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トップ > 遊学のガイド > 体験レポートNo.005 カナダの「環境」講座 首都大学東京オープンユニバーシティ


遊学モニターレポート

カナダの「環境」講座 首都大学東京オープンユニバーシティ

セカンドアカデミーを通じて講座を受講なさった方々に、実際の講座の様子をご紹介いただく、『遊学モニターレポート』、 第5回目の今回は首都大学東京オープンユニバーシティ『カナダの「環境」』を受講なさったK.Yさん(20代、男性)のレポートです。

受講のきっかけ「どんな講座なんだろうか?」
レポート写真01 私は、地球温暖化防止京都会議後に京都の大学で学んでいたこともあり、京都議定書批准国の動向には関心がありました。そんな中で首都大学東京で受講した のは、カナダの「環境」という講座でした。
とは言いながらも、セカンドアカデミーでこの講座を見付けた時に、『カナダ?、環境?』という感じで、最初は「どんなことを学べるのかなぁ」という興味だけがありました。結局、このタイトルに惹かれて受講することにしました。

キャンパス南大沢での受講もメリットがありました。
首都大学東京の公開講座は、飯田橋と南大沢で受講することができますが、今回は南大沢のキャンパスでした。
以前に飯田橋のキャンパスで講座を受講したこともありますが、こちらは都市型のキャンパスで立地も含めて非常に便利なところです。
この講座は南大沢のキャンパスでしたので、新宿経由で1時間ちょっとかけて通いました。都心部からは少し遠いような気もしますが、京王線沿線に住む方も多いので、そういう方には便利かもしれませんね。

さて、この南大沢駅にはほとんど行くことはないのですが、降りてみて非常に嬉しいスポットを発見しました。有名なスポットですが、アウトレットモールのラ・フェット多摩南大沢です。当然、好きなショップのアウトレット品を探して帰りました(笑)。
聞くところによると、首都大学東京の学生には割引があるらしいですが、公開講座受講生にも割引制度があれば良いのにと思いました。
ニュースでは知る事ができないトピックス
レポート写真02この講座は、日本カナダ学会との連携講座ということで、担当の佐藤先生がコーディネートをしながら、各専門の先生が講義をするというスタイルでした。

専修大学の高木康一先生による講座(2回目/全4回)は、政治の視点からみたカナダの政治でした。先生は、「学会でも、通常の授業でもないので、皆さんと話しながら授業を進めていきたいと思います」と話され、実際に授業中も何人かの受講生が質問をしながら講義が進んでいきました。

この講義でまず驚いたのが、環境に優しいというイメージがあるカナダが、京都議定書批准後の温室効果ガス削減がうまくいっていないということです。カナダと同じ6%の削減目標を持つ日本がうまくいっていないことは当然知っていますが、カナダは90年と比較して削減どころか約20%増えているということには驚きです。その主な原因は移民の増加なんだそうです(人口2500万人→3200万人)。

また、カナダでの環境政策を考える際に重要なポイントは、「政権交代」と「アルバータ州」ということも知りました。カナダは先進国といっても、カナダのニュースに触れることはありませんので、この講義で知ることができたのは、ほとんど新しい情報です。もともと環境に興味を持ってこの講義に参加するこになりましたが、環境といっても自然科学、化学、経済、法律、政治などなど学習範囲はとても広いです。この講義では、カナダという国を対象に様々な視点で環境について学ぶことができましたので、非常に良い機会だったと思います。
カナダにおける政治と環境
・政権交代 京都議定書に批准した1997年と政権が自由党→保守党に代わっており、環境に対する考え方が違う
・アルバータ州 天然資源が豊富で世界最大のオイルサンド(重質油を含む砂)の産地としても有名であり、経済と環境を考える際に重要な地域
・国民 国民一人一人は、比較的環境意識が高く、政府の動向をチェックしている
公開講座を終えて
大学を卒業してからも、インターネットや書籍、雑誌、新聞やテレビなどで環境について学習できる機会はありますが、わざわざキャンパスまで足を運んで大学公開講座を受講する意味はたくさんあります。

レポート写真03 【大学公開講座のメリット】
  • テーマにおける最新の情報を知ることができる
  • ニュースでは取り上げられないテーマを 題材としている
  • 専門分野に触れることができる
  • 次の学習テーマを発見することができる

特に、ニュースでは取り上げられないようなテーマを題材として学習できる点が非常に良いと思います。新聞やテレビで日本の温室効果ガス対策について知る機会はあっても、カナダの温室効果ガス対策について報道されることはありません。しかも、それが最新のテーマですので、発見もより大きいです。ただ、受講者が予想よりも少なかったのが残念です。テーマは非常に面白いので、もう少し多くの方の中でワイワイ学習したいとも思いました。
講座のご紹介
今回ご紹介するのは、この講座と同じような環境関係の講座です。


この機会に皆様もぜひご参加ください。K.Yさん、ご協力ありがとうございました。

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