大学公開講座のセカンドアカデミー

前回の鎌倉幕府成立前史に引続き、本論として鎌倉幕府成立史を述べる。治承・寿永の乱＝源平の争乱は、東北から九州まで展開された鎌倉幕府成立のための歴史的な大ドラマである。そして、このドラマの主役は坂東武者、とりわけ相模国の「もののふ」たちは、その主役中の主役である。今回はかれらの行動と果たした役割を光と影の両面から『吾妻鏡』と同時代史料である公家の日記『玉葉』などを利用して述べる。

【講座日程】
1. 6/5 源頼朝に結集する中村党と三浦党、分裂する鎌倉党
2. 6/12 西国戦線における頼朝の戦術と戦略と相模国の「もののふ」の活躍　その１
3. 6/19 同上　その２
4. 6/26 内乱の終息とその後の「もののふ」の姿―その光と影―

※4名未満の場合は非開講になることがあります。

名前	鳥養 直樹
肩書き	元文教大学国際学部非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院修士課程修了後、神奈川県史編纂室・県立高校教諭・文教大学非常勤講師を経ながら、日本古代国家論、相模国古代史研究や県内自治体史の編纂に取り組む。現在、寒川町史編集委員・日本歴史学協会会員・神奈川地域史研究会会員。