大学公開講座のセカンドアカデミー

日本統治下の朝鮮に生まれて日本帝国のキャリア官僚にまで上り詰めた朝鮮人エリートの生涯の物語です。1907年生まれのバウトクこと任文桓（イム・ムナン）が物心ついたときは朝鮮はすでに日本の統治下にありました。日韓併合は1910年だったからです。事実は小説よりも奇なり。まことに奇想天外、冒険あり、恋あり、信じられない出会いあり、そしてこれまで知り得なかった数々の真実が語られます。

【講座日程】
1. 10/29 新付日本人誕生（第1章）
2. 11/5 帝国大学を目指して（第2・3章）
3. 11/12 日本帝国官僚そして敗戦（第4章）
4. 11/19 朝鮮戦争から韓国官僚へ（第5章）
5. 11/26 生涯を振り返って（まとめ）

テキスト：『日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想』任文桓（イム・ムナン）著（ちくま文庫）（価格予定）1,400円＋税
※テキストは生涯学習センターで一括注文します。テキストの注文希望について、入力フォームの【ご質問など】の欄に★必ず★「テキスト希望」または「テキスト不要」のどちらかを明記してください。テキスト入荷後ハガキでご連絡いたしますので、講座初日に学内購買部にてご購入ください。

※4名未満の場合は非開講になることがあります。

名前	若林 一平
肩書き	－
プロフィール	1941年北海道札幌の生まれ。高校まで札幌で育ちました。以後は東京生活です。しかし今でも北国の空気が好きです。ユーラシアの旅が多いです。大陸の空気がお気に入りです。最初、キムチは全然食べられませんでした。ところが、現地の味を知るようになってからすっかりキムチファンになってしまいました。関心は情報から文化・社会へと広がっています。日本国際文化学会設立発起人・元会長・現在は顧問。元文教大学国際学部長。現在は文教大学名誉教授、埼玉県飯能市在住。