大学公開講座のセカンドアカデミー

落語は江戸の人々にとって、いわゆる耳学問として、人の道を知ったり、人情の機微を実感する格好の芸能でした。今回は、江戸の商人（あきんど）をテーマにした名作落語を味わいながら、江戸の人情や江戸しぐさについて考えてみたいと思います。落ちこぼれも出てきますし、親が涙ぐましいほど子どもを一人前にしようと気を配る話も出てきます。八さんや熊さんも彩りに欠かせません。とらえようによっては落語を楽しみながら、江戸時代の社会や人々の暮らしの一端にも触れることができるはずです。

●天災
●薮入り
●寝床
●厩火事
●火事息子
●明烏

名前	桐山 勝
肩書き	NPO法人江戸しぐさ副理事長
プロフィール	1944年生まれ。早稲田大学卒。日経ロサンゼルス特派員、テレビ大阪取締役報道局長、日経CNBC社長。日本記者クラブ会員、ドラッカー学会会員。