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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-06-29 / その他教養:心理 / 学内講座コード:A12

第34回 国際理解土曜セミナー「日本は何をすべきか」―国際社会における日本の役割と貢献―

主催:文京学院大学 生涯学習センター文京学院大学 本郷キャンパス(東京都)]
問合せ先:生涯学習センター TEL:03-5684-4816
開催日
6月1・8・22・29日(土)
講座回数
4回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
80
その他
★入会金不要(生涯学習センターの入会金は必要ありませんが、会員とはなりません。)
★在学生・卒業生割引対象外
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

昨今の激変する国際社会の中で、私たちはどのように考え、行動すべきか。世界の動きを広い視野から捉え、多様な考えに触れて初めて、日本のとるべき方向を読み解くことが出来ます。本講座では、大使経験者や国際問題研究者らを講師にむかえ、「世界の今、日本の役割と貢献」をリアルタイムで考えます。

※共催:一般財団法人 外務精励会
 後援:文京区

●6月1日(講師:吉川 元偉)国連における日本の三大課題

私は、1993-95年、外務省で国連政策課長をつとめた。
その間日本が国連で直面した主要課題は次の通りである。
・国連平和維持活動PKOへの日本の参加
・国連安保理事会改革と日本の常任理事国入り
・北朝鮮による核開発の阻止
その後20年経って、2013年、国連大使・常駐代表としてNYに赴任したが、日本にとっての三大課題は、変わっておらず、むしろ20年前以上に解決が難しくなっていた。これら三大課題について、裏話も含めて経緯と問題点をお話しし、解決の方策を論じたい。

●6月8日(講師:松富 重夫)日本と欧州の関係展望―東欧、特にポーランドからの視点

明治維新、日露戦争、第一次世界大戦をめぐる日本と欧州のか
かわりを分析・紹介しながら、何故現在日欧でなく日米同盟が
日本外交の基軸となったのかを概観。更に、現代のEUによる歴
史的実験のなり行きを展望しつつ、問題点を探る。
・日欧(含ポーランド)関係の歴史的回顧
・EUの現状と課題
・日・EU、日ポーランド関係

●6月22日(講師:草野 千秋)グローバル社会と日本の役割―世代間役割と働き方の継承・変化

世界各国でグローバル化やIT化は進んでいますが、中でもアジア諸国は日本をもしのぐ勢いです。このような時代こそ、日本的な働き方や日本人が世界に誇る「人を思いやる思考」が大切です。日本はこの特性をどのように継承し、グローバル社会でどのような役割を果たし、貢献できるのかを考えていきます。
・グローバル化による社会と思考の変化
・働き方と世代間役割の変遷
・継承すべきもの、変えるべきもの
・日本に期待される役割と貢献

●6月29日(講師:岩渕 美智子)世界で活躍する日本のNGO―高まる日本の国際NGOの存在

世界の貧困、難民、地球温暖化、平和構築、女性や子どもの人
権、その他の課題に取り組む日本のNGOの存在が大きくなっています。実際の活動を紹介しながら課題や展望について考察していきます。
・貧困・難民問題に取り組むNGO
・平和構築・人権問題に取り組むNGO
・国際社会における日本のNGOの評価

講師陣

名前 吉川 元偉
肩書き 国際基督教大学ICU特別招聘教授、前国連特命全権大使
プロフィール 1951年奈良県生まれ。1974年ICU卒業とともに外務省入省。経済局国際機関二課長、総合外交政策局国連政策課長、経済協力局審議官、中東アフリカ局長、スペイン大使、アフガニスタン・パキスタン担当大使、在パリOECD代表部大使、在NY国連代表部大使などを歴任ののち2016年退官。2017年より現職。
名前 松富 重夫
肩書き 公益財団法人 国際研修協力機構 常務理事
プロフィール 1955年兵庫県生まれ。1978年東京大学法学部卒業とともに外務省入省。駐米日本国大使館経済担当一等書記官、南東アジア第一課長、OECD代表部公使、総括審議官、中東アフリカ局長、国際情報統括官、イスラエル大使、ポーランド共和国大使などを歴任ののち2018年退官。
名前 草野 千秋
肩書き 文京学院大学経営学部准教授
プロフィール 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了 京都大学博士(経済学)。京都大学GCOE研究員、関西外国語大学を経て現職。
名前 岩渕 美智子
肩書き 首都大学東京(OU)講師
プロフィール ジョージタウン大学国際関係学部大学院卒、ブルッキングス研究所客員研究員、東洋大学法学部助教授、宮城県環境生活部次長、東北福祉大学客員教授等を経て現職。
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