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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-07 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:K11130S

「遠藤周作ワールド」を愉しむ講座 ― 遠藤番記者が語る「遠藤周作」の世界 ―

主催:文教大学地域連携センター文教大学越谷キャンパス(埼玉県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:048-974-8811(代)
開催日
5/8(月)~ 6/5(月)
講座回数
全5回
時間
10:40 ~ 12:10
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
6,500円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

遠藤周作といえば、第三十三回芥川賞受賞の純文学作家、パウロの洗礼名をもつカトリック作家としての顔、ユーモアたっぷりの作品で知られる狐狸庵センセイの顔、そして自らの壮絶な闘病体験から「心あたたかな病院」を提案した患者代表の顔があります。また、ご存命中に書けなかった『私のヨブ記』は、新作映画『沈黙・サイレンス』は……。主婦の友社の雑誌『主婦の友』『わたしの健康』で遠藤周作番記者を務め、晩年の遠藤周作をよく知る原山講師が、門外不出の珍エピソードもまじえて「遠藤周作ワールド」を語ります。

【講座日程】
1. 5/8 狐狸庵センセイの「おどけ」と「哀しみ」
● 音痴優先、素人劇団「樹座」のオーディション
● 歌劇『蝶々夫人』に劇中劇『椿姫』の抱腹絶倒
● 日本棋院を超える(?)「宇宙棋院」の野望とは
● 音痴コーラス「コールパパス」、指揮者の困惑
● 母の悲しみを癒そう! 狐狸庵「おどけと哀しみ」

2. 5/15 「病い」とともにあった、73年間の人生
● 肋骨七本、片肺切除、三度にわたる結核の手術
● お手伝いさんの発ガン、死去に衝撃を受ける
● 讀賣新聞に書いた「患者からのささやかな願い」
● 傾聴ボランティア模索、河合隼雄のアドバイス
● 東大病院の「入院案内」文言改訂、遠藤マジック

3. 5/22 最愛の「母」の面影、同伴者であった「妻」
● 両親の不仲、離婚。母が受洗した翌年、10歳で洗礼
● 終生「許せない」父の世話になる、葛藤の日々
● 劣等生の弟・周作が慕った、秀才の兄・正介の急死
● 慶應仏文の後輩、岡田順子との結婚。龍之介の誕生
● 病床には、永遠の同伴者「妻」のまなざしがあった

4. 5/29『沈黙』と『深い河・ディープリバー』を読む
● 踏み絵、あの人の声、『沈黙』のメタ・メッセージ
●「 だぶだぶの洋服」を「和服」に仕立て直す作業
●『 沈黙・サイレンス』はロドリゴ神父に注目しよう
● 仏教思想、ユング心理学、『深い河 ディープリバー』
● 河合隼雄が読み解く「玉ねぎは愛の働く塊」の意味

5. 6/5どうしても書きたかった『私のヨブ記』
● 旧約聖書にある奇跡の物語、『ヨブ記』のあらすじ
● 果たせなかった長編エッセイ「私の『ヨブ記』」
●「 立てない足が立つこと」だけが奇跡ではない
● パウロ遠藤周作の『奇跡の人』というミッション
● 35年目を迎えた「心あたたかな医療」、奇跡の物語

備考

※5名未満の場合は非開講になることがあります。

講師陣

名前 原山 建郎
肩書き
プロフィール 1946年生まれ。早稲田大学卒。主婦の友社入社後、『主婦の友』などの女性誌キャリアを積み、1980年より『わたしの健康』で健康・医学分野の取材を行う。1986~92年まで同誌編集長。その後、同社取締役を経て、2003年よりフリー。健康ジャーナリストとして本格的な執筆・講演活動に入る。著書に『からだのメッセージを聴く』(集英社文庫)、『身心やわらか健康法』(光文社)、『あきらめない!もうひとつの治療法』(厚生科学研究所)など。専門はコミュニケーション論。元文教大学非常勤講師。西野流呼吸法塾生。遠藤ボランティアグループ代表。武蔵野大学仏教文化研究所非常勤研究員。日本東方医学会学術委員。
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