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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-14 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:S11260F

ヨーロッパに伝わった平家物語を読む

主催:文教大学地域連携センター文教大学湘南キャンパス(神奈川県)]
問合せ先:地域連携センター TEL:048-974-8811(代)
開催日
9/15(木)~11/17(木)
講座回数
全5回
時間
15:10~16:40
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
7,900円
定員
35
その他
(テキスト代別途)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

国語研究者として日本語の歴史を追いかけている中で、さまざまな資料を読みます。中でも、日本が初めてヨーロッパ人や文化・文物に出会った1500年代後半~1610年頃までにキリシタンによって生み出された資料は、キリシタン資料として、研究者のみならず芥川龍之介・北原白秋・木下杢太郎など文学者たちの心を強く惹いてきました。今回、キリシタン資料のうちから文学性も極めて高く、かつ、ヨーロッパにも伝わった『天草版平家物語』の著名な段を読んでいきます。日本イエズス会が天草でローマ字により活字印刷した『天草版平家物語』は、そのままでは 読みにくいので、テキストにすでに日本文字に置きかえられたものを使います。読んでいくと、元の『平家物語』が当時の標準語(京都ことば)に口語訳されていることに驚くことでしょう。実は、『天草版平家物語』は、来日したヨーロッパ人の日本語教科書と日本史の教科書でもあったのです!さて、このような画期的な教科書を著した不干ハビアンという日本人修道士についても、新たな知見を獲得しましょう。

【講座日程】
1. 9/15 祇王・祇女・仏御前の段を読む
2. 9/29 木曽義仲・巴御前・兼平の段を読む
3. 10/13 平通盛・小宰相の段を読む
4. 10/27 滝口・横笛の段を読む
5. 11/17 大原御幸の段を読む/口訳者不干ハビアンの真意とは

備考

『天草版平家物語を読む 不干ハビアンの文学手腕と能』小林 千草著(東海大学出版部)(価格予定)3,240円(税込)
※テキストは生涯学習センターで一括注文します。テキストの注文希望について、入力フォームの【ご質問など】の欄に★必ず★「テキスト希望」または「テキスト不要」のどちらかを明記してください。講座初日に厚生棟1階学内購買部にてご購入ください。
※4名未満の場合は非開講になることがあります。

講師陣

名前 小林 千草
肩書き 文教大学非常勤講師
プロフィール 元東海大学文学部教授。博士(文学)東北大学。1985年に佐伯国語学賞を、2002年に新村出賞を受賞。主な著書:『ことばの歴史学─源氏物語から現代若者ことばまで』(丸善ライブラリー)、『女ことばはどこへ消えたか?』(光文社新書)、『「明暗」夫婦の言語力学』(東海教育研究所)、『伊達政宗、最期の日々』(講談社新書)など。作家千 草子(せん・そうこ)としても、『寺田屋異聞 有馬新七、富士に立つ』『ハビアン』三部作、『南蛮屏風の女と岩佐又兵衛』『翠子(すいこ)清原宣賢の妻』『室町を歩いた女たち』など活躍中。なお、能・狂言および、歴史・文化史に関する著作や講演も多い。
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