち、プロの能楽師であるワキ方福王和幸師をお招きして講師の司会進行のもと、「杜若」のワキのせりふや主要な謡い部分を実演していただきます。生のお謡いを聴くことで、ことばの本来的に持つ力、日本語の自然な抑揚が芸術的なメロディーに昇華する一瞬一瞬を、ご自分の耳で確かめてみませんか。それは、室町時代の人々による『伊勢物語』受容の再体験となることことでしょう。(最終回の講座は、講師の都合により3月17日火曜日となります。ご注意ください。)
【講座スケジュール】
第1回 1/9(木) 『伊勢物語』について/「昔おとこ有りけり」と在原業平/『伊勢物語』の有名な段を読む(その一)
第2回 1/16(木) 『伊勢物語』の有名な段を読む(その二)
第3回 2/27(木) 『伊勢物語』の有名な段を読む(その三)
第4回 3/12(木) 『伊勢物語』第四段から能「杜若」へ/能「杜若」の詞章を丁寧に読み解く(資料配付)
第5回 3/17(火) 能楽師ワキ方福王和幸師をお招きし、講師の司会進行のもと、能杜若」の謡い実演を聴く
『源氏物語』を書いた紫式部が、「在五の中将ものがたり」として既に愛読していた『伊勢物語』の有名な段を選んで原文を読んでいきます。「百人一首」の在原業平の歌では知り得ない、業平の実像や虚像を楽しみましょう。古典文法については、教材を効率的に活用し、講座後の自習の資ともなるように道案内する予定です。『伊勢物語』は、中世では能(謡曲)に大きな影響を与えていますが、そのうちから、「杜若」(かきつばた)を取り上げ、詞章の精読(資料配付)を済ませたのち、プロの能楽師であるワキ方福王和幸師をお招きして講師の司会進行のもと、「杜若」のワキのせりふや主要な謡い部分を実演していただきます。生のお謡いを聴くことで、ことばの本来的に持つ力、日本語の自然な抑揚が芸術的なメロディーに昇華する一瞬一瞬を、ご自分の耳で確かめてみませんか。それは、室町時代の人々による『伊勢物語』受容の再体験となることことでしょう。(最終回の講座は、講師の都合により3月17日火曜日となります。ご注意ください。)
【講座スケジュール】
第1回 1/9(木) 『伊勢物語』について/「昔おとこ有りけり」と在原業平/『伊勢物語』の有名な段を読む(その一)
第2回 1/16(木) 『伊勢物語』の有名な段を読む(その二)
第3回 2/27(木) 『伊勢物語』の有名な段を読む(その三)
第4回 3/12(木) 『伊勢物語』第四段から能「杜若」へ/能「杜若」の詞章を丁寧に読み解く(資料配付)
第5回 3/17(火) 能楽師ワキ方福王和幸師をお招きし、講師の司会進行のもと、能杜若」の謡い実演を聴く
備考
【備考】
※4名未満の場合は非開講になることがあります。
※最終回の講座は、講師の都合により3月17日(火)となります。ご注意ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
※4名未満の場合は非開講になることがあります。
※最終回の講座は、講師の都合により3月17日(火)となります。ご注意ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 小林 千草 |
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肩書き | - |
プロフィール | 元東海大学文学部教授、国語学者。博士(文学)東北大学。1985年に佐伯国語学賞を、2002年に新村出賞を受賞。主な著書:『天草版平家物語を読む 不干ハビアンの文学手腕と能』(東海大学出版部)、『幕末期狂言台本の総合的研究 大蔵流台本編』(清文堂)『女ことばはどこへ消えたか?』(光文社新書)、『「明暗」夫婦の言語力学』(東海教育研究所)、『伊達政宗、最期の日々』(講談社新書)など。作家千 草子(せん・そうこ)としても、『ハビアン』『南蛮屏風の女と岩佐又兵衛』『翠子(すいこ)清原宣賢の妻』『寺田屋異聞 有馬新七、富士に立つ』など活躍中。なお、能・狂言に関する著作や講演も多い。長らく文教大学非常勤講師も勤めた。 |